- 2018/03/29
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アイルランド留学の費用はおいくら? 留学経験者が徹底解説!
イギリスの隣に位置し、英語を母国語とするアイルランド。近年はインターネットなどで情報が増えているものの、留学先として有名なイギリスなどと比べると日本人留学生が少なく、知られざる国です。しかし豊かな自然とフレンドリーなアイルランド人(通称アイリッシュ)が魅力的で、留学先として注目を集め始めています。さらに、ヨーロッパ諸国と比較すると留学費用が抑えられるという点でも注目されています。
こちらのコラムでは、そんなアイルランドでの語学留学は実際にどれくらい費用がかかるのかを、アイルランドでの平均的な留学費用と節約方法を紹介しながら徹底解説します!留学先を検討している方、アイルランドへ行きたいけれど具体的なイメージがわかない方は、是非参考にしてみてください!
※今回は、首都ダブリンでの生活費を基準にご紹介します
1ユーロ=130円(2018年3月現在)
目次
語学学校の費用
ダブリンには数多くの語学学校があります。記下の料金は一般英語コースの例で、45分の授業が1日5時間の場合の平均的な授業料です。各学校には様々なコースがあるので、自分にあった内容と予算の学校が見つけられるでしょう。また、長期間通うほど授業料は割り引かれる傾向にありますのでお得です。
1ヶ月 | 1200ユーロ(約16万円) |
3ヶ月 | 3300ユーロ (約43万円) |
半年 | 6000ユーロ(約78万円) |
1年 | 10000ユーロ (約130万円) |
アイルランドの語学学校の費用は、学校によって長く通うほど大きく異なります。まずは、興味のある学校をピックアップし、値段を比較してみましょう!
アイルランドの学校は、こちらからチェックできます。
Check
滞在にかかる費用(ホームステイ、寮、シェア)
留学の主な滞在方法は、アイリッシュの家族と住むホームステイ、学校が管理している寮、そしてウェブや紹介を通じて部屋を探すシェアの3パターンです。私は語学学校に通っていた5ヶ月間はホームステイを選択し、学校と提供しているアイリッシュの家に住んでいました。素敵なホストファミリーとルームシェアに恵まれ、充実した時間を過ごすことができました。
学校を卒業してからは、シェアハウスに住んでいましたが、アパートではなく、一軒家の一室、一人部屋を1ヶ月400ユーロ(約5万2000円)で借りていました。キッチン、2つのバスルームを4人で共有です。日本人は私のみだったので、シェアは自分次第で英語環境に置くことができます。このように、長期で滞在する場合は途中で滞在方法を変えると費用が節約できます。
滞在にかかる費用にですが、一般的には以下のようになります。
-ホームステイ
ホームステイは、ほとんどの場合が他の留学生とのルームシェアです。一人部屋を希望する場合は追加で料金が必要となります。
1ヶ月 | 700ユーロ(約9万円) |
3ヶ月 | 2200ユーロ (約28万円) |
半年 | 4300ユーロ(約56万円) |
1年 | 9600ユーロ (約125万円) |
-学校の寮
学校によって異なりますが、寮もルームシェアが一般的です。キッチンとバスルームはルームメイトや他の部屋のフラットメイトと共有です。多くの寮が、提供している学校の徒歩5分以内にあります。
1ヶ月 | 800ユーロ(約11万円) |
3ヶ月 | 2400ユーロ (約31万円) |
半年 | 4800ユーロ(約62万円) |
1年 | 8700ユーロ (約115万円) |
-シェア(一人部屋、共同バスルーム)
アパートや一軒家の一室を複数人数でシェアします。市内のほとんどがアパートになりますが、アパートの大きさやシェアをしている人数によって料金が異なります。また、一人部屋を選ぶかルームシェアを選ぶかでも料金は変わり、ルームシェアを選ぶと料金は安くなります。基本的にルームシェアは2人ですが、ダブリンは費用を安く抑えたい人のためにバックパッカー(ドミトリー)のような、一部屋に2段ベッドがいくつもおいてある部屋も数多くあります。
1ヶ月 | 400ユーロ(約5万円) |
3ヶ月 | 1200ユーロ(約16万円) |
半年 | 2400ユーロ(約31万円) |
1年 | 4800ユーロ(約63万円) |
<レント代以外でシェアに必要な費用>
♦消耗品(トイレットペーパー、洗剤など)
1ヶ月 | 15ユーロ(約2000円) |
3ヶ月 | 45ユーロ(約5800円) |
半年 | 90ユーロ(約12000円) |
