• 2018/01/24
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イギリス、ワーホリビザ(YMS)申請手順と特徴【2019年】

“英国”の名の通り、英語の本場イギリスは、伝統を大事にしつつ新しい文化を取り入れるのが上手な国。美術館や博物館も多く世界レベルの文化・芸術・ファッションも堪能でき、また近隣のヨーロッパ諸国へのアクセスも良好で、世界中から観光客や留学生が集まります。

今回はそんなイギリスに最長2年間滞在ができて、さらに無制限で就労・就学が可能な夢のようなビザ、YMSビザについてご紹介します。

<留学Thank youより:注意>
ビザに関する情報提供は、その時点で客観的な情報を提供致しますが、将来に渡りその内容を保証するものではございません。
また、この情報を元に申請を行っていただいたものに対して、審査結果に関して弊社では一切責任を負いかねますこと、予めご了承下さい。
なお、弊社を通してご留学のお客様に関しましては、ビザに関するアドバイスもさせて頂いておりますが、ビザに関してのみのご質問・お問い合わせは承っていませんので、ご理解いただけますと幸いです。

2019年度募集概要

2019年度募集概要

・定員:1000人
・期間:2年間有効
・対象年齢:18歳以上30歳以下(申請時17歳、渡航時31歳もOK)
・以前YMSビザで渡航したことがある者の申請:不可
・代理による申請:不可
・イギリス国内での申請:不可
・日本国籍所有者であること
・1890ポンドの資金証明ができること


まずYMSビザの第一の特徴として抽選でランダムに選ばれた人のみ申請可能であることが挙げられます。
抽選は2019年ですと1月と7月の年2回行われ、1回目は800人、2回目は200人+1月当選辞退者分の応募枠があります。 実際に毎年どれくらいの人が応募しているのか具体的な数字は出ていないのですが、インターネット上では倍率10~20倍、中には30倍とも言われています。ということは、定員1000人の枠に10000~30000人が応募しているということになりますね。非常に人気の高いビザであることが分かります。

わたしは幸運なことに初めての応募でチャンスを掴み取りましたが、わたしの周りでは、1度当選するも都合が合わず辞退しその翌年もまた当選している強者や、三度目の正直で当選されている方など様々な方がいらっしゃいます。当選基準も特に決まりがないようですので、本当に運としか言いようがありませんね。

ビザの応募方法

ビザの応募方法

狭き門ともいえるYMSビザですが、応募方法は至って簡単です。期間内に、氏名・生年月日・パスポート番号等を応募専用アドレスにメールにて送信。当選者のみ申請可能通知メールを受信し、その後の申請手続きへ進むことができます。

◆下記専用アドレス宛に必要事項を送信

YMS2018-APPOINTMENT@vfshelpline.com

件名:氏名・年齢・パスポート番号
本文:氏名・生年月日・パスポート番号・申請書を提出する国・自宅または携帯番号



応募メール例
==========================================
件名:YAMADA TARO・31/01/1990・TH123456789
==========================================
本文:
Name:YAMADA TARO
Date of birth:31/01/1990
Passport Number:TH123456789
Country to submit the application:Japan
Home and mobile phone number:+81(0)80 1234 5678
==========================================



当選者には当選確認ならびに申請可能通知メールが送信され、その後大使館の指示に従って面接予約をしビザ申請という流れになります。 当選されなかった方には後日落選メールが送られます。 日本以外からも申請することができます(ただしイギリス国内以外)ので、当選した場合滞在中の国で申請することも可能です。

2018年度ですと、第一回目1月の抽選はすでに終了しているので次回は7月の抽選となりますが、こちらはまだ詳しい詳細が発表されていないので大使館ホームページなどで随時情報をチェックしましょう。

申請方法 ~当選後ビザ取得までの流れ~

申請方法 ~当選後ビザ取得までの流れ~

メールにて応募後、当選者には申請可能通知、面接予約の詳細およびビザ申請に必要な書類に関する2通目のメールが送信されます。 ※当選した場合、指定された日付までにオンライン申請、クレジットカードによるオンラインでの申請料金の支払いを完了しなければなりません。期日までに支払いが完了しない場合、自動的に当選者リストより削除され、当選が取り消されてしまいます。
※申請料金支払い後から90日以内に申請書類を提出しなければなりません。


◆申請の流れ

①申請条件を満たしていることを確認し、当選後大使館より受信したメールに従ってオンラインで申請書(VAF9)を作成します。

②申請書類に必要事項記入後そのままオンライン上で大使館へ面接のアポイントメント予約をします。(※面接予約後の確認表を印刷して面接時に持参)

③申請書作成、アポイントメント予約後にオンライン上で申請料金(£235)を支払います。こちらはクレジットカード支払いのみになりますので注意が必要です。

④予約した日程に東京または大阪にあるビザ申請センターに行き面接を行います。
その際に以下4点を持参してください。

・英文財政証明(翻訳した通帳・残高証明書など、£1890以上あることを証明できるもの)
・YMS申請書VAF9(オンラインにて作成したもの)
・ビザ申請予約確認書
・パスポート(有効期限が6か月以上、2ページ以上の空白があるもの)


