- 2018/04/18
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- ポルトガル
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ポルトから行けるプチ旅行
ポルトの周りには、日帰りで行ける素敵な街がたくさんあります。今回は、ぷらっと気軽に行ける、テーマで選ぶ日帰り旅コースの提案です!
目次
①フォトジェニックなかわいい町に浸りたい 【アヴェイロ・コスタノヴァ】
ポルトから鉄道で南に1時間ほどの所に位置する町、アヴェイロ。町中に流れる
運河と、そこを漂う小舟の景観から、「ポルトガルのヴェニス」とも呼ばれています。青い運河とビビッドな色合いの船、カラフルなアズレージョに彩られた小さな家々のコントラストはどこを切り取っても絵になるかわいさ。女性は特に、惚れてしまう街ではないでしょうか。
アヴェイロと一緒に回りたいのが、アヴェイロ駅前からバスで35分ほどの海寄りの町、コスタノヴァです。大西洋と入り江に囲まれた、細く小さな町ですが、ポルトガルの紹介でこの街のカラフルなストライプ柄の家々の写真を目にすることも増えました。縦縞模様・三角屋根の家々が並ぶ光景はおもちゃの世界に迷い込んだかのような気分になります。入り江とは逆側に、家々の間を進むとすぐに大西洋が現れます。時間に余裕があれば海沿いの遊歩道散策もおすすめです。
☆ポルトからアヴェイロまで
鉄道>Comboio Urbano / Aveiro線
ポルトSão Bento駅から終点Aveiro駅まで1時間ほど(€3.50)
☆アヴェイロからコスタノヴァまで
バス>Aveiro駅前から終点Costa Novaまで35分ほど(往復€3.65)
※アヴェイロ旧市街地も経由します。復路、バスが満席になり発車時刻を待たずして目の前で
発車、次の便まで待つことになりました。観光客が多い割に交通の足が限られているので、オンシーズンは特に早めに行って並ぶことをお勧めします。
②ポルトガルの歴史、伝統の重みに浸りたい 【ブラガ、ギマランイス】
アヴェイロとは逆の、北寄りに1時間ほど行った所にあるのがブラガとギマランイス。どちらとも、重厚感ある教会や、城壁の存在感がひしひしと伝わる、歴史を感じる町です。
「祈りの町」と呼ばれるブラガは、多くの教会が点在する宗教都市。統一感のある落ち着いた色合いの旧市街地は厳かな空気感に満たされています。この町でのお勧めはフリーツアーへの参加(チップベース)。3時間近くかけて、町中の歴史的な建物を丁寧に説明してくれます。
※Minho free walking tour情報:https://www.freetour.com/company/438
そして、ブラガの南東にあるのが「ポルトガル発祥の地」とも言われるギマランイス。ポルトガル初代国王生誕の町であることから、こう呼ばれています。その初代国王アフォンソ1世の生まれたギマランイス城から見下ろす旧市街とその奥に広がる田園風景は、中世の時とほとんど変わらないのかも…と大昔のポルトガルに思いを馳せられる一時。旧市街のカフェやレストラン、お土産屋さんは、あまり主張をせず通りにひっそりとしていて、昔ながらの雰囲気を大切にしている所も、ポルトガルが生まれた場所という人々の誇りが伝わる町です。
☆ポルトからブラガまで
鉄道>Comboio Urbano / Braga線
ポルトSão Bento駅から終点Braga駅まで1時間10分ほど(€3.20)
☆ブラガからギマランイスまで
鉄道>Comboio Urbano / Braga線・Guimarães線
Braga駅からLousado駅で乗り換え、終点Guimarães駅まで1時間15分〜2時間ほど(€3.50)
※バスでも行けます(50分ほど)
☆ギマランイスからポルトまで
鉄道>Comboio Urbano / Guimarães線
Guimarães駅から終点ポルトSão Bento駅まで1時間10分ほど(€3.20)
③ポートワインで有名なドウロ地区の雰囲気に浸りたい 【レグア】
ポルトの町に欠かせないドウロ川。この川をスペインに向かって上流まで辿っていくと、ポルトとはまた違った素敵な町が点在しています。特に私が好きなのが、レグアという町。
レグアまでは、ポルトを出発する鉄道で2時間ほど。他の都市よりも時間はかかりますが、ドウロ川に沿って、渓谷の合間を走る車窓からの景色は時間を忘れるくらいの美しさです。レグアは多くのワイナリーが所有する、ぶどうの段々畑の麓にある小さな町です。徒歩圏内にあるドウロ博物館は、ポルトやヴィラノヴァデガイアにも無い豊富な展示が楽しめるワインの博物館です。街中も、ワイン造りを描いたアズレージョも見られます。