1年 | 180ユーロ(約23000円) |
♦光熱費
1ヶ月 | 50ユーロ(約6700円) |
3ヶ月 | 150ユーロ(約20000円) |
半年 | 300ユーロ(約40000円) |
1年 | 600ユーロ(約63000円) |
食費
ダブリンでの外食は日本より比較的高くなります。
♦外食:
・昼は10~15ユーロ(約1600円)、夜は20~25ユーロ(約3000円)
・ビッグマックのセット 6.2ユーロ(約800円)
・フィッシュ&チップス 15ユーロ(約2000円)
しかし、TESCOのような大型スーパーでは野菜や果物、お肉などが安く手に入るので自炊をするのがおすすめです。
・卵1パック10個 2.5ユーロ(約330円)
・水1.5リットル 1.3ユーロ(約170円)
・5個入り ドーナツ 0.8ユーロ(約104円)
平日のお昼のみを外食にした場合(ホームステイしている人のスタイル) 、一日12ユーロ(ランチの値段の平均)×20日で計算できます。(ホームステイは土日3食提供されるところが一般的なため)
1ヶ月 | 240 ユーロ(約31000円) |
3ヶ月 | 720 ユーロ(約93000円) |
半年 | 1440ユーロ(約 180000円) |
1年 | 2900ユーロ(約370000円) |
3食すべてを全部自炊した場合(シェアで自炊を頑張る場合)は以下のようになります。
1ヶ月 | 190 ユーロ(約20000円) |
3ヶ月 | 570 ユーロ(約74000円) |
半年 | 1140ユーロ(約140000円) |
1年 | 2280ユーロ(約290000円) |
交際費
アイルランドといえばパブです!雨がよく降るこの国では、パブに行って美味しいビールを飲みながらわいわいお話をするのが娯楽になります。学校が終わった後、みんなでそのままパブに向うこともよくあり、本場のアイリッシュパブで現地の人と会話をする貴重な機会となります。
アイルランド発祥のギネスは概ね4ユーロ(約520円)です。市内であれば現地の人が集まる場所や曜日によっては全ドリンク1杯2.5ユーロ(330円)で飲めるお店もあります。一方、観光客が集まるTemple Barエリアはおしゃれな街並みが魅力的で毎日アイリッシュダンスやミュージックショーが行なわれていますが、このような場所は観光客価格となっているのでギネスが7ユーロ(900円)前後します。いろいろなお店に足を運んでお気に入りを見つけてみて下さい。
♦週に一度パブなどに出かけた場合の値段
1ヶ月 | 40 ユーロ(約5200円) |
3ヶ月 | 120 ユーロ(約15000円) |
半年 | 240ユーロ(約31000円) |
1年 | 480ユーロ(約62000円) |
航空券の費用
日本からアイルランドへアクセスする場合、直行便がないためロンドン、パリ、フランクフルト、アムステルダムなどの経由便になります。費用は東京⇔ダブリンが約10万~35万円(往復)です。6月~8月の夏の旅行シーズンは比較的高くなりますが、早めの購入であれば7万円代のチケットが見つかる時もあります。
また、アイルランドへの入国の際には航空券の提示が必要となります。留学する場合、学生ビザは往復券の提示が求められますが、それ以外のビザの場合は片道航空券のみでも入国は可能です。しかし現在、ヨーロッパは入国審査やビザに関して大変厳しくなっているため、片道航空券のみを提示した場合に入国を拒否される可能性があります。そのため、どのようなビザでの入国であっても、往復航空券の購入をおすすめします。
♦東京⇔ダブリン往復の値段
7、8月のハイシーズン | 15万~35万 |
2、3月のローシーズン | 7万~18万 |
ハイシーズン・ローシーズンは航空券だけでなく、学校の授業料や滞在先の費用にも影響します。留学Thank you!では希望に合わせて最適な留学期間をご提示することが可能ですので、詳しくはお問い合わせください!
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海外旅行保険の費用
出発前に日本で申請する場合の費用です。 料金プランや保険会社によって料金は変わってくるので、比較をして納得のいくものを選ぶといいと思います。相場は1ヶ月1万円程度となっています。
1ヶ月 | 1万円 |
3ヶ月 | 3万円 |
半年 | 8万円 |
1年 | 15万円 |
保険会社やプランをひとつひとつチェックしていくのは大変…。このようなときは、保険比較サイトを利用するのがおすすめです。
こちらはおすすめの保険比較サイトになりますので、是非ご利用ください!
