- 2018/07/10
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マレーシアへの大学留学の費用を徹底解説!
近年、留学先として注目を浴び始めているマレーシア。マレーシアの大学への留学が注目されている最大の理由は、欧米諸国の大学留学と比べて費用が非常に安いためです。学費が安いだけでなく、生活費も安くアルバイトも出来るので、留学の費用がアメリカやイギリス、オーストラリアと言った人気留学先と比べて半額から1/3程度となっています。さらに、イギリス・オーストラリアの大学からも卒業資格がもらえるデュアルディグリープログラムや、コストを抑えてアメリカの大学に編入するADTP、イギリス・オーストラリアなどの提携大学に転校を前提としたツイニングプログラムなどもあり、他国への留学をご検討の方でも、マレーシアの大学に一度入学することで費用を抑えることができます。
それでは、マレーシアの大学へ留学する場合、具体的にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。こちらの記事ではその費用を徹底的に解説いたします!
※日本円は1リンギット30円で計算しています
目次
【マレーシアの大学の学費】
まずは、いくつかの大学を例に学費を見てみましょう。
・サンウェイ大学ビジネス学部・・・88,000リンギット 約264万円/3年
・INTI大学ビジネス学部・・・72,000リンギット 約216万円/3年
・ADUビジネス学部・・・65,200リンギット 約195万円/3年
・モナッシュ大学ビジネス学部・・・118,800リンギット 約356万円/3年
学費の支払いは、他国と同様に学期ごととなっていますが、マレーシアの大学の多くは卒業までの総額を公式に発表してい、ます。上記の例ですと、60~90万円程度というのが1年間の学費となります。
【マレーシアでの生活費】
・寮滞在費……約3万円/月
・光熱費……約6千円/月
・食費……約1~2万円/月
・合計……約5~6万円/月
各大学は寮を完備しています。通常、学校の寮といいますと家賃が高いイメージがありますが、マレーシアの場合はご自身で探されたコンドミニアムに滞在してもそれ程家賃は上がりません。そのため、最初は大学の寮、その後はご自身で探されたコンドミニアムに住まれる方が多いです。
【国別の留学費用の比較】
〇日本の大学の学費と生活費
多くの方が、留学するよりも日本の大学に通う方が安いとお考えかと思います。しかし、条件次第ではマレーシアへ留学した方が安いこともあります。
例えば東京の私立大学へ通い、下宿したとすると以下の費用が掛かります。
・学費…約300~360万円/3年
・生活費…約15万円/月
このように、出費については学費も生活費もマレーシアの平均より高いことになります。
しかし、アルバイトの収入は日本の方が高くなりますので、上記の値段よりも節約することは可能です。しかしながら、やはりマレーシアの方が総合すると安くなります。
〇アメリカの大学の学費と生活費
アメリカの大学は日本と同じ4年制です。そのため、3年制のマレーシアではそれだけでも費用が抑えられます。
※日本円は1ドル111万円で計算しています
・学費……
ニューヨーク州立大学フレドニア校……71,774ドル 約800万円・4年
カリフォルニア大学サンディエゴ校……177,920ドル 約1,974万円/4年
・生活費……約12万円/月
アメリカの学費は非常に高いことで有名です。また、アルバイトはキャンパス内に限定されており、収入も限定的なので、節約の方法としては少々心もとないところがあります。
〇イギリス・オーストラリアの大学の学費と生活費
大学発祥の国イギリスでは、意外と私立大学が安いのが特徴です。
イギリス・オーストラリアは、日本の高校を卒業しただけでは大学入学資格がありません。そのため、ファンデーションコースを1年度履修してから3年制の大学に入学するのが主な流れとなります。(下記モナッシュ大学では、ファンデーションコースはディプロマコースと表記しています)
※イギリス:日本円は1ポンド153円で計算しています
※オーストラリア:日本円は1ドル83円で計算しています
・大学授業料……
サセックス大学ファンデーションコース……15,100ポンド 約230万円/1年
サセックス大学本課程……56,250ポンド 約860万円/3年
モナッシュ大学ディプロマコース……22,000ドル 約183万円/1年
