- 2019/02/07
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カナダのワーホリ(ワーキングホリデー)を徹底解説!【2019年版】
海外で遊ぶ、学ぶ、働く事ができるワーキングホリデー。通称ワーホリと言われる2国間協定は自分次第で思い通りの海外生活を満喫できます。そして、2019年4月現在22ヶ国ある協定国の中で高い人気を誇る国がカナダです。
カナダはアメリカにも近く、バスでの移動で簡単にアメリカ観光にも行けます。教育レベルが高く、英語の発音が綺麗な事から長期留学の渡航先としての人気も高いです。おすすめの都市は、世界で一番住みやすい都市ランキングの常連都市バンクーバーや、カナダ最大の都市でありながらナイアガラの滝などの大自然の観光地もあふれるトロントです。これらの2都市は語学学校の数も多く、質の高い学校が揃っており、仕事も見つけやすい事から、渡航先として特におすすめできる都市です。今回は遊ぶ、学ぶ、働く要素がたくさん詰まった国・カナダのワーホリでできる事、アルバイト、学校、ビザ、そして費用についてお伝えいたします。
カナダのワーホリでできること
ワーホリで人気の国オーストラリアでは1雇用主の元フルタイムで6ヶ月までしか就労できません。カナダではワーホリ期間中1雇用主の元で最長1年間働く事ができ、就労期間に制限はありません。就学期間に関しても、オーストラリアでは4ヶ月までとなっていますが、カナダは半年間までの就学が認められています。また、世界で2番目に面積の広いカナダには、大自然を満喫できる観光地も多くあります。世界的に有名なナイアガラの滝、カナディアンロッキーを展望できるバンフ国立公園、バンクーバーの都会のオアシス・スタンレー公園、そして各地で観測できるオーロラなど、大自然の見どころが満載です。よく働き、よく学び、そしてよく遊びたい人にとってカナダは魅力的な国と言えます。
カナダのワーホリでのアルバイト
・どのような仕事があるか
日本人観光客相手のお土産屋さん、日本食レストランなどは比較的見つかりやすい傾向にあります。ほかにも、地元カフェでのウェイトレス、ホテルの清掃員、農場での労働、ツアーガイドなどは英語力によって仕事を得られるチャンスがあります。カナダならではの仕事では、通称山ジョブと言われるものがあります。山ジョブはウィンタースポーツが盛んな冬のシーズンに山にこもって観光客相手のホテル受付やお土産屋さんで働く仕事です。この仕事に従事した場合、スキーやスノーボードは無料で滑り放題になる事が多いため、スキーヤー・スノーボーダーにとっては願ったり叶ったりと言えますね。飲食系の仕事であれば、まかないがつく事があり食費を浮かす事ができます。接客系の仕事でサービスが良ければお客様からチップがもらえ、額面以上に金額をもらえる事もあります。そういったカナダならではの事情も含めて仕事選びをすると良いでしょう。
・お給料事情
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア(BC)州の最低時給は12.65ドル、トロントのあるオンタリオ州の最低時給は14ドルです。BC州の最低時給は、2018年以降6月1日に段階的に引き上げられ、2021年には15.2ドルに引き上げられる事が州知事より正式発表されています。オンタリオ州についても2019年1月1日より15ドルに引き上げられる予定になっています。雇用状況により引かれる税率は異なりますが、ワーホリの所得税の標準税率は15%(収入が多い場合は増えます)で、税金を差し引いた額が手取り収入となります。
・仕事の探し方、応募の仕方
一般的にはネット検索から仕事を探す事が多いです。まずはメールで応募の意思を伝え、その後英文履歴書を郵送もしくは持参し、面接に臨みます。他には、エージェントオフィス内の掲示板、日本語のフリー冊子、現地の新聞にも求人募集はでています。一番効果が高いのは紹介です。ホームステイ先のファミリーや学校でできた友達から紹介してもらえる事もありますので、人脈は大事にしましょう。
・給料の良い仕事に就くにはどうしたら良いか
日本語をメインとした仕事は給料が安い傾向があります。理由としては、現地には英語は話せないけれども仕事を探している日本人がたくさんおり、いくらでも従業員の替えが利くからです。逆に英語をメインとする仕事は時給が高い傾向があります。時給が高く、英語環境で仕事ができるのであれば、これほど良い事はないのですが、前提条件として働く前の段階で英語がある程度できる事が求められます。仕事で英語を覚えるのではなく、英語を覚えているから仕事が見つかるのです。英語力を身につける最短かつ最良の方法は語学学校で英語を学ぶ事です。これをワーホリの後半ではなく、最初にする必要があります。
