• 2019/04/10
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フランス語力0の私が、銀行⼝座を開いてみた!

こんにちは、ライターのらいちゅうです!2019年4⽉からフランス・Annecy(アヌシー)というスイスにほど近い街に越してきました。
今日は銀⾏⼝座の開設についてレポートしてみたいと思います。何を隠そう私、フランス語はからっきしで聞き取りもまともに出来ないのですが…。そんな私でもちゃんと開けました!これから留学される多くの方が「お⾦の管理は銀⾏で」と考えていると思います。でも⼝座を開くタイミングは、今回の私のように渡仏後すぐ、フランス語も自信がないという方が多いと思いますので、少しでも参考になると嬉しいです☆

1. フランスにはどんな銀行があるの?

1. フランスにはどんな銀行があるの?

フランスでは学生、ワーキングホリデー、ビジタービザなどで滞在する場合、銀行⼝座開設が可能だそうです。学⽣やワーキングホリデービザで滞在する⽅はお仕事が出来るので(学生はパートタイム限定になります)、小切手で給与をもらうことが多いフランスでは、換金のためにも予め⼝座は持っておきたいですよね!

フランスにも⼤手銀行、地⽅銀行と⾊々あるみたいですが、知り合いのフランス⼈に聞いてみたところ主な⼤手銀⾏は下記3つのようです。

Crédit Agricole クレディ・アグリコール www.credit-agricole.fr
Société Générale ソシエテ・ジェネラル www.societegenerale.fr
BNP Paribas ベーエヌペー・パリバ www.bnpparibas.com
上記銀行はフランス全土に⽀店があり顧客満⾜度も高く、信頼のおける銀⾏のようです。

Crédit Agricoleはいわゆる農協銀行だそうですが、今ではフランス最⼤手の銀⾏だそうで、傘下にはLe Crédit Lyonnais(LCL) / ル・クレディ・リヨネwww.lcl.com】というフランスの地方に数多くの⽀店がある銀⾏もあるそうです。

このLe Crédit Lyonnais(LCL)は日本で例えるとゆうちょ銀行的な存在の銀⾏のようで、とにかくどこにでもあり、真の⽥舎町にでさえもある地⽅住まいにはありがた〜い銀⾏なのだとか…!余談ですが、郵便局運営の銀行は「La Banque Postale」と言ってちゃんとありますが、常に混んでいたり、⼿続きが複雑だったりと使い勝⼿があまり良くないようで、留学生や地元フランスの社会⼈からは⽀持率が高くないそうです。

私は地⽅住まいなので、今回Le Crédit Lyonnais(LCL)で⼝座開設を試みました!LCLは銀⾏口座の開設が他の銀⾏と⽐べると比較的楽で対応もスムーズだと聞いたので、それも決め手にしました。

2. アポイントメント取りと必要書類

2. アポイントメント取りと必要書類

LCLを含め、フランスの銀⾏は⼝座開設のための「アポイントメントを取る」ことが⼀般的なようです。アポイントメントは来店、電話、インターネットからのいずれかの⽅法で取ることができます。私は今回インターネットから予約をしてみました。

フランスでは⼀人の顧客に同じ銀⾏員が担当としてつくことが多いそうで、私がアポイントメントを取ったLCLの⽀店では、アポイントメント時間の返信があった時から専属の銀行員がついてくれました。アポイントメント確定の時点で、当日に必要な持ち物を案内してくれました。

<必要書類類>
パスポート 顔写真ページが必要
滞在許可証 パスポートに張り付いているフランスビザのページが必要
住居証明書(寮) 学校を通して寮を申込んでいる場合は、学校が発行する
住居証明書(ホームステイ) ホームステイやシェアハウス滞在の場合は、オーナーさんに住居証明書を書いてもらう(フリーフォーマットでOK)。併せて、オーナーの身分証明書のカラーコピー(パスポートやIDなど)と公共料金の請求書(電気やガスなど)の2点も必要
入学許可証 学校が発行する

私は、念の為、⾃分のパスポートとビザはカラーコピーも取りました。

3. いざ、開設!

3. いざ、開設!

