- 2018/05/02
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ポルトガルのスーパーマーケット事情
ポルトガルで生活する上で誰もが利用するであろうスーパーマーケット。町中のパン屋や八百屋での買い物もローカル感があってワクワクしますが、やはり一箇所でまとめ買いできるスーパーは何かと便利です。今回は、ポルトガルを代表する三種類のスーパーマーケットチェーンのそれぞれの特徴と、ポルトガルスーパー事情をまとめます。
目次
①PingoDoce(ピンゴドース)
「高すぎない価格と高い品質」がイメージのスーパーマーケットチェーン。惣菜のテイクアウトを先駆けて行い、現在も多くの店舗で対面型の惣菜コーナーがあります。PB商品のクオリティが全体的に高く、食品の購入では1番利用しています。
主な展開エリア:市街地、住宅地
店舗数:420店舗
価格帯:並
イメージカラー:緑と黒
ショッピングバッグ:アズレージョ柄
ショップカード:「Cartão Poupa Mais」発行料無料
(特典)カード所有者のみの一部商品のディスカウント価格、ガソリンスタンドBPでの還元
グループ:grupo Jerónimo Martins
②Continente(コンティネンテ)
ポルトの隣町マトジーニョシュ発祥(現在はNorteshopping内の店舗)の、ポルトガルで最初の総合スーパーマーケットチェーン。ショッピングセンター内の店舗はとにかく巨大で品揃えも食品、日用品とも抜群。海外のスーパーって楽しいと実感できる場所です。
主な展開エリア:ショッピングセンター、住宅地
店舗数:278店舗
価格帯:やや安
イメージカラー:赤、黄
ショッピングバッグ:カラフルでポップな柄
ショップカード:「Cartão Continente」発行料無料
(特典)クーポン、カードへのポイント還元、加盟店多数
グループ:grupo Sonae
その他:
Continente…ショッピングセンター内にあるhipermercado(衣類や日用品もあるスーパー)
Continente Modelo…食品中心の中規模店舗。店名はSonaeグループになる前の「Modelo」という店舗名の名残り
Continente Bom Dia …食品中心の中規模店舗。
③minipreço(ミニプレッソ)
小規模、多展開型のコンビニ感覚のスーパーマーケットチェーン。品揃えは他スーパーと比べるとイマイチですが、立地が良いので何かと便利です。
主な展開エリア:市街地
店舗数:694店舗
価格帯:やや高
イメージカラー:黄緑、黄色、赤と青(展開場所により異なるイメージカラー)
ショッピングバッグ:パンや野菜などの写真プリント柄
ショップカード:「Clube Minipreço」発行料無料
(特典)クーポン、カード所有者のみの一部商品のディスカウント価格
グループ:grupo Dia(ポルトガルのほか、スペイン、アルゼンチン、ブラジルなどにも展開)
その他:
minipreço market(黄緑)…市街地にある小型店舗。コンビニ感覚で使える。
minipreço express(黄色)…最近現れた、黄緑色店舗が改装され観光客利用に焦点を当てたコンビニ型の店舗。惣菜やパンなどの即食商やミニサイズの化粧品類が豊富。営業時間も長めです。
minipreço(赤と青)…住宅地寄りにある、規模が比較的大きい店舗。
④ポルトガルのスーパー事情いろいろ
・レジの長蛇の列…どこのスーパーでも、だいたいレジ前にはたくさんの人が並んでお会計を待っています。また、お客さんと店員とで、世間話に熱が入って会計そっちのけで話し続けることも多々あります。スーパーに行くときは気長な心を携えて行きましょう。大型店舗には自動レジのある場合もあります。
・惣菜の量り売りがおすすめ…大型の店舗には量り売りの惣菜コーナーがあり、一食(200〜300gほど)当たり2〜3€ほどでポルトガル料理中心のメニューをテイクアウトできます。外食はしたくないけど、家で直ぐ食べたい時に便利。冷凍食品よりは断然美味しいです。「200g下さい」と注文しても大抵の場合300g以上入れられ、「多い?」と聞かれます。(多すぎるよ!)と心の中で突っ込みながら減らしてもらうこと度々です。