レグアの近くにはラメゴ、ヴィラレアルといった魅力的な町があるものの、移動手段であるバスの便数がかなり限られています。乗り継ぎしやすい旅程あるいは一泊するのであれば、ぜひ足を伸ばしてもらいたい街です。
☆ポルトからレグアまで
鉄道>Comboio InterRegional / Douro線
ポルトCampanhã駅からRéguaまで2時間ほど(€9.75)
☆レグアからラメゴまたはヴィラレアルまで
バス>City express社またはRede expressos社
15分〜30分ほど(€6)
④大きな港町と川沿いの小さな街で水の気配に浸りたい 【ヴィアナドカステロ、ポンテデリマ】
ポルトからブラガを超えてさらに北へ、スペインとの国境近くの港町が、ヴィアナドカステロです。リマ川の河口から、大西洋が広がる景観を一望できるのがサンタルジアの丘。麓から頂上まで、ケーブルカーで移動することもできますが(往復€3)、体力に自信があったら是非歩いて登ってみてください。木々に囲まれた道を登りきって、一気に眼下に大西洋が見えた時は疲れが一気に吹き飛ぶはず!まだ体力が残っていたら、丘の上に建つサンタルジア教会の中の階段をまたさらに登るとより高みからの絶景に出会えます。時間次第では、大西洋に沈む夕日を眺めることも出来るでしょう。
ヴィアナドカステロからリマ川を上流に移動すると、ポンテデリマという小さなかわいい町があります。こぢんまりとした町ながら、そこに流れるリマ川と、ローマ時代に建てられたというリマ橋の存在感は圧倒的。この地方の名産品、ヴィーニョヴェルデ(緑ワイン)を飲みながら川を眺めるだけで贅沢な気分になれます。
☆ポルトからヴィアナドカステロまで
鉄道>Comboio InterRegional / Minho線
ポルトCampanhã駅からViana do Castelo駅まで1時間20分ほど(€7.95)
※スペイン鉄道会社のRenfeを利用するともう少し早く、往復で買うと安い場合があります
☆ヴィアナドカステロからポンテデリマまで
バス>Minho社 Viana do Castelo駅前から終点Ponte de Limaまで50分ほど(€2.90)
⑤海沿いをひたすら歩きたい。穴場スポットに行きたい。 【ミラマル、アフラーダ】
ポルトの対岸ヴィラノヴァデガイアから更に南へ。「ミラマル」という駅で降りて、海に向かって歩くと「Capela do Senhor da Pedra」という、海辺に建つ礼拝堂があります。波に打たれて飛沫のあがる様子は圧巻。波のタイミングを見計らって海を渡り、礼拝堂の中へも入れます。海沿いの遊歩道を北に向かってひたすら、2時間ほど歩くとドウロ川に突き当たります(川の向こう岸はポルトです)。途中、海辺のカフェやスーパーがあるので休憩しながらの散歩がおすすめ。
ドウロ川に入ったところにある街が「アフラーダ」という漁師町です。アズレージョの鮮やかな家が並ぶ可愛らしい町並みや、昔ながらの洗濯場や洗濯干し、漁船の集まる漁場の雰囲気は、ポルトの町がすぐ目の前にあるにもかかわらず、ちょっとした穴場に来た気分になれます。ここではぜひ新鮮な魚介料理を味わってみてください!
☆ポルトからミラマルまで
鉄道>Comboio Urbano / Aveiro線
ポルトSão Bento駅からMiramar駅まで30分ほど(€1.45)
☆アフラーダからポルトまで
船>Travessia do Rio Douroで対岸ポルトのArrábida橋のたもと付近まで1時間に一本(€1.5)
※夏季9:00〜22:00・冬季9:00〜18:00
⑥まとめ
ポルトガルは日本の国土の四分の一ほどの国ですが、町によって町並み、印象ががらっと変わります。今回紹介したのはポルトから2時間以内で行ける町ですが、まだまだ、南部やスペインとの国境寄りの内陸部にも魅力的な町、スポットはたくさんあります!それぞれの町に有名な料理やワイン、お菓子があるのでそれを目的に、次の旅先を決めるのも楽しいですね。
【おすすめサイト】
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このコラムの著者
vinumarche
ポルトガルはポルトにて、ワーキングホリデー中。ポルトガル留学、ワーホリを考えている方に参考にしてもらえるような情報を発信していきたいと思います。予定をしていない方にも、一人でも多くの方にポルトガルに関心をもってもらえたらなによりです。【ポルトガル愛のぎゅっと詰まったフォトアルバムも、のんびり作ってます☞https://vinumarche.tumblr.com】 この著者の投稿一覧 >>
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