• 2018/03/13
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  • ドイツ
  • 留学準備

ドイツ留学!費用を抑えてドイツ語を学ぶ方法

海外で語学を学ぶためには何かと費用がかかるものです。授業料はもちろんのこと、家賃、食費、飛行機代、携帯代などいろいろと考えるとキリがありません。せっかくのドイツ留学、どうせなら安くかつ効率よく学習したいものですよね。

そこで、なるべく費用をかけずにドイツ語を学ぶ方法を滞在期間によるビザタイプの違い、語学学校選びのポイント、節約ポイントなどを絡めてご紹介いたします。

滞在期間によるビザタイプの違い

滞在期間によるビザタイプの違い

ドイツで語学を学ぶ場合、ビザが必要になる場合がほとんどです。しかし、シェンゲン協定によって滞在期間が90日までであればビザなしで滞在できるため、短期で語学を学びたい方はこちら方法を選ぶのがよいかと思います。こうすることで、ビザ申請にかかる費用を抑えることができます。

それより長い滞在となると、ワーキングホリデービザ、語学学生ビザ、大学準備ビザ、大学生ビザのいずれかを取得しなければなりません。滞在の期間と目的によってビザが異なるので、自分にとってどのビザが適切なのかをはじめにチェックしてください。

語学学校選びのポイントとおすすめの学校

語学学校選びのポイントとおすすめの学校

ドイツは移民政策に力を入れていることもあり、留学生が非常に多いのが特徴です。そのため大都市の語学学校の数は非常に多く、何を基準にして選べばよいか悩みどころです。

そんな時、基準にすればよい項目の一つが費用です。実際に、多くの方がなるべく授業料が安く済む学校を選ばれる傾向にあります。しかし、格安の学校を選ぶ際には注意すべきポイントがあります。それは、1クラスの生徒数が多かったり、講師の力量でクラスの満足度が左右される学校は避けることです。クラスの大きさや講師の質をあらかじめホームページでチェックしたり、直接学校へ足を運んでみることが、学校選びの際に大切になってきます。


この点を踏まえ、おすすめの学校を2つご紹介いたします。


【Volkshochschule(フォルクスホッホシューレ)】

こちらは公立の学校であり、ヨガやダンス、会計学などといった数あるコースのうちの1つとしてドイツ語コースを開講しています。ドイツ語コースの授業料は、1か月あたりおよそ200ユーロです。国内のいたるところにキャンパスがありますが、多くの校舎がアクセスの良い立地となっています。キャンパスによって授業開校の日数や時間帯は違いますが、ほとんどの学校で週5日/1日3時間という時間割となっています。また、上記で述べたようにドイツ語以外のコースも開講されているので、現地の人とのつながりを作れることができます。こちらの学校のデメリットは、非常に人気が高いために常に定員数がいっぱいであるということです。そのため、こちらの学校に決める場合はなるべく早めに申し込みをする必要があります。また、学生ビザが認められないため、3か月以下の短期で学習したい方やワーキングホリデービザで渡航される方におすすめです。

【Die deutSCHule(ドイチュシューレ)】

私立の語学学校は授業料が高めに設定されているところがほとんどですが、そのような中でも低価格を謳った学校はあります。こちらの学校は3時間15分/週5日のコースが1か月200ユーロ弱で受講できるので、非常に人気があります。また、語学学生ビザ/大学準備ビザが認められています。講師陣の質も高いと定評があり、生徒の国籍もさまざまで刺激的です。さらに、授業は基本的にドイツ語で行われ、文法と会話練習の両方に力を入れているため、バランス良く学習することができます。本格的にドイツ語を学習したい方にとって非常に良い学校と言えるでしょう。

以上、おすすめの学校をご紹介いたしました。上記の2校は1日3時間程度で週に5日のインテンシヴコースが開講されている学校になります。一方、週に2~3日の夜間コースを提供している学校もあります。授業料が比較的安くなるほか、日中に仕事をしながら学校に通うことができるので、生活費を稼ぎつつ語学を学ぶことができます。このような学校は、集中的に学習できるインテンシブコースに比べ授業のペースが遅いという欠点があるため、ご自身の学習目的に沿って学校選びをするとよいでしょう。

留学費を節約するポイント

留学費を節約するポイント

大きく節約を図れるとすれば、やはり注目すべきは生活費です。ドイツは比較的に物価が安く、自炊をするなど外食を控えれば食費は安く抑えられます。外食に関しては、チップ等も含めて最低でも20~30ユーロはかかってしまうことを想定しておきましょう。それでも時には学校の友達と食事に出かけたりすることもあるので、1か月150ユーロ~を食費として考えれば十分かと思われます。