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学生ビザの費用
観光ビザで入国後、移民局で学生ビザを申請します。申請料は300ユーロ(約4万円)です。滞在期間が3ヶ月以内はビザの申請は不要です。またアイルランドの学生ビザは就労が可能です。就労条件はアイルランド政府教育科学省公認の語学学校(ACELS校)にて、週15時間以上の受講を受けるフルタイムコースで25週間以上登録していることと、コース終了時にTIE、ケンブリッジ英検、またはIELTSを受験すること(TOEFLやTOEICは不可)になります。週20時間の就労が可能ですが、期間によっては40時間働く事もできます。
観光ビザのみで良い場合 | ビザ申請料なし |
学生ビザを取る場合 | 7万~18万申請料300ユーロ(約4万円) |
交通費
ダブリン市内で一番便利なのがバスで、イギリスと同様に2階建てのバスが一般的です。ルアス(路面電車)もありますが、ダブリンのバスは本数が大変多くどこへでも行けます。
交通費は1ゾーンで2ユーロ(約260円)かかりますが、Leap card(SUICAのようなICカード)を使用すると1ゾーン1.5ユーロ(約195円)の割引価格になります。また、Student leap cardという学割がきく定期券のようなカードの場合は5日で22.30ユーロ(約3000円)、30日で111.5ユーロ(約15000円)と、さらにお得になります。
※Student leap card(30日)を購入する場合
1ヶ月 | 111.5 ユーロ(約15000円) |
3ヶ月 | 334.5 ユーロ(約44000円) |
半年 | 669ユーロ(約87000円) |
1年 | 1338ユーロ(約17000円) |
通信費
アイルランドではプリペイド式が主流となっているます。おすすめは大手会社のVodafoneか、お手軽で留学生に人気3 Threeです。1ヶ月、20ユーロ(約2600円)で3Gが使用可能です。3Gは通話、テキスト、少量のネットは問題なく使用することができます。アイルランドはWIFI設備が非常に良く、語学学校やホームステイ先ではもちろんのこと、バスやカフェ、パブでも無料で使用することができます。ホームステイ先に送るメッセージや数分の通話であれば1ヶ月で3Gを使い切ってしまうことは滅多にないと思います。
※3Gを購入する場合
1ヶ月 | 20ユーロ(約2600円) |
3ヶ月 | 60ユーロ(約78000円) |
半年 | 120ユーロ(約15000円) |
1年 | 240ユーロ(約31000円) |
留学費用の合計
さて、ここまでアイルランド留学にかかる詳しい費用についてご紹介してきましたが、留学期間別の合計費用は以下のようになります。
♦語学学校、ホームステイ滞在(お昼を外食した場合)、交際費、交通費、通信費
1ヶ月 | 約31万円 |
3ヶ月 | 約93万円 |
半年 | 約190万円 |
1年 | 約377万円 |
その他の費用(航空券)
10万~35万
アイルランド留学の費用を節約する方法
費用を抑える方法はいくつかあります。
まず、語学学校の費用の抑え方ですが、事前によく調べ、できるだけ学費のかからない学校へ通う事がポイントです。コースや専門的な内容にこだわらず英語習得を主な目的とするのならば、語学学校はダブリンの中心地だけでなく郊外にもあります。現地到着後、学校探しをするのも良い方法です。実際に学校を見てみることで、粗悪な格安校を選んでしまうことを避けられます。また、キャンペーンを利用するのも一つの手です。学校によっては授業料や入学金の割引を行っているので、学校のホームページなどを調べてみましょう。留学エージェントを頼るもの良いでしょう。エージェントは学校の割引情報を多く持っているほか、エージェントを通すことで受けられるキャンペーンもあります。
滞在費・生活費の節約に関しては、学校の寮は比較的に値段が高く食費もかかるため、シティにあるシェアハウスに住み、自炊を心掛けましょう。それにより、交通費や食費をかけることなく過ごすことができます。上記でもご紹介したように野菜、肉類は日本よりも安く手に入るので、自炊をすることをおすすめします。ホームステイを希望するのであれば、平日のランチを外食にするのではなく、簡単なサンドイッチなどを作って持っていくと良いでしょう。ホームステイの中には、ランチまで用意してくれるーホストファミリーもいます。
まとめ
日本よりも多少物価が高いアイルランドでも、工夫しだいでお金を節約することは可能です。さらに、節約したお金を利用してアイルランド留学ならではのパブ文化を味わったり、小旅行にお手軽に行くなど留学ならではの楽しみも多くあります。
また、長期留学で学生ビザを取得する場合は就労が可能なため、生活費の足しにすることができます。海外生活で勉強とアルバイトを両立することは、お金の面でプラスになるだけでなくとてもよい経験になります。しかし、アイルランドではパートタイムでの仕事探しが大変厳しいのが現状です。仕事をする前提ではなく、留学期間内の費用は出発前にしっかり準備をしておく必要があります。
ヨーロッパで英語を学びたいけど、イギリスなどは物価が高くて難しいなと思う方は、ぜひアイルランドでの留学を考えてみてください!
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このコラムの著者
Hityan
短期留学、海外ボランティアの経験を得たのち、ワーキングホリデーでアイルランドに訪れる。その際にヨガに出会い、帰国後本場インドに渡りヨガを学び、毎日の実践に取り組んでいる。現在はNZでインターン中。私の経験が誰かのお役に立てれば嬉しいです。 この著者の投稿一覧 >>
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