カナダのワーホリで語学留学
英語環境で仕事をして英語を覚えたい、外国人とシェアハウスをして英語を覚えたいという人は多いと思いますが、英語が全くできない人に英語の仕事はできませんし、外国人と生活する事は非常に難しいです。そのため、入国してすぐ英語を勉強する必要があります。以下のサイトではカナダのおすすめの学校を口コミや人気順で探せるページがあり、非常に分かりやすいので参考にしてください。
https://world-study.com/search/country/5/
カナダのワーホリ渡航先として人気の高いバンクーバー、トロントの留学専門サイトは以下になりますので、こちらも参考にしてください。
・バンクーバー専門留学
https://www.vc-ryugaku.com/
・トロント専門留学
https://www.toronto-ryugaku.com/
カナダのワーホリのビザ申請
カナダでワーホリをするために、入国前にワーキングホリデービザ(ビザの正式名称:International Experience Canada Work Permit)を取得する必要があります。ワーホリビザを申請するための条件は以下になります。
ビザ申請条件
・1年間のワーキングホリデー(休暇)を過ごす目的の人。
・ワーホリ滞在期間中有効なパスポートを持参している事。
・日本国籍を持つ年齢18歳以上31歳未満。(IEC登録時の年齢。入国時は31歳でもOK)
・2,500カナダドル以上の資金を有している事。
・滞在期間中の医療保険を所持している事。
・往復航空券、もしくは帰国の際に航空券を購入できる資金が証明できる事。
ビザ受理後1年以内に入国すれば良いため、30歳でビザ許可証を受理し、1年後31歳になったとしてもワーキングホリデービザ保持者として入国が可能です。
ビザ申請方法、注意点
オンライン申請での先着抽選制度となります。毎年受給制限人数が発表され、2019年度は2018年と同様6,500名です。ビザ申請の意思がある場合は、IEC(International Experience Canada)へ登録し、当選を待ちます。当選すると当選した旨のレターがオンライン上で送られてきますので、その後、本申請に入ります。カナダ政府へ支払う申請料は合計335カナダドル(IEC150ドル、本申請100ドル、バイオメトリックス85ドル)。支払い方法はクレジットカード払いです。ビザ申請の完了は申請開始日から数え20日以内に完了させる必要があるため注意してください。※ビザ申請の条件は都度変更する可能性がありますので、必ずご自身で確認してください。
ビザ申請以外の準備
ビザ申請以外にも必要な準備があります。主なものとしては保険申し込み、航空券購入、役所手続きです。
・保険について
カナダワーホリの条件にもありますが、ワーホリで滞在するには海外旅行保険の加入は必須です。海外は日本に比べて医療費が高く、カナダも例外ではありません。大きな病気や予期せぬ事故にまきこまれた場合、数百万~数千万の費用が発生する場合もあります。ケガ、事故、病気などは「治療救援費用」という項目で保証されますので、どれくらいの範囲までカバーされているかを事前にチェックしておきましょう。保険に入っておけば、いざという時に24時間日本語で医療に関する緊急相談を受けられる場合も多く、日本以上に保険の重要性が高いと思って間違いありません。
・航空券購入
カナダワーホリの条件で往復航空券とありますが、帰国時のお金があれば片道航空券での入国も問題はありません。航空券は早ければ早いほど安く購入できますので、渡航が決まったらすぐ購入しましょう。飛行機に乗った事がないという人は、搭乗に際する注意事項などは事前に調べるか相談されると良いでしょう。
カナダのワーホリで必要な費用
ワーホリで最も気になるのは何ですか?という質問に「予算」と答える人は断トツに多いです。ここでは、2019年4月渡航でバンクーバーに1年間滞在した場合の費用を算出してみます。また、費用は以下を前提に算出しています。
前提条件
・カナダに1年間滞在
・就学期間:3ヶ月 ※ILSCバンクーバー、フルタイム(週24レッスン)で算出
・アルバイト期間:9ヶ月