家賃に関しては、1人暮らしをしようとするとやはり高くついてしまいますが、WG(ヴェーゲー)と呼ばれるフラットシェアタイプの部屋を借りると比較的安く抑えられます。場所や部屋の大きさによってまちまちですが、ほとんどのWGでは光熱費やインターネット代も含め300~400ユーロの範囲に収まります。

ドイツに滞在する際の保険料ですが、就労をしない場合には旅行用の保険に入ることで安く抑えられます。ドイツは保険や税金が非常に高いという話をよく聞きますが、【Care Concept】という会社の保険に加入することで1か月50ドル程度で済ませることも可能です。(女性の場合は妊娠保険に加入することが前提です。)

銀行口座の開設もドイツでの長期滞在には必要となってきます。しかし、ドイツ大手の銀行で口座を開設しようとすると会員費がかかることが多く、開設を断られることもあります。そこで、オンライン銀行と呼ばれるインターネット上の銀行を選ぶのがおすすめです。比較的口座開設が簡単で、会員費を取られることは基本的にありません。例として【N26】と呼ばれるオンライン銀行は、サービスの質と英語でのサポートという点で人気であり、会費もありません。

その他の諸費用として、通信費や交通費も考えなくてはなりません。まず、携帯代は現地の格安プリペイドSIMカードを購入すれば1か月20ユーロ程度に抑えられます。交通費も時と状況に応じて適切なパスを購入すれば安く抑えることも十分可能です。例えば、回数券を購入するよりは月間パスを購入する方が安くすみます。また、年間パスを購入した場合はそのうちの3か月分が無料になり、月々で換算すると60ユーロ程度で済みます。さらに、乗車の時間帯によっては通常の料金より安くなることがあります。

最後に、現地でアルバイトをして生活費を稼ぐという方法もあります。ここで注意すべきは、ビザタイプによって就労が認められているものとそうでないものがあることです。語学学生ビザに関しては、就労は認められていません。一方、ワーキングホリデーには就労の制約がなく、その他の学生ビザでは週に20時間までの就労が認められているので、時間に余裕のある範囲でアルバイトをすることができます。

1か月、半年、1年でかかる費用

1か月、半年、1年でかかる費用

上記で述べたことを踏まえ、期間別に必要な費用をまとめてみました。
(2018年3月現在 1ユーロ=130円換算)

《1ヶ月の内訳》
・家賃:300~400ユーロ(39,000~52,000円)
・授業料:200ユーロ~(26,000円~)
・生活費(携帯代、交通費etc):100ユーロ~(1,300円~)
・保険料:50ユーロ~(6,500円~)
・食費:150ユーロ~(19,500円~)
・飛行機代(往復):1000ユーロ~(130,000円~)
1ヶ月合計:1,800ユーロ〜(234,000円~)

《半年の内訳》
・家賃:1800ユーロ〜(234,000円~)
・授業料:1200ユーロ~(156,000円~)
・生活費(携帯代、交通費etc):600ユーロ~(78,000円~)
・保険料:300ユーロ~(39,000円方~)
・食費:900ユーロ~(117,000円~)
・飛行機代(往復):1000ユーロ~(130,000円~)
半年合計:5,800ユーロ~(754,000円~)

《1年合計》
・家賃:3600ユーロ〜(468,000円~)
・授業料:2400ユーロ~(312,000円~)
・生活費(携帯代、交通費etc):1200ユーロ~(156,000円~)
・保険料:600ユーロ~(78,000円~)
・食費:1800ユーロ~(234,000円~)
・飛行機代(往復):1000ユーロ~(130,000円~)
1年合計:10,600ユーロ~(1,378,000円~)

まとめ

ドイツ留学をいかに安く、かつ充実させられるかは、学校の選び方と普段の生活費を抑える工夫にかかっています。学校に関しては、詳しくリサーチしてみると安くて質の高いサービスを提供しているところが見つけられますので、しっかり調べて自分にぴったりの学校を選んでください。生活費に関しても、ご紹介したポイントを押さえていただければ上手に節約できると思います。今回ご紹介した内容が、皆さまのドイツ留学のお役に立てれば幸いです。

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このコラムの著者

kkykm

カナダ、オーストラリアと海外生活を体験し、現在はドイツ・ベルリンにて就労中。みなさまのためになるような情報を提供させていただきます! この著者の投稿一覧 >>

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