【食品＆日用品を徹底値段検証】スーパーマーケットで買うものって実際いくら？

皆さま、ボンジュール！生活する上で誰もが利用するであろうスーパーマーケット。フランスでは食品はマルシェ（朝市）で買う人も多いですが、食品、生活用品といっぺんに買えて、そのうえ種類が豊富なスーパーは根強い人気があります。どういった品物がいくらで売られているのか。実際にスーパーへ行ってみて、代表的な食品と日用品の値段をチェックしてきました！

1、 フランスのスーパーマーケット

フランスには全国展開しているスーパーマーケットがいくつかあります。フランスオリジナルの代表的なスーパーは以下の通りです。

スーパー名	読み方	店舗数	大型店舗数
Carrefour	カルフール	5278	248
E. Leclerc	ルクレール	681	547
Casino	カジノ	1310	109
Intermarché	アンターマルシェ	1835	963
Super U	スーパーユー	1500	66
Monoprix	モノプリ	468	-

大都市であれば上記のスーパーの内複数があり、小さな街でも上記の内どれか一つは必ずあります。また、表には記載していませんが、Bioのスーパーや外資系スーパー（ドイツのLidlなど）も店舗数は豊富です。ちなみに、フランスではスーパーマーケットのことは「Supermarché：スーパーマルシェ」、大型店舗のスーパーは「Hypermarché：イーパーマルシェ」といいます。また、特定のスーパーを表す場合は、スーパー名だけをいう以外に「Magasins：マガザン」や「Chez：シェ」といった単語とスーパー名を組み合わせる呼び方も一般的です！（例：Magasins carrefour, Chez carrefour など）

さて、フランスのスーパーは日本と違うところが多数あります。スーパーで買い物する際に慌てないためにも、以下は要チェックです！

◆野菜や果物は量り売り
まず、野菜や果物は量り売りが基本です。日本では予め袋詰めされたものが多いと思いますが、フランスではどーんとそのままディスプレイされているので、欲しい分を自分で袋に詰めます。値段はキロ単位で表示されていますが、中には単価（Pièce）で表示されているものもあります。ここで厄介なのは、量り売りの品物の値札は自分で得ないといけないことです。多くのスーパーでは野菜果物コーナーにタッチパネル式の秤があり、パネルで品物を選んで重さを量ると値札シールが印刷されます。シールは品物を入れた袋に貼り付けます。品物の単語が分からないとタッチパネルで検索できないことがあるので、渡仏当時、フランス語が初級のときは野菜を買うのも一苦労でした…。

◆レジは長蛇の列
スーパーのレジはとにかく混みます。特にお昼時、夕方や土曜は激混みするので、そういった時間を外して買い物をするか、大型スーパーではセルフレジも導入されているので、そちらを積極的に使うとストレス軽減！になると思います。

◆日曜、祝日は休み
日本人からするとアンビリーバボーですが、日曜、祝日はスーパーは開いていません！稀に、日曜に開いている店舗もありますが、土〜日にかけて商品はおろされないので品薄ですし、日曜は酒類が販売停止になるため、開いていても日曜スーパーは便利ではありません…。

◆出口はレジのみ
フランスのスーパーは入口が決まっていて、ゲートから入ります。そして多くの店舗では出口がなく、出るためにはレジを通らなければなりません。出入り口には店員や警備員が必ずいて、そのうえ防犯センサーもあるためセキュリティーはがっちりです。

◆レジ袋は有料
フランスではレジ袋は有料です。この有料のレジ袋は、日本のようなペラペラのプラスチック袋ではなくトートバックのようなもので、素材はプラスチック、麻、布と、スーパーによって異なります。どの素材の物もかなりしっかりした作りなので、一度買ったらそれをずっと使うのが一般的です。またスーパーではあまり見かけませんが、マルシェに行くと籠をマイバックにしている人も多く見かけます。フランスらしい♡

◆飲み物は一本単位でも購入可
パック売りになっているペットボトル飲料や牛乳などは、梱包からバラして一本単位で購入しても大丈夫です。

◆小切手で支払える
支払いは現金、クレジットカードの他、小切手でも可能です。日本だと小切手を使う習慣はありませんがフランスでは普通です。スーパーでも、特にシニアの方は小切手で支払っている姿を見かけます。ちなみに、セルフレジでは小切手はNG、機械によってはクレカ支払いのみで現金不可のもありますので注意です。

