• 2020/01/10
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フランス国内で【学⽣ビザ延⻑⼿続き】をやってみた!

担当官によって対応が違う、時間がかかる、書類が複雑などと、ありとあらゆる⼿続きが⾯倒だと噂されるフランス…。当然学⽣ビザの延⻑⼿続きも「ちゃんと出来るのかな」と不安になりますよね⁈ 今回のコラムでは、つい先⽇⼿続きを終えたばかりの私が、実体験に基づく超リアルな情報をシェアさせていただきます!

●注意点●
以下に記載させていただく情報は、2019年12⽉時点、実際に私が申請を⾏った際の内容です。今後申請条件などは変わる可能性があります。また⼿続きはHaute-Savoie県で⾏っています。別県庁での申請の場合、申請条件も異なる可能性がありますので、以下はあくまで⼀例としてお読みくださると幸いです。

そもそも学⽣ビザとは?

そもそも学⽣ビザとは?


そもそも学⽣ビザってなんでしょう?学⽣ビザはフランスで3カ⽉以上の留学をする際に取得しなければならないもので、⻑期留学予定者は、留学前に東京にあるフランス⼤使館で申請を⾏わなければなりません。学⽣ビザには学校の申し込み期間に応じ、⼀時滞在⻑期ビザ(VLS-T:4−6カ⽉の留学時)と⻑期学⽣ビザ(VLS-TS étudiant:4−12ヶ⽉の留学時)があり、フランス国内でビザの延⻑申請ができるのは⻑期学⽣ビザのみとなっています。以下にビザの違いをまとめてみます。

⼀時滞在⻑期ビザ ⻑期学⽣ビザ
期間 最⼤6ヶ⽉まで 4ヶ⽉〜1年まで
ビザ申請 キャンパスフランスでの⾯接&フランス⼤使館での申請 キャンパスフランスでの⾯接&フランス⼤使館での申請
現地でのビザ延⻑ 不可
ビザの切替 不可 ⼀部可
アルバイト 不可 年間964時間(約週18-20時間)
滞在許可証の申請 不要 必要
28歳以下の⽅のセキュリテソシアル(国⺠健康保険)への加⼊義務 必要 必要

どちらのビザで渡航の場合も、ビザ期間中はフランスに合法的に滞在し勉強ができる点は変わりません。しかしながら、フランス国内で出来ることの幅は⼤きく違ってきます。
そのため、留学後にコースの延⻑や進学を考えていきたい⽅は、⽇本で申請する初回の学⽣ビザが重要になります。

因みに、⻑期学⽣ビザは4ヶ⽉以上の留学でおりるビザと定義されていますが、6ヶ⽉未満の就学の場合には⼀時滞在⻑期ビザが交付される可能性がありますので、確実に⻑期学⽣ビザを取得するためには、最低でも6ヶ⽉以上の学校登録をすることをお勧めします!ビザの種類や初回の学⽣ビザ申請⽅法については、下記ウェブページにとても詳しい情報が記載されていますので、申請の際はこちらをご確認ください。

在日フランス大使館 各種ビザ案内
フランス留学センター(By 留学Thank you!) ビザの種類

OFIIの登録とは?

OFIIの登録とは?


フランス国内で学⽣ビザの延⻑を⾏うには、OFII(フランス移⺠局)での登録が完了していることが⼤前提…なのですが、そもそもこれってなんでしょう?フランスの学⽣ビザについて調べていると、学⽣ビザ、滞在許可証、OFIIなど様々な単語がでてきて、何がなんなのかが分かりづらいですよね?以下にざっと説明してみます。

留学や移住など⽬的に関わらず、フランスに⻑期滞在する場合はその⽬的にあったビザを⽇本で取得します。でも、残念なことに、この「ビザ」の取得だけではフランスに⻑期滞在することはできないんです!というのも、ビザはあくまで⼊国許可証であって、「実際にフランスに⻑期滞在するための滞在許可証は、また新たに現地で⼊⼿しましょう」というのがフランスのルールなのです。つまり、ビザの取得=⼊国が許された状態ということだけなんですね。

