• 2017/12/26
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  • 留学準備

フィリピン留学で実際にかかる費用を大解剖!!

「フィリピン留学は他の欧米圏と比べると、安く留学できるし、英語がかなり身につく」

留学に興味をお持ちの方の中には、このような話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、現在でもフィリピン留学へ旅立つ英語学習者は後を絶ちません。

それでは、本当にフィリピン留学は格安なのでしょうか?今回は、私自身が実際に留学した時の費用をご紹介したいと思います。

なぜフィリピン留学は費用が安い?

なぜフィリピン留学は費用が安い?

フィリピン留学は格安で行くことができるというのは有名な話ですが、それがなぜだかはご存知でしょうか?

根本的な理由は、フィリピンの経済レベルにあります。留学先としてポピュラーなアメリカやオーストラリア、イギリスは先進国であり、フィリピンは発展途上国です。そのため、施設管理費や講師への給料などの費用を抑えることができ、それが格安留学へとつながっています。また、渡航費用も同じです。欧米圏への飛行機のチケットが往復約10万円かかるのにくらべ、フィリピンへの飛行機は半額の5万円程度です。最近ではLCCの就航や航空会社のセールなども影響し、往復1万円というチケットも存在します。

他にも保険はクレジットカードの付帯保険が利用できるなど、様々な面で費用を抑えることができるのが、このフィリピン留学の特色の一つではないでしょうか。

フィリピン留学のトータル費用

フィリピン留学のトータル費用

初めてのフィリピン留学の場合、何にお金を使うのか分からないと不安です。まずは必要な費用を紹介します。

・入学金
・学費(授業費、寮費、寮でのご飯、を含む)
・テキスト代
・交際費
・航空券代
・保険代
・VISA延長代(5週間以上滞在予定の場合)
・SSP費(特別勉強許可証)
・ACR-Iカード費(フィリピンに59日以上滞在する人は必ず取得必要)
・その他(送迎代、水道代、電気代など)


多くが皆さんにも馴染みの項目であると思いますが、中にはフィリピン留学ならではのものもあります。例えば、SSPはその一つです。
きちんとフィリピン政府に届け出をしている学校ではSSPの取得をしなければいけません。逆に言うと、SSPを取得しなくても良い学校は、何かしら違法で学校経営をしているという場合があります。

それでは、私自身の12週間の留学でかかった費用を大公開します!!
こちらの内容は、利用するエージェントさんや通う学校によって異なりますので、あくまで参考としてご覧ください。 ちなみに、私が通った英語コースは以下のものになります。

12週間ESLコース 3人部屋
(フィリピンマンツーマン5コマ、ネイティブグループクラス1コマ、フィリピングループクラス1コマ:計1日7コマ)

まず、日本で支払う額は約45万円になりました。詳細は、

・入学金 $100
・学費(寮費、寮でのご飯含む)$3.840
・航空券 (往復、セール時購入)\20.000
・海外旅行保険 (クレジットカード付帯)無料

次に、現地フィリピンでの支払額は約12万円(P46.780)になりました。
(※P=フィリピンペソ)

詳細は、
・テキスト代 1冊P250 ×5冊 P1.250
・交際費 毎月P6.000 ×3 P18.000
・VISA延長代(5週間以上滞在予定の場合)P8.530
・SSP費P6.500
・ACR-Iカード費(フィリピンに59日以上滞在する人は必ず取得必要)P3.500
・その他(空港送迎代、水道代、電気代など)P9.000

現地では多額の現金が必要になります。
学生の多くは現金を持ってくるか、国際キャッシングカードを作っていきます。
個人的な印象では、現金を持ってきた方がお得な気がします。レートが良い時に多めに両替するなどして工夫することができるからです。また、ATMでお金を引き出している学生はほとんどが日本人でした。多国籍な学校に通っていたのですが、他の国の学生は基本的に現金を持ってきて必要なたびに両替をしていました。ATMの利用料が毎回300円ほどかかったり、使うことができないATMもあったりするので、やはり現金がオススメです。

VISAの延長やSSPの申請費を現地で支払わなくてはいけない理由は、これらの事務作業は学校が本人に代わって行うので、費用は学校に直接支払わなければならないためです。また、現地の学校では基本的にフィリピンペソでの支払いになると思います。授業料をアメリカドルで支払ったからといってアメリカドルを現地で使うわけではないので注意しておきましょう。

結果、総額は日本円で約57万円です。これが私がフィリピン留学12週間で使った費用全額です。
費用を抑える方法として一番安い3人部屋を選び、航空券もセールの時を見計らって購入しました。

保険はクレジットカードの付帯で十分でしたし、実際にこの保険で何度か病院に通い薬を処方してもらいました。もちろん無料です。また、自分の不注意でスマートフォンの盗難に遭ってしまったのですが、こちらもしっかりと付帯保険でカバーしてもらいました。友達と夕食に出かけることもありましたし、週末はときどき小旅行に行きましたが、自分の中でお小遣いを決めて計画的に行動すれば交際費もこれで十分でした。

勉強をしに来たという意識をきちんと持っていれば、遊びすぎることもないかもしれませんね。

意外とかかっている交際費の全容は!?

