- 2020/07/09
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日本人の少ないのどかな港町ハリファックスで留学するメリット・デメリット
カナダに留学やワーキングホリデーで渡航を考えている方!
カナダで有名な街と聞かれてぱっと思い浮かぶのは「バンクーバー」や「トロント」といった主要都市ですが、みなさんは「ハリファックス」という都市をご存知でしょうか。
今回は、日本人が少なく人も親切で過ごしやすい港町「ハリファックス」で留学するメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
目次
地域の特徴(東海岸・港町・シーフードが美味しい)
ハリファックスはカナダの東海岸、大西洋に面したノバスコシア州の州都です。
日本人にとってカナダの港町と言えば西海岸にあるバンクーバーが圧倒的に知名度が高いですが、実は東海岸にもハリファックスという港町があります。ハリファックスハーバーを中心に、ダートマス・サックビル・ベッドフォードといった地域で構成されており、公共交通機関はバスもしくはタクシーです。人口は約40万人ほどでバンクーバーよりも規模は小さいですが、港町というだけあってクルーズ船の寄港地としても知られており、ロブスターなど海の幸も名産品もあります。
メリット1)都会と自然と融合した港町
ハリファックスのシンボルといえばウォーターフロントと言われるハーバーや、かつての要塞があるシダデルヒルです。海と山に囲まれており、漁業以外にもブルーベリーの産地としても知られています。毎週末開かれるSeaport Farmers Marketでは深圳なシーフード、自家製のハチミツ、メープルシロップ、ハリファックス名産のワインやビール等が販売されており観光客や地元の方で賑わっています。
いたるところに湖があり、夏の時期は湖水浴がメジャーなビーチアクティビティです。その他にもジャズフェスティバル、ビールフェスタ、ホエールウォッチングなどのイベントもあるため小さい街ながらも都会と自然の両方が味わえます。
天気の良い日は通りから港が一望できて映画の世界に入り込んだような景色に遭遇出来ます。
メリット2)日本人が少ない
ハリファックスは東海岸に位置しており、カナダの中でも最もヨーロッパに近い沿岸地域のため、アジア人が少ない事が大きな特徴です。人口約40万人ほどですが、母国語を英語とする人が全体の90%を占めており日本人率は0.1%とかなり低く、街中を歩いていて日本人に遭遇することが少ないです。日本語が聞こえてくることがあるとすれば、その方々はほぼ語学留学生だと言っても過言ではないです。
語学学校の日本人率は10%未満と他のカナダの地域と比べてもかなり低いです。
バンクーバーやトロントなどの大都市ですと銀行窓口で日本語対応サービスや、日本人向けの携帯・Wi-fiショップなどもあるなど、英語ができなくてもどうにか生活できる環境が整っているため、初心者の方にはとても安心ですよね。ハリファックスにはそういったサービスはもちろんありませんので、日本語を話す機会が圧倒的に減ります。英語で考え、話し、書き、読みという習慣がつきやすく英語環境に身をおきたい方や厳しい環境で頑張りたいという方にはうってつけの地域です。
メリット3)フレンドリーで親切な人が多い
ハリファックスのこういった都会過ぎない特徴もあってか、親切な人や人懐っこい方がとても多い印象です。
日本では赤の他人に話しかけることはめったにないですが、ハリファックスでは通りすがりの方に服を褒められたり、挨拶をされたりすることが度々あります。
スーパーや薬局でも必ず「How are you?」とか「How’s it going?」とあいさつをしてくれるので、そこから会話に繋がることはよくある話です。
ちなみにですが、私がハリファックスのスーパーで買い物をしていた時、知らないカナダ人の老夫婦に「もしかしてあなたは〇〇ちゃん?昔ホストファミリーで住んでくれていた子じゃない?」と人違いされたことがありました。何でもない英会話だったのですが、とても嬉しい勘違いだったことを覚えています。
メリット4)夏が過ごしやすい
ハリファックスは沿岸部に位置しており海洋性気候のため、カナダの中でも夏は暖かく冬は比較的穏やかです。特に夏の時期は最高でも25℃程度ですので、日本のような真夏の猛暑とは無縁です。港町のため風もよく吹くので風通しが良く、夏場は扇風機だけで暮らしているご家庭も多いです。ただい、日差しは日本よりも強い為、日焼け対策は必須です。
デメリット1)冬が長い
ハリファックスの夏はとても過ごしやすく温暖な気候とはいえ、やはりカナダですので冬は少なくとも日本よりは寒くなります。
雪が降りだすのは11月頃からで、4月頃からようやく少しずつ暖かくなるので北海道の気候と似た印象です。日本では本格的に寒くなるのが1月頃とするとハリファックスの冬は長く感じるかもしれないですね。その代わり、室内はどこもしっかり暖房が効いているので冬でもコートの中は薄着という方も結構いらっしゃいます。
また、冬はお家で過ごすことが多くなるので移動以外ではそこまで寒い思いをしなくても済みます。
デメリット2)仕事探しが苦戦するかも
ハリファックスは前述の通り、母国語が英語の方が90%を占めています。
そのため、ワーキングホリデーで渡航される方は仕事探しに難航する可能性が高いです。
日本で雇用主が日本語ネイティブの人を雇用したいと考えるように、カナダでも英語をネイティブとする方が有利なのは自明の理です。現地ですぐに仕事が見つからないリスクも踏まえ生活資金には余裕を持って渡航して頂くことをお勧めいたします。
ただし、ハリファックスという小さな街の特質上、専門スキルや英語力が高ければネイティブの方と同じ土俵で勝負できるチャンスは大いにあります。また、現地の大学生が卒業するタイミングで求人が増えることもありますので、レジュメを沢山用意し、面接の準備もしっかりとして応募はどんどんしてみましょう!
デメリット3)税率が高い
カナダの消費税にはGST(消費税)、PST(州税)、HST(統合売上税)と3種類があります。
カナダの税率は州ごとに異なるのですが、ハリファックスがあるノバスコシア州は消費税が15%と、カナダの中で一番高いです。外食をするとチップを15%ほど支払うとして、消費税も15%追加されるので実質メニューに記載されている料金より30%多く払うということになります。
ですので外食の際には金額を気にせずオーダーしてしまうと支払い時に驚きの額になってしまうので気を付けましょう(苦笑)
日常生活では食料品でも生鮮食品や乳製品などの基本食品は軽減税率で非課税ですので、賢く買い物する必要がありそうです。
まとめ
いかがでしょうか。
海・山・湖と自然に囲まれ、また日本人の少ない地域ハリファックスについてご紹介させて頂きましたが、メリット・デメリットはそれぞれありますので、予備知識として知って頂き、今後ご渡航を検討されていらっしゃる方は是非参考にしてみてください♪
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サンキュー済み
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このコラムの著者
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