⑤無事に審査に通ったら、提出したパスポートに滞在許可証が貼られて戻ってきます。この滞在許可証はオンラインビザ申請時に記入した「入国予定日」から30日間有効となっており、この期間内にイギリスに入国し、入国後10日以内に現地にてBiometric Residence Permit(BRP)を受け取ります。こちらは申請時に指定した郵便局での受け取りになります。

BRPカードには生体認証情報等が含まれている他、顔写真・氏名・生年月日・国籍・有効期限・ビザの種類等が記載されており、イギリス国内での正式な身分証明書としても使えるので便利です!ちなみにわたしが応募した頃はまだBRPカード導入前だったので身分証明書として常にパスポートを持ち歩いていました・・・危ないですよね・・・

無事にBRPカードを受け取ったらいよいよワーホリ生活開始となります。

YMSビザの特徴 ~学生ビザ、他国ワーホリとの違い~

YMSビザの特徴 ~学生ビザ、他国ワーホリとの違い~

ここまで応募から申請の流れについてお話いたしましたが、なぜYMSビザが人気なのか、どのようなことが出来るのか、イギリス学生ビザや他の国のワーホリビザと比較しながら特徴をご紹介します。

①最長2年間滞在可能

同じように留学先として人気の国、カナダやオーストラリアのワーキングホリデービザの有効期間が1年間なのに対し、イギリスは2年間有効です!

他国のワーホリに比べ、就労経験やキャリアを積むのに十分な時間があります。また、イギリス国内はもちろんヨーロッパ近隣諸国への旅行のチャンスも沢山ありますよ。ロンドン近郊に滞在する場合だと、フランス・パリへ日帰り旅行も出来ちゃいます!オーストラリアのワーホリでもセカンドワーホリとしてもう1年ビザの延長が可能ですが、その場合3ヵ月間政府指定の地域および仕事に従事しなければなりません(これが結構ハードだという噂も・・・)。それに比べてイギリスは初めから2年間有効なので、途中で面倒な申請に手間や時間を取られる必要もありません。ただし2年間のみ有効で、ビザの延長は一切認められていないので注意が必要です。

②無制限で就労・就学が可能

オーストラリアのワーホリでは就学期間が4か月、同一雇用主の下での就労は6ヵ月のみ可能です。カナダでは就労に制限はありませんが、就学が6ヵ月までしか認められていません。それに対し、イギリスでは制限なく就労・就学が可能です!

また、同じイギリスでも観光ビザの場合は6ヵ月までの滞在・就学のみ、短期学生ビザでは11ヵ月までの就学のみが可能となっており、どちらも働くことは認められていません。そういった点でも、このYMSビザの自由度の高さはとても魅力的ですよね。

③正社員として就労が可能

他の国のワーホリはアルバイトとしてのみ就労が認められているのに対し、YMSでは正社員でフルタイムの労働が可能です!

もちろんインターンシップなどへの参加も認められています。日本での経験や英語力があれば現地企業でキャリアを積むことも十分可能なので帰国後や将来の可能性の幅が広がります。

一般的にワーキングホリデーとは、休暇や国際交流が目的であり、そのために生活費が必要なので働いてもいいですよというものです。それに対してYMSビザは就労を目的としたビザなので、期間中の就学・休暇は認められていますが、あくまでもイギリスで働くことが主な目的というビザです。ですので入国の際は「働く意思がある」ということをきちんと伝えることが大切です。

④YMSの禁止事項について

自由度の高いYMSビザですが認められていないこともあります。

・イギリス国内での申請
・代理による申請
・扶養する18歳未満の子供を連れての渡航
・配偶者を連れての渡航(共に在留資格がある場合はOK)
・ビザの延長や切り替え
・以前YMSビザで渡航したことがある者の申請
・プロスポーツ選手、医者、歯医者としての就労(英国内での免許を所持する場合はOK)

まとめ

まとめ

学生ビザに比べて費用を抑えての留学が実現でき、就労の他にも様々なことにチャレンジできる機会がたくさんある人気のワーキングホリデービザ。

なかでも今回ご紹介したイギリスYMSビザは、その自由度の高さから人気も非常に高く、定員1000人の枠に毎年応募者が殺到!非常に狭き門ではありますが、当選すればなんでも出来るまさに魔法のビザ。年に2回のチャンスに加え(2019年度1月はすでに終了してしまいましたが・・・)メールで手軽に応募が可能なので、条件が揃えば是非応募してみてはいかがでしょうか。

留学Thank you!にて学校をお申し込みの方にはビザ申請サポートも承っております。詳しくはお問い合わせください

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このコラムの著者

aayaka

ブリティッシュアクセントの虜。ミルク紅茶が大好き、お気に入りはPG tips、お供はfingers。オックスフォード・ロンドンでの滞在経験あり。 この著者の投稿一覧 >>

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