・滞在先:ホームステイ3ヶ月の後、シェアへ移動して9ヶ月滞在
・1カナダドル=86円
・手配料のかからない無料のエージェントを利用
【学校で必要な費用】
(内訳)
〈学校にかかる費用〉
・入学金 150ドル=約12,900円
・授業料 週355ドル×12週=4,260ドル=約366,360円
・教材費 160ドル=約13,760円
ホームステイ代(一日3食)
・滞在手配費 230ドル=約19,780円
・滞在費 週260ドル×12週=3,120ドル=約268,320円
・到着時空港送迎費(片道) 110ドル=約9,460円
計:約690,580円
ワンポイントアドバイス
・カナダは世界でもトップクラスで学校が多く、その中でもバンクーバーは一番学校が多い都市です。無料の留学エージェントに相談する事によって、学校情報や学校選びのアドバイスをもらえるので、十分に活用しましょう。学校によってはエージェント割引を利用して、自分で手配するよりも安くなる場合もあります。また、カナダは7月~8月は繁忙期で、授業料も滞在費も通常より高く設定されていることが多いです。航空券も高い時期なので、渡航時期を調整できるのであれば7月、8月は避けた方が費用は抑える事ができます。
〈他に必要な費用〉
・ビザ費用 335ドル=約28,810円
・航空券(往復) 約120,000円~200,000円
・海外旅行保険 約200,000円~300,000円
・パスポート 13,000円(5年)
・消耗品(日用品、変換プラグなど) 約5,000円
・お土産 約2,000円
計:約368,810円~548,810円
ワンポイントアドバイス
航空券は出発が近づくにつれて料金も高くなります。予約と購入は早めにする事をおすすめします。カナダは片道航空券でも入国する事ができますが、帰国する際に十分な資金があるかを入国審査で確認される可能性がありますので、少なくとも40万円以上の残高証明(英文)を準備しておきましょう。往復航空券で購入する場合は、航空券の種類により変更可能な回数や手数料が決まっていますので注意してください。お土産は高額なものである必要はなく、100円ショップなどで必要な分を準備しても良いです。相場としては2,000円くらいと考えておくと良いでしょう。
【現地のホームステイ滞在中(約3ヶ月)にかかる平均的費用】
(内訳)
・交通費 約150ドル×3ヶ月=450ドル=約38,700円
・お小遣い 約30,000円×3ヶ月=約90,000円
・通信費 無料~30ドル×3ヶ月=90ドル=約7,740円
計:約136,440円
・ホームステイ先のご飯は日本のものに比べると味が残念な場合もあります。その場合は、自分で家族に日本料理をふるまっても良いでしょう。
・日本よりも外食も物価も高いです。特に食事に関しては節約によって出費が大きく変わってきます。ファーストフードは安くて大きくて節約にはもってこいです。
・交通費は現金よりもICカードの方が安くて便利なので大いに活用しましょう。
・最近ではホームステイ先にWifiがついている家庭が多いですが、そうでない場合もあります。常にWifiがつながっていないと不安という人は、最初のうちはポケットWifiがあると便利です。
【その他の費用】
・旅行・アクティビティ参加費用 50,000円~100,000円
・仕事のお給料が入るまでの余裕費用約15,000円~300,000円
計:約200,000~400,000円
ワンポイントアドバイス
カナダは昼食付と昼食なしのホームステイが選べる場合があります。昼食なしの場合、お昼は外食になりますので、今回の試算+50,000~60,000円は多く持参した方が良いでしょう。
3ヶ月の通学期間中も働く事はできますが、夕方のみのパートタイムの仕事が必ず見つかるとも限りません。そのため、今回の試算では、学校・ホームステイの間は学校に集中し、卒業後に働く事を仮定としています。卒業後すぐに働いたとしても、お給料が入るまでの生活費があった方が良いです。ホームステイ期間中に使用するお金(約136,440円)以外に旅行・アクティビティ参加費用も含め約200,000円以上は持参した方が良いでしょう。
ワーホリで準備する総費費用:約1,395,830円~1,775,830円
【学校を卒業し、仕事を始めてからの収入と支出】
・収入
時給(手取り)約11ドル×週30~40時間(一日6~8時間×週5日)×4週=約1,320~1,760ドル=約113,520~151,360円
