• 2018/04/09
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ポルトガル家探し チェックポイントと家探し用語

日本で賃貸物件を探す場合は、主に不動産・住宅サイトや店舗を経由して内覧〜審査〜契約、その後保険や水光熱関連の申し込みなど、細かい書類や手続きが付きもの。一方、ポルトガルでは、「えっ、これだけ?」と思うくらいシンプルに入居ができてしまいます。あくまで一時的に部屋を借りる、という契約形式ですが家具や食器なども全て揃っていて、一年前後の滞在としては最適な環境。ネットを通して物件情報も豊富に得られます。とはいえ、異国での部屋探しは未知の経験、無事に住む場所を決められるかどうかは留学、ワーホリ前の大きな不安事だと思います。今回はそんな家探しを始めるに当たって知っておきたい言葉、チェックしておきたい事をまとめます。

①内覧時・契約前にチェックしておきたいこと

①内覧時・契約前にチェックしておきたいこと

・最低滞在期間…1ヶ月〜、大家さんによって様々です。

・契約期間…もし期間が終わる段階で契約を延長したい場合は、それが可能かどうかも。

・保証金の有無…家賃の1ヶ月分を保証金として入居時に初月分の家賃と合わせて支払う場合が多 いようです。基本的には退去時に返金されるか、居住最終月の家賃に充てがわ れます。万が一、契約期間よりも早く退去することになったり、何かを破損し たりした場合には返済されない可能性があります。

・水光熱費、通信費は家賃に含まれているか…基本的には含まれている所が多いようですが、稀 に含まれない場合、または上限がありそれを超えた場合には家賃に追加で支払 わなければならない場合があります。ポルトガルで一人暮らしをした場合の 月々の平均水光熱、通信費は合わせて約100ユーロ。季節によっても大きく 変動します。

・コンロはガスかIHか…IHが主流となっているようです。火元がない方が安心です。

・洗濯機はあるか…コインランドリーは街中に沢山ありますが、最低容量の洗濯、乾燥でも5〜6 ユーロ程はかかります。節約のためにも洗濯機はあるのが望ましいです。

・乾燥機はあるか…ない場合は乾かす十分なスペースはあるか。

・窓の有無と日当たり…天候にも恵まれているポルトガル。部屋の中でも明るく過ごしたいもの です。

・窓は二重か…寒さ対策、騒音対策のため。

・ヒーターの有無…冬場、ポルトガル人家庭は電気代節約の為ヒーターを使わずとにかく着込んで 寒さを凌ぐケースが多いです。ヨーロッパの国によく見られるセントラルヒー ティングの付いている家の場合でも全く使用しない場合もあるので、使用す る場合の費用も含め事前に確認しておいた方が後で揉めることはないでしょ う。

・同居人はどんな人か…男性、女性専用として貸しに出している部屋もあります。共用部分 の使い方などは内覧の時にチェックできるので、自分が住むことになっ た時、住み良い環境かの第一印象が後々も大切になってきます。

・大家さんと同居か…これは良いところも悪いところもあります。良い点は、何か困ったり依頼 する事があった時に直ぐに話せるところ。一方で、やはり大家さんの部屋 を借りている、という意識を常に感じるのである意味ホームステイ感覚、 共用部分の使用にはやや気を使う場合もあり得ることです。

・共用スペースの掃除…1、2週間に一度お掃除の人が来て共用部分を掃除してくれるケースが多 いです。(大家さんの場合もあり)

・契約書、領収書…大家さんによって様々。

・月々の家賃の支払い方法…毎月月初に大家さんに手渡しが基本。ATMでは50ユーロ以上の紙幣 の引き出しが滅多にできないので、毎回20ユーロの札束を渡しています。枚数が 多くなるので渡した時には、その場で一緒に数えてもらった方が安心です。

以上、主に私が部屋探し、内覧をしていた時にポルトガルの友人から事前に教えてもらった 確認事項を中心にまとめました。
あとは、大家さんの返信、依頼や要望に対しての対応の早さ、これもかなり大切なポイントです。 そこで住むことになったら、その期間はずっとお世話になります。信頼感を感じられる相手である事は部屋の条件と共に大切なポイントです。

②ポルトガルの部屋のタイプについて

②ポルトガルの部屋のタイプについて

部屋探しをしていると、“T1の部屋の貸します” 等といった情報をよく見ます。
この“T”は、“Tipologia de imóvel”=不動産の分類を意味し、その後に続く数字はリビング、キッチンとは仕切られた就寝用の部屋(または小部屋)がいくつあるかを意味しています。

T0…寝室、リビング、キッチンが一つの部屋にある
T1…一部屋
T1+1…一部屋+一部屋(通常窓なし、やや狭め。主に物置や書斎用)
T2…二部屋
T3…三部屋
…と部屋の数に応じて増えていきます。

③家探しにまつわるポルトガル用語

③家探しにまつわるポルトガル用語

家探しをする過程で目にする物件情報、契約書にはポルトガル語を勉強していても見慣れない言葉に数多く出会います。そんな家探し用語を以下に並べます。

arrendar(alugar)…貸す・借りる
alojamento…アパート
quarto…部屋
estúdio…スタジオルーム(②のT0に当たる部屋がこう呼ばれています)
senhorio…大家さん
coabitante…ハウスメイト
renda…家賃
disponível…利用(入居)できる despesas…経費(水光熱費、ネットなどを指します)
partilha…共用
privado…プライベート
mobilado…家具付き
caução…保証金
contrato…契約書

④まとめ

④まとめ

最後に、友人からも言われたことですが、家探しはいろいろと確認すべきことはあるものの最後の決め手はやはり自分の「直感」です。
留学やワーホリなど、限られた期間とはいえ毎日過ごすことになる空間。自分の条件を満たす予算と環境で、かつ、そこで自分が住んで生活しているイメージが出来ることが大切です。

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このコラムの著者

vinumarche

ポルトガルはポルトにて、ワーキングホリデー中。ポルトガル留学、ワーホリを考えている方に参考にしてもらえるような情報を発信していきたいと思います。予定をしていない方にも、一人でも多くの方にポルトガルに関心をもってもらえたらなによりです。【ポルトガル愛のぎゅっと詰まったフォトアルバムも、のんびり作ってます☞https://vinumarche.tumblr.com】 この著者の投稿一覧 >>

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