・対面販売は整理券制…多くの店舗の肉や魚、パン、惣菜などの対面販売コーナーでは、整理券を取って自分の番号が呼ばれるまで待ちます。店員は番号を言って反応がないとすぐに次の番号にぽんぽん移ってしまうので、タイミングよく「私です!」と言うスキルが大切になります。
・警官が立っている…スーパーのレジや出入口付近には、警察官が常駐しているスーパーも多くあり、安心感があります。大きな事件や事故が少ない国だからこそ、日常的にこの光景があるのだとも感じています。
・チラシと値引き…基本的に1週間単位でチラシが更新され、お買い得商品が入れ替わります。ポルトガルのスーパーの値引率は10%から、大きく半額以上になるものも。定期的に値引きになる商品もあるので、タイミングを掴むとより賢く買い物ができます。レシートには、いくら今回の買い物で得したかの表記があり、お得感で一杯にさせてくれます。
・賞味期限チェックは自分で…賞味期限の切れた商品(または劣化した商品)を購入しても、確認を怠った購入者の責任になるそうです。店側が賞味期限を確認することは稀ですが、一部のスーパーでは期限の短い商品は期限間近による値引きシールが貼られている状況も見られます。
・営業時間…1番多いのは8:30(又は9:00)〜21:00。ショッピングセンター内のスーパーはもっと遅くまで営業しています。チェーンスーパーは日曜日も営業する店がほとんどのようです。
⑤主な商品の物価 (PingoDoceある1日の価格)
丸パン一個 0.10€
水500ml 0.11€
牛乳1ℓ 0.59€
ワイン1本 1.24€〜
いちご1パック 1.29€
鮭1kg 9.99€
鶏胸肉1kg 3.79€
トマト1kg 1.79€
じゃがいも1kg 1.19€
ツナ缶 0.99€
パスタ500g 0.74€
トイレットペーパー12ロール 1.59€
食器洗剤1ℓ 1.94€
※ポルトガルは生鮮食品や飲み物全般は安いですが、加工品や日用品の物価は日本とそれほど変わらない、もしくはもっと高いものもあります。
⑥まとめ
ポルトガルには、日本のコンビニのような24時間営業の店舗はほぼありません。また、市街地に住んでいたとしても徒歩で行けるスーパーは限られてくるので、大抵は週末に一週間分の食材や無くなりそうな日用品を買い出しに行くのが習慣になっています。最初こそは膨大な商品数と店舗の広さで何を買えばいいのか分からず何十分も店内をウロウロしていましたが、最近はすっかり買うものもルーティン化してしまい、ささっと終えるようになりました。ですが、ちょっと足を止めて商品棚を見てみると気になる商品ばかり。まだまだ知らない商品が膨大にあると思うと、せっかくポルトガルにいるんだからいろいろ試してみなきゃ…とも感じています。
ポルトガルには、今回紹介したスーパー以外にもまだまだ沢山のチェーン店があります。ぜひ、皆さんもポルトガルに来た際にはいろいろなスーパーに入ってみて、面白い商品、お気に入りの商品やお店を見つけてみて下さい!
※店舗情報、価格情報などは2018年4月調査時のものです。
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このコラムの著者
vinumarche
ポルトガルはポルトにて、ワーキングホリデー中。ポルトガル留学、ワーホリを考えている方に参考にしてもらえるような情報を発信していきたいと思います。予定をしていない方にも、一人でも多くの方にポルトガルに関心をもってもらえたらなによりです。【ポルトガル愛のぎゅっと詰まったフォトアルバムも、のんびり作ってます☞https://vinumarche.tumblr.com】 この著者の投稿一覧 >>
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