それでは、値段検証、行ってみましょう！

２、パン

大変お待たせいたしました！いよいよ、値段検証です。検証のために今回訪れたのはCasinoの大型店舗Géant Casinoです。以下に記す価格は、訪問日2021年12月3日の店頭での価格です。他店舗や他チェーンスーパーでは価格が異なると思いますし、日が経つことでも価格に変化がでる可能性がありますので、あくまで参考としてご覧ください。また日本円での目安金額は、1ユーロ＝128円で計算しています。

フランス市民の主食といえば、そう、パンです！パン屋に行かなくても、スーパー内のパンコーナーで焼きたての美味しいパンを買うことができます。パンコーナーの主な商品をピックアップしてみました。

バゲット　1本　0.35〜2.2€（約45〜282円）
クロワッサン　2個　1.4€（約180円）
パンオショコラ　2個　1.5€（約192円）
サンドイッチ用食パン　1斤　1.45€（約186円）
ハンバーガー用丸パン　6個入　1.64€（約210円）
りんごタルト　27cm1個　7€（約896円）
レモンメレンゲタルト　27cm1個　8.1€（約1,037円）
エクレア　4個　4.3€（約550円）
マカロン　12個　4.9€（約627円）

主食だけあって、どのタイプのパンも安い印象を持ちました。フランスはバゲットに代表されるようなハードタイプのパンが主流ですが、北米などで食べられている食パン（日本のようにふかふかでしっとりした食パンは残念ながらありませんが…）もそれなりに数があり、好みに応じて選ぶことができます。

３、野菜＆果物

野菜と果物は小型店にはベーシックなものしかないですが、大型店に行くとかなりの品数が置いてあります。特に、トマトやレタス、りんご、洋梨といったものは何種類も置いてあり、一つのカウンターが全てトマト…なんてことも。日本とは違う目新しさがありますよ！

きゅうり　1本　0.89€（約114円）
アボカド　2個　4.29€（約550円）
マッシュルーム　キロ　4.99€（約639円）
レタス　1個　0.99€（約127円）
トマト　キロ　2.99€（約383円）
ミニトマト　キロ　11.96€（約1,531円）
キャベツ　1個　2.19€（約280円）
ブロッコリー　キロ　3.49€（約447円）
かぼちゃ　キロ　2.79€（約357円）
なす　キロ　2.09€（約268円）
パプリカ　キロ　3.99€（約511円）
じゃがいも　キロ　1.79€（約229円）
玉ねぎ　キロ　3.61€（約462円）
にんじん　キロ　0.79€（約101円）
オレンジ　キロ　2.59€（約332円）
りんご　キロ　1.99€（約255円）
バナナ　1房（大体5本）　0.99€（約127円）
ぶどう　キロ　7.58€（約970円）

野菜も果物も日本と比べると単価は安いのではないでしょうか？値段は1キロ当たりがほとんどですが、実際に買う野菜＆果物は1キロを超えないものも多くあります。例えば、マッシュルームはひとり分を袋詰めして量ると0.2、0.3€くらいの価格になることもあります。フランスで節約生活をしたいときは、野菜たっぷりのメニューを考えるとGOODです！

４、肉＆魚

鶏ムネ肉　キロ　12.22€（約1,564円）
鶏モモ肉　キロ　5.0€（約640円）
牛ひき肉　キロ　11.98€（約1,533円）
豚フィレ肉　キロ　11.95€（約1,530円）
豚ブロック、ステーキ用肉　キロ　9.95€（約1,274円）
牛ステーキ用肉　キロ　23.5€（約3,008円）
牛ブロック肉　キロ　12.95€（約1,658円）
ベーコン　キロ　17.07€（約2,185円）　1パックだと2.56€（約328円）
ハム　キロ　11.62€（約1,287円）　1パックだと2.79€（約357円）
海老　キロ　14.99€（約1,919円）
サーモン　キロ　16.99€（約2,175円）
アジ　キロ　8.99€（約1,151円）
ホタテ　キロ　34.99€（約4,479円）
牡蠣　キロ　7.99€（約1,023円）
カニカマ　キロ　14.24€（約1,823円）

