• 2018/02/05
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  • 勉強方法

インド留学の現役大学生がおすすめする語彙力・単語力の増やし方

「英単語がなかなか覚えられない」「とっさにフレーズが出てこない」英語学習者のなかにはこういった悩みを抱える人が多いと思います。そういった方は語彙力・単語力を増やそうと考えたときに、最初から単語帳に手を出していませんか?もちろん単語帳は効率よく語彙力を増やせるツールですが、飽きてしまい長続きしないケースが多いです。

今回は英語が第二の公用語の国インドで暮らして気づいた、語彙力・単語力を増やす3つのステップをご紹介させていただきたいと思います。

1. つかめ、単語のイメージ!

1. つかめ、単語のイメージ!

語彙力を伸ばしたい方がとるべき最初のステップは、単語や熟語を丸暗記することではなく、よく知る単語のイメージでつかむということです。

例えば「have」という簡単な単語、日本語に訳すことができますか?「~をもつ」と答えた方、実はそれでは不十分なのです。「have」をあえて日本語訳したときには「~を食べる」「~を飼う」「~させる」など、その時々によって様々な意味が生じてしまうのです。これをいちいち全部覚えるのは大変ですよね?

英語を公用語として話す人達もわざわざすべて別の意味でとらえているわけではありません。私がインド人にある単語の意味を尋ねたところ、「一言では言えないけど、なんとなくこの単語を使うのがいいんだよ」といわれたことがあります。つまり、大事なのはイメージをつかむことなのです。

例えば「have」のイメージを一言でいうと「なにかを自分の範囲に取り込んだ状態」です。具体的に見てみましょう。


I have a pen. 私はペンを持っています。

実はこの文は、手にペンを持っている必要はないのです。わたしの所有物として、ペンを持っている状態なのです。



I have a dog. 私は犬を飼っています。

これも犬を自分の家という範囲のなかに取り込んでいる状態ですよね?



I had lunch. 私はランチを食べました。

これも同じくランチを自分のカラダという範囲に取り込んでいる状態です。何度も繰り返すように「have」は行われている行為ではなく、あくまで「取り込んだ状態」ですので、I’m having lunch ということは無いのです。(I’m eating lunch ということは可能です)


このように単語のイメージをつかむことで正しい意味が理解でき、慣用句なども丸暗記せずに使いこなすことができるようになります。Googleなどで検索すれば単語のコアイメージを理解できるのでぜひ調べてみてくださいね♪

2. 接頭語・接尾語こそがカギ!!

2. 接頭語・接尾語こそがカギ!!

単語のイメージをつかむことができたら、次は接頭語・接尾語のイメージがカギになってきます。

接頭語とは単語の先頭に来る部分で、例えばdislikeのdisです。お分かりの通りこのdisには否定の意味合いが込められます。dis(否定)+like(好き)で、「嫌い」という意味になるのです。日本語でも若者が「ディスる」なんて使ってますよね。笑

続いて接尾語とは、単語の最後に来る部分で、例えば-er(~する人)だったり-ee(~される人)だったりします。interviewerといえば面接官。intervieweeというと面接を受ける人ですね。この2点を理解することで単語をグループ化できるようになり、初見の単語の意味も推測できるようになってきてしまいます!!

私がインド人とメッセージ上でやり取りする際に、よく見慣れない単語に遭遇することがあります。その際にはすぐに調べるのではなく、接頭語・接尾語から意味を推測し、それでもわからない場合は英英辞典をひくようにしています。このおかげでグッと語彙力が上がったのを実感しています!

試しに「pedestrian」という少し難しい単語を見てみましょう。多くの人は見たことがないかと思いますが、接頭語・接尾語を理解していればすっと頭に入ってきます。まずは接頭語のpedの部分。これはみなさんがよく使うペダル(pedal)という単語に共通していますよね。ペダルは足でこぐもの、つまりpedには「足」という意味が込められています。

続いて接尾語のianの部分を見てみましょう。American(アメリカの人)やpolitician(政治家)のように「~の人、もの」という意味になります。「足を使った人」、つまり「pedestrian」という単語は「歩行者」という意味合いが生まれてくるのです(画像がヒントでした笑)。ここまで理解できれば、「pedestrian」という単語は定着したのではないでしょうか?こちらもGoogleで検索すればもっと深く理解出来るのでぜひ確認してみてください!

3. 覚えたら即、アウトプット!!!

3. 覚えたら即、アウトプット!!!

上記のポイント2つを理解できたなら、あとは言葉を覚えたばかりの子供のようにアウトプットしましょう!!

単語は覚えただけでは絶対に身につきません。口に出して使うことで、脳みそは必要な情報として処理します。私自身4か月間暮らしてみてインドという国は英語のアウトプットに最適な場であると感じました。お店に行ったらおしゃべり大好きな店員さんたちが必ず話しかけてきますし、インド人コミュニティに参加すればフレンドリーで好奇心旺盛なインド人は、日本人と友達になろうと集まってきます。英語を使うことを強いられるインドは、覚えた単語を試してみるには絶好の機会ではないでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか。

インド人は教育水準の向上により、一つの意味でもいろいろな言い回しを使い分ける人が多いです。覚えた言い回しが実際に通じますので、どんどん使いたくなりますよ♪ 特に今回ご紹介した「簡単な単語のイメージ」と「接頭語・接尾語のイメージ」を意識しながらアウトプットしてみてください。単調だった英語学習が、楽しいものに変わってくるはずです。

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このコラムの著者

Naoki

こんにちは!南インドバンガロールのSPICEUP Academyでインターンをしています!
インド留学や生活に関する情報を自分の経験を交えながらご提供していきますので、よろしくお願いします! この著者の投稿一覧 >>

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