• 2017/11/28
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【発音矯正】ジャパニッシュとは言わせない!綺麗なネイティブイングリッシュを話すには?

綺麗な英語を学ぶためにはネイティブから直接学ばないとと思っていませんか?確かに間違いではありませんが、そこにこだわってしまって、意外な落とし穴に気付いていないかもしれません。

1.英語のスペリングはクレイジー!目より耳を使え!

1.英語のスペリングはクレイジー!目より耳を使え!

日本語は、「は」「へ」など一部を除いて、基本的には書かれたままの発音をすれば、正しく単語や文を読むことができます。しかし、日本人の「書かれたまま読む」という当たり前の作業が、実は英語をマスターする妨げになっていて、あなたの英語が日本人訛りになってしまう原因になっていること、どれくらいの日本人が認識しているでしょうか?

ネイティブスピーカーのような綺麗な発音を手に入れるには、まず、ネイティブ自身が「英語のスペリングはクレイジーだ」と言うくらい、英語の綴りは発音を学ぶ上であてにならないことをまず認識する必要があります。聞いたままの発声を心がけるのがネイティブらしい発音を手に入れる近道です。

より体系的に学習したい場合は、最初は面倒に思うかもしれませんが、発音記号(IPA)を一通り学んでおくと、以後新出単語に出会っても正しく単語を発音をすることができます。

2.上級の発音を身に付けるには、アクセントとリズムが重要!

2.上級の発音を身に付けるには、アクセントとリズムが重要!

発音は合っているはずなのに、ネイティブに通じない。そんな経験はありませんか?

英語には、単語単語のアクセントの他に、文単位でのリズムやアクセントが存在します。
一つ一つの単語を区切って、平坦な調子で発音する日本人が多いですが、実はこれ、何に焦点が当たっているのかが分からなくて、すごく聞き取りづらいんです。語学学校の先生は外国人の英語を聞き慣れているので分かってくれても、実践では通用しないことも多いです。

文の持つリズムや調子をトレーニングするには、とにかくリスニングの数をこなして彼らの話し方のリズムに慣れる他、シャドウィング練習が効果的です。自分が日本人であることは一旦忘れて、全く同じリズム、同じ強弱を心がけましょう。いかに自分の発声がネイティブのリズムと違うかが実感できると思います。

また、初級者ほど先生の英語の訛りを気にして、ネイティブじゃないとダメと言う方が多いですが、日本人の英語初級者は、それよりもまだ前の段階、英語で考える習慣と英語を声に出す練習が圧倒的に足りていません。

自分の意見をリズムに乗せてアウトプットできれば、多少発音がおかしくてもネイティブは理解してくれます。中級以上のレベルになるまでは、形にこだわりすぎず、どんどん喋った方が英語の上達は早いでしょう。

留学を検討しているのであれば、フィリピンやシンガポールなど、物価が安くて長時間レッスンを受けられる国。日本国内であれば、低予算で受けられるスカイプレッスン、オンラインレッスンが受けられるアプリを活用するのがオススメです。

3.【上級者向け】ネイティブの英語が聞き取れない原因

3.【上級者向け】ネイティブの英語が聞き取れない原因

中上級者以上の方だと、英語力の向上のために洋画を見ている方も多いのではないでしょうか?
英語字幕があったらストーリーを追えるのに、字幕なしだと何を言っているのか全然分からなくなる。
字幕を確認してみたら、使っている単語はとても簡単だった!どうして聞き取れなかったのだろう?

これには色々な原因がありますが、実際のネイティブの会話の中でよく起こる「フラップT」「リダクション」「リエゾン」をご紹介します。

4.「フラップT」とは?

4.「フラップT」とは?

弱く発音するTが頻繁にDサウンドの変わってしまう現象をフラップTと言います。

Dサウンドと言ってもとても曖昧な音なので、R音に聞こえることもあり、全体的にだらだらっと不明瞭に話しているように聞こえます。全ての単語でフラップTが起こる訳ではなく、母音に挟まれていることなど一定の条件があります。

Party「パーティー」…「パーディー」あるいは「パーリー」

better「ベター」…「ベダー」あるいは「ベラー」

このように崩して発音するのがアメリカ流です。
なぜこのような現象が起こるかですが、有気音(発音した時に声帯が震える音)に挟まれた無気音(震えない音)が、有気音の影響を受ける為という考え方があります。 なお、イギリス英語にはこれらの法則はなく、カチッとした英語を話します。

5.「リダクション」と「リエゾン」の存在

5.「リダクション」と「リエゾン」の存在

knowのように発音しないkをサイレントレターと言いますが、ここで言うリダクションとは、ネイティブの会話スピードで起こる、重要でない音の欠落を指します。また、音自体は残りますが、音が弱まることでシュワ音(ə:曖昧音)になることもあります。

...And I went for a run「アンド アイ ウェント フォァ ア ラン」…「ァナイ ウェン フォァ ラン」

andのdとwentのtが消えて、An(d)とI、forとaがリエゾンになっています。(リエゾンについては後述)
カタカナ表記の便宜上書き表していませんが、AndのA、forのo、aはシュワ(曖昧音)になっており、はっきり発音するとNGです。たった6単語の文でも、これだけの発音の変化が起こります。

And IがAnai に聞こえるリエゾンとは、単語と単語が繋がってしまう現象を言います。

A lot of 「ア ロット オブ」…「アロードブ」

if it’s 「イフ イッツ」…「イフィッツ」

連語がくっつく場合、接続詞と主語がくっつく場合などがよく見受けられます。

リエゾンするとまるで一つの単語のように聞こえます。また、ネイティブの会話内で、フラップT、リダクション、リエゾンは同時に起こりますので、慣れていないと意味を聞き逃す原因になります。

まとめ

まとめ

綺麗な発音を手に入れる効果的な練習方法はネイティブの発声した通りに後からついていくシャドウィングです。音を意識し、忠実にコピーする気で練習しましょう。上級者で伸び悩んでいる方は、単語の発音やリズム以外に、文中で起こる音の変化にまで注意を払えているか、今一度確認するとよいでしょう。

YOUTUBEでは、多くのネイティブスピーカーの講師が英語学習者向けのビデオ配信を行っており、例えば、Rachel's Englishチャンネルでは、今回挙げた発音に関する基本を学ぶことができます。インターネットをどんどん活用して、リスニング力とスピーキング力を鍛えましょう。

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