・支出
シェア(家賃)=約600~1,000ドル
食費=約400~600ドル
お小遣い(携帯代、交際費含む)=約300~500ドル
計:約1,300~2,100ドル=約111,800~180,600円
ワンポイントアドバイス
収入と支出を見ると、フルタイムで働けば収入と支出はほぼ変わらない事が分かります。最低プラスマイナスゼロ、少しずつでも貯金ができれば理想的です。収入だけで見ると厳しそうですが、カナダはチップ制の国ですので、給料とは別にチップをもらえる場合もあります。チップ分は別に貯金し、帰国の際に海外旅行を楽しんでいる人もいます。シェアに関しては、複数部屋を選べば更に安く済ます事も可能です。外国人とシェアすれば、英語環境を作る事もできます。その際は相手との相性も大事なので、しっかりと見定めましょう!シェアの契約をする際に不安な場合は、エージェントに相談しましょう。
お金について知っておくと良いマメ知識
お金の持っていき方について、数十万円もの高額な現金を持参するのは不安という人は多いかと思います。ワーホリビザを持っていれば、現地で銀行口座の開設ができますので、現地到着後、家族から送金をしてもらうという方法があります。現地口座を開設し、日本からの送金を着金するまで数週間かかりますので、当面の生活費の目安として日本円で5万円から20万円ほど持参する事をおすすめします。費用や節約に関しては、以下のコラムが非常に参考になります。
「カナダ留学の費用と節約の方法!在住12年のスペシャリストが徹底解説!【2019年】」
https://world-study.com/column/130/
まとめ
カナダは数多くあるワーホリの国の中でも、語学学校の数が多く、就学期間も最長6ヶ月と長いため、勉強するのには最適の国と言えます。加えて、私達が学んできたアメリカ英語で勉強でき、発音も世界トップクラスで綺麗と言われていますので、英語を習得する環境として最も恵まれていると言っても過言ではありません。勉強だけではなく、大自然を楽しめる多くの観光地、バラエティ豊富な仕事など様々な経験をする事ができます。現地のカナダ人、留学生、移民した人など多彩な文化や価値観を持つ人々と出会う機会も多くあります。魅力あふれるカナダでワーホリ生活をすれば、カナダの全部が大好きになる事は間違いありません。そのワーホリ生活全てを充実させるため、絶対に必要になってくるのが英語力です。カナダには様々な特徴の数多くの語学学校があり、自分で選ぶのは至難の業です。以下のサイトではカナダの語学学校情報を口コミや人気順で探せるページがあり、日本人率や規模など学校選びの基本的な情報は全て網羅されています。
https://world-study.com/search/country/5/
日本人率は年間の平均となります。ワーホリ渡航をする人は、タイミングとして退職時期と重なる3月、4月が最も多く、大学生の短期留学が増えるのは8月ですので、日本人率が気になる人はこの時期を避けると良いでしょう。また、カナダで人気の高いバンクーバー、トロントへ渡航する場合、以下サイトも是非チェックしてみてください。
・バンクーバー専門留学
https://www.vc-ryugaku.com/
・トロント専門留学
https://www.toronto-ryugaku.com/
ワーホリで成功する可能性を高め、結果を残すために必要な事の一つにエージェント選びがあります。ワーホリの条件や学校情報はインターネットから探す事ができますが、ワーホリの体験談やワーホリのその後の話などは経験者から聞くのが一番です。無料エージェントは、無料で学校の手配をしてくれるだけではなく、カウンセラーから体験談を聞く事ができ、様々なワーホリのプランも案内してくれます。自分の住む場所の近くにエージェントの会社があれば、無料のセミナーにも参加できますので、現地情報、注意点の確認を行いましょう。日本・現地双方でサポートしてもらう事ができ、具体的な費用も提示してくれます。残りの準備期間で一つ一つ確認しながら、エージェントと上手に付き合っていきましょう!
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英語、フランス語、中国語にスペイン語など色んな言語の語学留学、ワーホリ、中学・高校、大学など幅広い留学の手配や相談を承っております。
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