- 2017/11/21
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- カナダ
- 留学準備
カナダ・トロントでカレッジ進学
海外のカレッジについて、皆さんはどのような印象を持っていますか?恐らく、ある程度の知識はあっても、実際にかかるコストや授業展開、そして就職までの流れは曖昧な方も多いと思います。
今回は、「興味はあるけど、実際よくわからない」「挑戦してみたいけど、授業についていけるのか不安」という疑問をまとめてみました。
*こちらでは、公立のコミュニティーカレッジについてお話しします。
1. どんな人が通っているの?
トロントのカレッジには、多くの人種だけでなく、老若男女と言っても過言ではないほど、幅広い層の学生が在籍しています。もちろん現地の学生で、高校を卒業してきたばかりの人もいれば、大学を卒業し既に社会経験を持つ人でも、キャリアアップのために、カレッジに通っている人もいます。
語学学校で学ぶ事との大きな違いは、現地の学生と交流する機会が増える、英語で専門分野を学ぶ、色んな意見や価値観の違いを実際に感じる事ができる点です。
留学生も全体の1割ほど在籍しており、専攻するプログラムにもよりますが、クラスの半数以上はカナディアンの学生です。カレッジではグループプロジェクトが多くあり、1セメスターのうち多いクラスだと4つ前後のグループプロジェクトの課題が出ます。1回グループが決まってしまうと、そのグループで1セメスター活動する事になる時もあるので、最初のグループ決めの際に、積極的にカナディアンの学生と同じグループになるように声をかけることがポイントです。留学生が集まってしまうと、英語の不安やプレゼンに慣れていない学生が多いことがよくあります。カナダの学生は小学生の頃からプレゼンや人の前で話すトレーニングをしているため、グループをまとめる事が上手で、英語の文法などのチェックをしてくれる学生もいます。
このようにして、自分から積極的に現地の学生と交流していくと、学校生活も充実していくと思います。日本人の学生は、意見を言い合う討論のような場面に慣れていませんが、多くの学生は他の学生と食い違おうが、自分の意見をはっきりと主張します。そのような姿勢も北米教育ならでわの一面かもしれません。このトレーニングは、将来カナダで仕事をしたい方にとってはとても重要な訓練だと思います。
トロントのカレッジには、様々なバックグラウンドを持つ人が集まります。友達ができるか、充実した学校生活が送れるかどうかは、ご自身の努力次第の部分もありますが、カレッジという教育施設は、人種や年齢に関わらず多くの学生を受け入れており、それぞれが目標を持って学業に励んでいます。
2. カレッジで何ができるの?
トロントのカレッジでは、ご自身の選ぶ専門分野について深く学ぶことができる他に、教養科目などを通して、地域に関する教育や、北米の文化や社会の流れ学ぶことができます。カレッジにもよりますが、幅広い分野の教養科目を備える学校が多いので、詳しくは希望のカレッジのカリキュラムをご確認ください。
カレッジでは、日本の大学のようにクラブ活動に所属することも可能です。現地の学生が集う本格的なものもありますが、期間を制限したダンスクラスやヨガ教室なども開催されています。多くのカレッジは、充実したスポーツジムを設立しており、特別何かに登録しなくても、ご自身で体を動かすことは可能です。
トロントのカレッジを2年修了すると、3年間の就労ビザが発行されます。この3年間は、オープンワークパーミットの扱いになり、会社からのサポートがなくても、就労ビザを取得することができ、現地で職業経験を積むことができます。
3. 進学の為に、まず何から始めたらいいの?
漠然とカレッジに行きたい!と言うだけでは、なかなか準備が進みませんよね。まずは、ご自身で何が学びたいのか、将来どの分野に進みたいのかを考えましょう。各カレッジには、特に力を入れている分野があります。その分野とは、最新のシステムを導入している、就職率が高い、学生の満足度が高いなど、学校が誇る分野です。ご自身で学びたい分野が決まったら、まずどの学校が良いのかを決めましょう。特に際立った学校がない場合は、カリキュラムや施設、立地や就職率などで決めることも可能です。
そして留学生にとって大きな負担になるのが、授業料を含めたコスト面です。2年間の授業料だけでも、かなり高額な学費が必要になりますが、その他に生活費や教材費といったコストもしっかりと考えなければなりません。保険や設備費などは、授業料に含まれていますが、教材費に関しては授業料に含まれていない可能性があります。家賃や生活費を計算して1ヶ月の費用も考えましょう。
フルタイムでカレッジに通う場合には、1週間に20時間以下のアルバイトが認められていますが、カレッジでは多くの課題も出ます。アルバイトに頼らないと生活できないようでは、精神的にも体力的にも追い詰められる可能性があるので、最初に資金の準備をする時点では、アルバイトをして収入を得ることはオプションにしましょう。
同時に入学基準や入学時期等も確認しましょう。多くのカレッジは、高校卒業以上の学歴が必要な他、学部によっては特定の科目に関する成績が関わってくる可能性があります。日本とカナダの学校で、科目の表記が異なる場合もあり、ご自身だけでは不明な場合は、留学エージェントを利用したり、直接学校に問い合わせてみましょう。
まとめ
トロントのカレッジには、およそ全体の1割が留学生です。もちろん授業は英語で行われる他、英語ができて当たり前という環境なので、最初は緊張感とプレッシャーがあるかもしれませんが、スキルアップを目指す方や移民を目標としている方にとっては、とても良い環境だと思います。
特に北米で現地企業での職業経験を積みたい方にとっては、必要不可欠なステップかもしれません。少しでも興味がある人は、学校のリサーチや学費等の計算をしてみて、長期で進学を目指してはいかがでしょうか。
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このコラムの著者
Mozzie
カナダ生活4年目を迎え、トロントのカレッジに通っています。大学時代にはニュージーランドへの語学留学経験もあり、留学生のために少しでも役立つ情報を発信したいと思います。 この著者の投稿一覧 >>
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