ここでややこしいのが今回のトピックである「⻑期学⽣ビザ」。⻑期学⽣ビザ=VSL-TS étudiantは正式名称を「Visa Long Séjour Valant Titre de Séjour」といい、⽇本語に訳すと「滞在許可証に相当する⻑期滞在ビザ」になります。つまりは、⻑期学⽣ビザは滞在許可証の機能も付いていて、これ⼀つで⼊国も滞在もできてしまうということです。そのため、⻑期学⽣ビザを持つ⼈はフランス⼊国後に滞在許可証の申請を⾏わなくて良いのです!ただし、このビザに付随している滞在許可証は、ビザ受け取りの時点ではまだアクティベートされていません。このアクティベートの作業こそがOFIIでの登録であり、こちらはフランス⼊国後3ヶ⽉以内に完了させる必要があります。

フランス到着後にOFIIでの登録を済ませないと、滞在許可証が有効化されていないと⾒なされ不法滞在の扱いとなってしまいますし、ジェンゲン協定国内の⾏き来も⾃由にできません。
因みに、OFIIの登録は2019年2⽉18⽇からはオンライン申請に移⾏されています!(それ以前はOFIIの役所で紙申請する必要がありました)現在はオンライン上で簡単に済ますことができるので、⼊国後、忘れない内に登録を済ませましょう。

OFII 滞在許可証の有効化を行うウェブページ

延⻑⼿続きと必要書類

延⻑⼿続きと必要書類


上記で触れたように「学⽣ビザ」⾃体は⼊国の許可証という位置付けのため、学⽣ビザの延⻑とは、正確には「滞在許可証」を延⻑する作業になります。⼿続きとしては、①必要書類を揃える、②県庁に予約を取る、③予約⽇に県庁にて書類を提出する、の3ステップです。

まず⼀番最初に⾏うことは、⾃分の⼿続きを管轄する役所がどこになるのかを把握することです。
滞在許可証の更新を管轄する役所は、現在住んでいる(住所として正式に登録している)県の県庁=Préfecture です。(パリは例外で、住んでいる地区の最寄りの警視庁=Préfecture de Policeで⼿続します)県庁が違うと必要書類の細かい規定が異なる可能性がありますし、フランスは地域や役所、ひいては担当官により対応が違うことが良くあります。完全な申請書類を揃えるために、まずは該当の県庁が⽤意している「必要書類チェックリスト」をゲットしましょう!また県庁が⾃分の住んでいる街にない場合は、予約⽇には出向く必要があるので、位置関係なども早めに把握しておくと良いです。

私は県庁が最寄りにあったため、チェックリストをもらいに⾶び込みで⾏ってみました。受付が「予約無し」と「予約有り」に別れていて、⾶び込みでもスムーズに対応してもらえました。ここでチェックリストの受け取りとともに、予約のため、県庁のウェブページの操作⽅法について説明された案内も貰いました。その場で疑問点についても質問できましたし、必要書類についての細かい確認もできたので、⾶び込み訪問を対応してもらえそうな県庁であれば、⼀度⾏った⽅が確実に準備できると感じました。因みに、チェックリストは県庁のウェブページからダウンロード出来るようにしているところが多いようです。