モナッシュ大学本科……121,500ドル 約1,020万円/3年
・生活費……16万円程度/月
【進学方法別の留学費用の比較】
〇ADTP
ADTPとはAmerican Degree Trasfer Programの略です。
アメリカの大学は日本と同じ4年制で、一般教養と専門科目の単位を半分ずつ取得して卒業となります。一般教養はどこで勉強しても基本的には同じですので、アメリカだけで大学を卒業してしまおうという方は、「コミュニティカレッジ」という短大のような学校で一般教養を勉強し、2年で卒業後その単位を持って大学に転校すると3年次から編入することができます。コミュニティカレッジの1年の学費は約80~120万円ですので、コミュニティカレッジからの転校であれば最初の2年間は大幅に費用を抑えられます。
このコミュニティカレッジでの勉強をマレーシアでやってしまおうというのがADTPです。ADTPの授業料は1年で約50万円。生活費もアメリカより抑えられるのでコミュニティカレッジでの2年よりさらに安く抑えられるのが特徴です。
また、コミュニティカレッジを卒業しても成績が悪ければ受け入れてくれる大学が限られるのに対し、ADTPは元々マレーシアの大学がアメリカの大学と提携している為、比較的アメリカの大学に編入しやすくなります。
〇ツイニングプログラム
ツイニングプログラムとはマレーシアの大学と提携しているイギリス・オーストラリアの大学に編入するプログラムのことを指し、
・1+2……マレーシア1年+イギリス・オーストラリア2年
・2+1……マレーシア2年+イギリス・オーストラリア1年
・3+0……マレーシア3年+イギリス・オーストラリア0年
というプログラムが組まれています。
こちらのプログラムは、卒業時に就学している大学で卒業資格を得るため、マレーシアの大学からは卒業資格は得られません。一方で両方の大学から学位をもらえるデュアルディグリープログラムは全期間をマレーシアで就学する為に、イギリス・オーストラリアには実地研修、もしくは成績優秀者など、限られた条件下でしか行けないのが両者の違いです。
ツイニングプログラムの大きな利点は、マレーシアで一定期間就学することでイギリス・オーストラリアの留学費用を大幅削減できることです。できるだけ長くマレーシアの大学に在籍した方が費用は抑えられますが、イギリス・オーストラリアにより長く滞在したいという方は1+2、費用を抑えたいという方は2+1、単純に提携大学の学位を安く取りたいという方は3+0を選ばれます。
ところで、1+2を選択なさる方は注意が必要です。例えば、オーストラリアは大学で2年以上のカリキュラムを修了すれば、卒業後にオーストラリア国内で就労する権利を得られます。そのため、卒業後の滞在をお考えの方は1+2の方が有利と言われています。
〇分校からの移動
モナッシュ大学のように元々はオーストラリアの大学でありながら、各国にキャンパスを持っている大学ですと、どのキャンパスで就学していても本国の大学で学ぶことに変わりはありません。そのため、ツイニングプログラムよりも手軽に移動することができます。例えば、
オーストラリア本校・・・121,500豪ドル およそ約1,020万円/3年
マレーシア・クアラルンプールキャンパス・・・118,800リンギット 約378万円/3年
と費用に大きな差があります。
このように、分校の場合は同じ大学内限定ですが、ツイニングプログラムのように最初はマレーシア、卒業はオーストラリアと移動することができます。一方で、マレーシアの分校で行われている研究内容には、熱帯での感染症研究などマレーシアの地理的条件を活かしたものがあるため、逆に他キャンパスからマレーシアに来る方もいらっしゃいます。
まとめ
以上、マレーシアで大学留学をする場合の費用をご紹介しました。
マレーシアの大学留学は、費用が非常に安経済的な理由で留学をあきらめざるをえなかった方にも実現可能なものになっています。
費用を抑えて海外の大学へ留学したい、マレーシアの大学留学に興味がある、という方はぜひ、お問い合わせください!
<大学留学のお問い合わせはこちら >
もっと詳しい情報はコチラのコラムもご参照ください。
・マレーシアで大学留学!他の国が選べなくなる6つのメリット
・マレーシア留学で必要なビザとは?種類と手続きをくわしくご紹介!
【おすすめサイト】
マレーシア留学の口コミは留学thank you!
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