フランスは肉も魚も種類が豊富です。お肉は上記以外にも、鴨肉や七面鳥、羊、蛙や兎のお肉も売っていたり、牛や豚の内臓系も売られています。魚は地域によって品数が変わると思いますが、大西洋、地中海、北海の3つの海に面しているフランスは漁港もたくさんあるので、他の国と比べても魚介類は豊富だと思います。

５、冷凍品＆乳製品

ピザ　1枚　2.71€（約347円）
海老　キロ　37.16€（約4,756円）
フライドポテト　キロ　3.14€（約402円）
アイスクリーム　6個入　4.07€（約521円）
牛乳　6パック　5.7€（約730円）
生クリーム　3パック　2.55€（約326円）
エメンタールチーズ　キロ　8.25€（約1,056円）
カマンベールチーズ　キロ　11.89€（約1,522円）
ヨーグルト　キロ　2.21€（約283円）
卵　12個入　2.55€（約326円）

冷凍食品は日本ほど充実していないと思います。冷凍ピザやラザニア、フィッシュ&チップス用の白身魚のフライなど、ジャンクフード系はバリエーションが豊かな印象です。乳製品は酪農が盛んな国だけあって、どのスーパーでも豊富な品揃えです。値段は平均的なのではないかと思います。

６、飲料

赤ワイン　1本　3.99€（約511円）
白ワイン　1本　2.95€（約378円）
ロゼ　1本　3.4€（約435円）
ビール　リットル　2.53€（約324円）
オレンジジュース　リットル　1.99€（約255円）
コーラ　リットル　0.63€（約81円）
エビアン　リットル　0.36€（約47円）
クリスタル（水）　リットル　0.19€（約24円）

フランス人の食事にワインは欠かせません！水と同じくらいワインを飲む国だからこそか、ワインの値段はとても安いです。もちろん、銘柄によって高いものもありますが、スーパーで買えるワインのほとんどは10€以下です。ワイン好きにはたまらない価格なのではないでしょうか？♡

７、麺、調味料、お菓子など

パスタ　キロ　1.9€（約243円）
タイ米　キロ　1.25€（約160円）
インスタントラーメン　1袋　1.25€（約160円）
シリアル　1箱　2.46€（約315円）
小麦粉　キロ　0.74€（約95円）
砂糖　キロ　1€（約128円）
塩　キロ　0.83€（約107円）
紅茶　25ティーパック入　1.72€（約220円）
サラダ油　キロ　3.39€（約434円）
マヨネーズ　1本　3.47€（約444円）
ジャム　1個　1.88€（約241円）
蜂蜜　1個　7.53€（約964円）
クッキー　キロ　12.2€（約1,562円）
板チョコ　1枚　2.18€（約230円）
ポテトチップス　1袋　1.99€（約255円）

パスタはパンの次に多く消費されているフランスの主食。そのため、スーパーではたくさんの種類のパスタが売られています。価格も安いですし、日本では見かけないパスタがあって面白いです！調味料やお菓子は妥当な値段でしょうか。お菓子は日本のように個別包装になっているものが少ないので、単価だけ見ると高く感じるかもしれません。

８、日用品

洗濯用洗剤　リットル　3.36€（約430円）
柔軟剤　リットル　3.69€（約472円）
トイレットペーパー　8個　6.25€（約800円）
食器用洗剤　リットル　3.19€（約408円）
スポンジ　2個　1.94€（約248円）
キッチンペーパー　4個　2.92€（約374円）
ティッシュペーパー　1箱　1.71€（約219円）
歯磨き粉　1本　1.39€（約178円）
歯ブラシ　1本　1.26€（約161円）
シャンプー　1本　4.54€（約581円）
コンディショナー　1本　4.32€（約553円）
ボディーソープ　1本　2.39€（約306円）
バスタオル　1枚　9€（約1,152円）
フェイスタオル　1枚　5€（約640円）
フリクションボールペン　1本　3.1€（約397円）
ルーズリーフ　200枚　1.2€（約154円）
ノート　100ページ　2.4€（約307円）

日用品は日本と比べると高い印象です。消耗品である洗剤系やトイレットペーパーなどは、日本の安い価格を知っている身としては、フランスの価格を見る度にひょえ〜となりますが、その分食材が安いので良しとしています（笑）。

９、まとめ

以上、実際の値段 in フランスのスーパー、はいかがでしたか？フランスの物価がどんな感じか、少しでも皆さんの参考になっていると嬉しく思います。ではまた次回のコラムで、À bientot〜☆

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