Haute-Savoie県の場合ですが、必要書類は以下でした。

必要書類 要点
滞在許可証 パスポートに貼られた⻑期学⽣ビザ(=滞在許可証含む)と、OFIIの登録後に貰える「 Confirmation de la validation del’enregistrement de votre VLS-TS」という表題のA4の書類を⽤意
パスポート 顔写真ページ、フランス⼊国時のスタンプページが重要
戸籍謄本 フランス語の法定翻訳が必要
滞在証明書 予約⽇から遡り3ヶ⽉以内の電気やガスの⽀払い領収書を⽤意
寮住まいは、家賃⽀払いの領収書のみで可
ホームステイは、宿泊証明書を書いてもらい、ホストの身分証明書のコピー、電気、ガスの⽀払い領収書を⽤意
顔写真 3枚必要、35mm×45mm
学校登録証明書 ⼊学許可証や登録証明書など
延⻑するに当たり、コース登録が完了していることを分かる書類を⽤意
残⾼証明書 ⽉当たり€615の資⾦計算で、延⻑期間分をカバーする残⾼が必要
銀⾏から書⾯で発⾏してもらう
社会保険 28歳未満:
社会保険「la sécurité sociale」への加⼊を証明できる書類を⽤意
→国の保険制度であるセキュリテソシアルへの加⼊が⼀般的ですが、同等の保証内容であれば⺠間会社の保険へ加⼊しても良い

28歳以上:
健康保険「l’assurance de maladie」への加⼊を証明できる書類を⽤意
→28歳未満の時と同じく、⺠間会社の保険加⼊でも問題なし
学業の証明書 今まで何を学んで達成してきたかを説明できる書類
例)成績証明書、DELFの試験結果、コースの修了証明書など
チェックリスト チェック欄を全て☑で埋め、リスト2枚⽬にある「就学歴欄」を⼿書きで書き、署名する

書類は全て「原本+コピー1部」が必要です。コピーは、提出時に原本とコピーの違いが分かりやすいように⽩黒でとりましたが、それで問題ありませんでした。また、滞在証明書のみ3ヶ⽉以内に発⾏されたものという規定がありましたが、その他の書類、例えば、銀⾏の残⾼証明書や戸籍謄本などは、
〇ヶ⽉以内に発⾏されたものしかダメという規定はありません
でした。そのため、戸籍謄本とそのフランス語法定翻訳書は、フランス渡航前に念のために⽇本で⽤意して持ってきていたものを使いました。
残⾼証明書も予約⽇から遡って2ヶ⽉前ほどに発⾏してもらったものを使いましたが、(規定にそう書いていないため当たり前かもしれませんが)どちらも問題になりませんでした。ただ、⼿続きを体験された⽅のブログなどを読むと、「何ヶ⽉以内に発⾏のものを⽤意した」と書かれている⽅もいらっしゃったので、ここについては県庁によって違った規定を設けているのかもしれません。要注意です!

また、ワンポイントとして1点、フランス渡航時のスタンプに注意です。フランスへの渡航にヨーロッパ経由便を利⽤された⽅の場合、初めに⼊国審査を受けた空港のEUスタンプが押されるため、フランスの空港名が⼊ったスタンプは担当官に提示できません。その場合は、⾃分が渡航した際にどのルートを通ったのかを説明し、必要に応じてその時のEチケットや予約確認メールなどを⾒せられるようにしておくと良いです。

アポイントメントを取る!

アポイントメントを取る!


アポイントメントは、県庁のウェブサイト上から取ることができます。

1 Accueil(ホームページ)
2 Prendre Rendez-vous en Ligne(オンライン上で予約を取る)
3 Etrangers en Haute-Savoie(オートサボア県にいる外⼈)
4 Demander et retirer un titre de séjour(滞在許可証の請求及び撤回)
→ 3番の「Renouvellement de visa de long séjour valant titre de séjour (VLS TS)(⻑期学⽣ビザの更新)をクリック。


Haute-Savoie県以外の県庁のホームページでも全く同じように進めるかは分かりませんが、おおよそ同じ流れなのではないかと思います。ここまで来るとページが新たなタブに切り替わり、いよいよ予約に進める画⾯になります。