意外とかかっている交際費の全容は!?

フィリピン留学を経験した人の体験談を聞いていると、思ったよりお金を使ってしまった、という話をときどき聞きます。私も、交際費に関しては一か月約1万5千円使っていました。節約しながらだったのでこの額でしたが、何も考えていないときっと毎月2万円以上は使っていたと思います。

フィリピンの物価はとても安く、外食は一人当たり250ペソから400ペソです。少し良いレストランに行くと500ペソぐらいになります(お腹いっぱい食べてお酒も飲んで)。これは日本円で500円から1200円ほどです。マッサージも日本と比べてとても安く、1回2時間で500ペソ(1200円)ほどでした。仮に毎回450ペソ(日本円1000円)で週末の夜に外食するとしたら、それだけで8千円です。

毎日の長時間の勉強はとてもハードです。そのため、ご褒美として月に2回ほどマッサージに行っていましたが、それで1万円になります。その他にも、クラブやバーに飲みに行ったり、小旅行に行ったり、お土産を買ったりしていると、なんだかんだ一か月で1万5千円はあっという間です。

私自身、なるべく余計な出費は控えるように心がけました。もちろん仲が良い友達が卒業する際には卒業パーティーに参加し、旅行にも行きました。マッサージも特別な時の自分へのご褒美として1ヵ月に1回ほど行きました。先生と一緒に飲みにも行きました。その分平日の放課後は学校でしっかり勉強し、食事は基本的に学校で済ましていました。学校で提供される食事はもちろん美味しかったです。

まったく何も予想していないまま留学してしまうと、思ったよりお金がかかってしまったと感じてしまいますが、きちんと自分の中である程度の予測をしていくとそのようなことは決してないと思います。また、計画的な行動ができることで、メリハリのある留学生活を送ることができるでしょう。

結局フィリピン留学はお得なのか?

結局フィリピン留学はお得なのか?

以上、留学にかかる費用についてまとめてきましたが、格安と言われるフィリピンにおいて肝心の英語の授業はどのようになっているのでしょうか?

フィリピンの英語コースのスタイルはマンツーマンです。一方、欧米圏での授業はマンツーマンではなく、ほとんどが6名以上のグループクラスです。時には15名以上の集団授業になることもあります。マンツーマンの授業では疑問に思ったことを周りを気にすることなく質問できますし、自分が話さなければ授業は進みません。

かつ欧米の授業数はフィリピン留学の3分の2ほどです。より高額な費用を支払い、コマ数も少なくかつ大人数での授業となると、いくら英語圏で学んでいるとはいえ、学習スピードはフィリピンよりは劣ってしまうというのが実情です。

つまり、フィリピンの英語の授業の質は欧米に負けずとも劣らない、むしろそれ以上であるといえます。さらに格安の授業料や生活費を考慮すると費用対効果は非常に高いといえるでしょう。

まとめ

まとめ

フィリピン留学でかかる費用は、欧米への留学と比べると確かに格安です。短期間であまりお金をかけずに英語力を伸ばしたいという方におすすめの留学先であるのは間違いありません。

しかしながら、決して安い買い物ではありません。実は、欧米圏への留学と比べてあまり費用は変わらなかったという例もあります。無計画にお金を使ってしまったり、英語よりも遊びに集中してしまったりすると、そのように失敗することもあるのです。

自分がなぜ留学に来たのかという意識と上記に挙げたような節約術を念頭に、お得で有益なフィリピン留学ができるように頑張ってください!




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このコラムの著者

satoko

なんとなく憧れていた海外での生活。一念発起し大学卒業後、フィリピンへ3か月間の短期留学。オーストラリアへ2年間のワーキングホリデーを終え、フィリピンで学生マネージャーとして1年間勤務。現在はヨーロッパの田舎町で暮らしています。趣味はまったりすることですが、常に変化のある生活を求め右往左往。人生のモットーは【Be Positive!!】 この著者の投稿一覧 >>

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