• 2019/10/21
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アイルランド・ダブリン語学留学体験談(Atlantic Language Dublin)

アイルランドは近年人気が高まっている語学留学先のひとつ。首都・ダブリンでは、欧州の非英語圏の国々を中心に、アジアや南米など世界中から多くの人々が英語を学びに来ています。
語学学校も、数十年の歴史を誇るところから新設校まで数多くありますが、このうち私が短期留学したAtlantic Language Dublinについて、学校の雰囲気や授業内容などをお伝えします。

Atlantic Language Dublinってどんな学校?

Atlantic Language Dublinってどんな学校?

Atlantic Languageはダブリンとゴールウェイに2キャンパスを構える語学学校。このうち私が通ったダブリン校はダブリン中心部にあり、どこへ行くにも便利な抜群の立地です。「ケルズの書」で有名なトリニティ・カレッジにもほど近く、徒歩でほとんどの主要観光地に繰り出せるのもメリット大でした。
コースは最短1週間からで、かなり柔軟に設定できます。ワーキングホリデーで訪れた人や観光を楽しみたい人は午前・午後のいずれか半日のコースを受講しているようでした。一方、1週30時間のインテンシブコースは、大学入学や就職に備えて集中的に勉強したい人やホリデーを利用して語学力アップを目指す社会人が目立ちました。
半日・インテンシブともそれぞれ、文法・リスニング・ボキャブラリーなどの底上げを図るGeneral English、ケンブリッジ検定やIELTS受験に備えたExam Preparationなどがあり、目的に合わせて選べます。

学校の雰囲気

学校の雰囲気

先生もスタッフも非常にフレンドリー。レセプションでは、授業内容に関する質問から週末の観光プランまで、何でも相談に乗ってもらえます。事前にコースの内容や滞在方法についてメールで相談した際も、レスポンスが迅速かつ細やかで、信頼できる学校だという印象を受けました。
特筆すべきはアジアからの学生の少なさ。昨今、どこの国でも中国人学生を多く見かける印象があっただけに、これはかなり意外でした。Atlantic Languageはそもそもアジアの学生の総数が少なく、私の1週目のクラスには中国人学生が1人いただけ。3週目に入ってようやく韓国人学生数人と席を並べ、日本人学生と日本語で言葉を交わしました。一方、イタリアやドイツ、スペイン出身の学生は、たいていどのクラスにも数人はいました。あとはブラジル・オーストリアあたりでしょうか。
レベルは初日のクラス分けテストの結果を基に振り分けられますが、難易度について問題があれば、コース開始後でも柔軟に対応していただけるようです。私はAdvanceに振り分けられたため全コースとも手ごわい印象はありましたが、その分、語彙や文法など新しく学べたことは多かったように思います。

コース概要

コース概要

私は9月からの大学院進学を控え、英語力の全スキル底上げを目的に①Intensive General English(30+)②General Business English③Intensive IELTS Exam courseを順に1週間ずつ受講しました。それぞれの感想・印象をお伝えします。

① Intensive General English(30+)
30歳以上を一応の目安とした夏季限定開講のコース。ホリデーを利用して語学力アップを目指す社会人や企業研修の一環で派遣されている人が大部分でした。クラスの人数は10人前後。年齢層こそ20代から60歳前後と幅広いものの、社会人経験豊かな人が多いだけにコミュニケーションが取りやすく、ウィットの効いた冗談もよく飛び出しました。
授業は基本、テキストに沿って進められますが、先生の裁量(とその日の気分?)にもよります。時にはアイルランドの文化や歴史のレクチャーに交えて文法や語彙の説明が行われることもありました。
個人的には、いちばん居心地が良かったのはこのコースでした。ドイツ・イタリア・オーストリア・スペインに私を含めた多国籍な5人でランチグループを結成。一緒に同じ教室で席を並べたのは1週間だけだったにも関わらず、今でもWhat’s Appのグループチャットで連絡を取り合う仲です。

② General Business English
午前中はGeneral Englishと同内容で、午後だけBusiness Englishを組み合わせたコース。たまたま受講生が少なかったのかどうか分かりませんが、午後のBusiness Englishは5人だけで、その分質問が飛んでくる確率も高く気を緩める暇がありませんでした。
授業の進め方は先生によって異なりますが、私のクラスではその日のBBCのビジネスニュースを基に、聞き取れた内容を発表し合うことが多かったです。続いて2、3人のグループに分かれて模擬交渉やディスカッションをすることもありました。密度の濃い授業ではありましたが、欲を言えば、ビジネスの場で活用できるようなセンテンスや改まった場での言葉遣いなどを、もっと学びたかった気がします。

③ Intensive IELTS Exam course
苦しい苦しいIELTS。私の場合、既に進学先からUnconditional Offerをもらっていたのでもう受験する必要はなかったのですが、スクール側から目前に迫った大学院の授業に役立つ内容であると強く勧められ、当コースを受講しました。
授業は、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの全セクションの底上げを図る内容です。特にライティングは、個人添削で前置詞・冠詞の使い方など自分の苦手ポイントが的確に指摘してもらえ、たいへん参考になりました。
リーディングに関しては、怠け者の私は自力では集中力が続かず避けてきたセクションだったので、強制的に向き合う時間を与えられたのは、大学院の鬼のような課題をこなすための肩慣らしという意味ではよい機会だったと思います。ただ、自主学習できちんと集中して取り組める人は、授業時間の相当部分を解答時間に割かれるのは惜しいと感じるかもしれません。

以上、Atlantic Language Dublinの概要と雰囲気、私が実際に受講した3コースについてご紹介しました。立地については120点を付けたいくらい。授業後に、居心地の良いカフェでお茶をしたり、美術館や名所旧跡に足を延ばしたりするのにも便利でした。
ただし学校とコース選びに関しては、立地や費用に加え、何を集中的に学びたいのか、特にどんなセクションの底上げを図りたいかなどによって、「ベストの一校」は一人ひとり異なります。さらにその選択の良しあしが語学の伸びを左右することも多々あります。ダブリンには多くの語学学校があるので、各校のホームページや国内外の口コミなどを参考に、みなさんのニーズにより合致した理想の一校を探してください。

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