⻑期学⽣ビザの更新は、アポイントメントのカテゴリーが「3.2: Renouvellement de visa de long séjour valant titre de séjour (Rendez-vous supplémentaire)」です。こちらをクリックするとカレンダーが出てきて、空いている⽇付と時間の⼀覧を⾒ることができるので、⾃分の都合に合う⽇程で予約を確定させます。ここで注意点!
残念ながら予約は常に混み合っています。実際に私が⾏った際も、10⽉上旬の予約で最短の予約可能⽇は12⽉10⽇でした。そのため、更新⼿続きへは早めに⼊るようにしてください。

また、カレンダーが出てこず、「il n’existe plus de plage horaire libre pour votre demande de rendez-vous(あたなの予約希望に沿える⽇程は存在しません)」と表示されてしまう場合は、ホームページの更新がいつされるかを県庁スタッフに聞きましょう。これは実際によくあるようで、私が⾏った際も更新されるタイミング以外は、どんな時にやってみてもこの⽂字以外出てきませんでした。
Haute-Savoie県はページ更新のタイミングが、毎週⽇曜〜⽉曜にかけての夜中だそうで、実際に⽉曜の深夜1時半くらいにページが更新されカレンダーが出てきました。こういった情報も、初回に⾶び込みで⾏った際に教えてもらったので、やはり⾶び込み訪問はして良かったなと感じます。アポイントメント取り、ちょっと根気がいる作業ですが、必須事項なので頑張ってください。

アポイントメント当⽇

アポイントメント当⽇


アポイントメントは約20分の枠が取られています。時間前に県庁を訪問し、今回は「予約あり」の窓⼝にてチェックインを済ませます。番号札を貰い、掲示板で呼び出されるまでは待合室で待機です。対応は個室ではなく、カウンターのような作りになっているものが10個くらい並んでいるところで、ビザタイプ(移⺠、学⽣、就労など)は関係なく順番に対応されていく感じでした。東京のフランス⼤使館で⾏った、初回の学⽣ビザ申請時と似ていましたので、あまり気負わなくてOKです。

番号が呼ばれたら対応のカウンターへ⾏き、担当官に挨拶。そこから書類を1枚ずつ確認してもらい、所々で確認のため質問されたりしました。私が聞かれた質問は、残⾼証明書の資⾦は両親のものかという質問と、フランス⼊国時のスタンプはどれかという2点だけでした。
必要書類のところで説明したパターンのように、私はユーロ圏経由の⼊国でしたので、⼝頭でルートを説明し、必要であれば航空会社の予約確認メールを携帯画⾯に出せるよ!と⾔ったら、OKという感じで、詳細は確認されず終わりました。その後、10本の指紋をとり、その場で、更新後の滞在許可証を発⾏してもらえました!

更新後の滞在許可証は、A4サイズの上半分くらいの⼤きさで、シールなどではなくただの紙なので、パスポートと⼀緒に常に携帯するのがちょっと⼤変だなと感じました(笑)。原本は全てその場で返してもらえ、これで⼿続き終了です!!

まとめ


⻑々と書いてしまいましたが、更新⼿続きについてでした☆
⼿続きを始める前は、とにかく⾯倒くさそうだなと感じていたのですが、始めてみると以外とそんなこともなく、時間は掛かりましたが順調だったかなと思います。更新後のビザをその場で発⾏してもらえたことも、私的には全てがいっぺんに終わりスッキリできたので、とても良かったなと思います。県庁により恐らく違いはあると思いますが、これから⼿続きをされる際の参考にしてくだされば嬉しいです。

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このコラムの著者

らいちゅう

小学生でオーストラリア、高校生でカナダへ短期留学を経験。
18歳からはカナダの大学へ進学し、学生と社会人で6年滞在しました。
現在は仏語を習得すべく、フランス・アヌシーで語学留学中です!
趣味はフィルム写真を撮ること、美術館巡り、旅行も好きです。(^▽^)/
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カナダ、アメリカ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリア、フィリピン、台湾、タイ、イギリス、フランス、ベルギー、イタリア、クロアチア、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ポーランド、スイス、ギリシャ、モナコ公国、オーストリア この著者の投稿一覧 >>

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