午前10時、指定された時間に⽀店へ行きました。受付でアポイントメントがあることを伝えると、約束をした銀⾏員さんがいる上の階の部屋へ⾏ってと指示されました。上に⾏くと銀⾏員さんの⼩部屋があり、案内してもらいました。簡単な⾃己紹介をして早速⼝座開設へ!アポイントメントを取った時点で要件を伝えていたので、ここら辺はパパパっという感じでとてもスムーズでした。

必要書類は予め机の上に用意しておき、銀⾏員さんの指示を待ちました。フランス語の質問にちゃんと答えられるかなとドキドキの待ち時間でした…!が、LCLでは口座開設の作業は銀行員さんが全てパソコンのシステム上で行うようで、銀⾏員さんは私の名前や⽣年⽉日といった個⼈情報はパスポートを見ながら、通う学校情報やフランスでの住所情報なども用意した書類を見ながら、パパパ〜と⼊力してしまいました…!個⼈情報系で唯一追加で質問されたのはメールアドレスだけで、それも紙の上に書いて渡し、フランス語力は特に関係なしでした(笑)。

その後「学生⼝座で開設登録しておくね、OK ?」といった質問や、「キャッシュカードにつけるクレジットカード機能はVisaかMasterCardどっちが良い?」という質問をされ、それに答えました。因みに、フランスでは⼝座を維持するためには毎月一定の維持費がかかります。学⽣アカウントで⼝座を作るとその維持費がとても安く利用できるそうで、今回私が作った⼝座はなんと月々約10円…!や、安い…。

また、フランスではキャッシュカードのことを「Carte Bleu(カルト・ブルー)」と呼び、クレジットカード機能が付くのが一般的だそうです。VisaかMasterCard、どちらにするかはこちらが選べます。因みにカードの4桁の暗証番号はフランスはなんと自分では決められないそうです。ちょっと衝撃…!

⼝座開設のための必要書類はカラーコピーを用意したりもしましたが、LCLでは全ての書類をIpadのようなデバイスで写真に納め、それを銀行側の控えとしていました。なので、原本の用意のみで⼤丈夫でしたしコピーも必要ありませんでした☆
キャッシュカードや⼩切手、その他銀⾏の案内書や決められた暗証番号などは、1週間以内に住所宛に送られますと案内され口座開設のアポイントメントは終了しました!

4. 現金の預け入れ

4. 現金の預け入れ

私は日本から少しの現⾦を持ってきていたので、紙幣の⼊金もこのタイミングでお願いしましたがスムーズにやっていただけました。フランスの銀行でも日本円をユーロに換⾦し⼊金してもらうことは出来るそうですが、レート率が悪く⼿数料も高いそうです。なので、現金を預けたい場合は、日本で予め日本円をユーロに交換しておくことをお勧めします!
⼊金の際はこの現金の出所がどこなのかを聞かれますので、両替した際に両替所や日本の銀⾏で受け取る取引明細や控えを必ずとっておき、銀⾏員さんに現⾦と一緒に提出すると良いそうです。

5. まとめ

海外⽣活や留学生活において、恐らく必ず必要になるであろう銀⾏口座。フランス語力が全くない中本当に口座開設が出来るのだろうか…と不安な気持ちが⼤きかったですが、やってみると意外と簡単、スムーズに全てが進みました!滞在先がホームステイやシェアハウスだと、銀行へ持っていく必要書類をオーナーさんに揃えてもらうのが少し大変に感じますが、ホームステイであれば、ホストファミリーはそこら辺は慣れていらっしゃるので依頼すれば快く用意してもらえると思います。銀⾏口座はフランスでの携帯電話契約でも引き落としのための口座情報が必要だったりと、やはり⼀番最初に手続きを済ましてしまった方がその他の手続きをするときも楽だし便利だと思いました☆
フランスに来たらまず最初に銀⾏口座、開いてみましょう!!

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このコラムの著者

らいちゅう

小学生でオーストラリア、高校生でカナダへ短期留学を経験。
18歳からはカナダの大学へ進学し、学生と社会人で6年滞在しました。
2019年に仏語を習得すべくフランス・アヌシーに留学。現在もフランスに住んでいます。
趣味はフィルム写真を撮ること、美術館巡り、旅行も好きです。(^▽^)/
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カナダ、アメリカ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリア、フィリピン、台湾、タイ、イギリス、フランス、ベルギー、イタリア、クロアチア、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ポーランド、スイス、ギリシャ、モナコ公国、オーストリア、オランダ、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴビナ この著者の投稿一覧 >>

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