- 2017/07/11
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「ロンドン人あるある」をまとめてみた
ロンドン歴〇十年の目線や生活の振り返りの中で、思って見つけだしてみたLondoner(ロンドナー)の「あるある」のまとめです。
ちょっとマニアックかもしれないですが、もし頷けるようなポイントがあるとすれば、あなたもすでに立派なロンドン人かも?どうぞ、チェックしてみてください!
目次
1.どこにいても電車をことを「チューブ」と呼んでしまう
1863年にネットワーク内最古の路線、メトロポリタンラインがオープンしてから実に150年以上が経っているロンドンの地下鉄ですが、地元の者は「Underground(アンダーグラウンド)」よりも、愛称の「Tube(チューブ)」と呼ぶことの方が圧倒的に多いです。
「The Tube」と言われて何を指しているのかわからないのではロンドナーではございません(笑)!
しかし、地下鉄=チューブというのがすっかり馴染んでいるため、ロンドンに住む人はイギリスの他の街や外国にいても、公共交通の電車のことを「チューブ」と呼んでしまう傾向があるような気がします。外国の場合、現地の言葉を話しているならまだしも、英語を使っているとつい出てしまう癖のようなものでしょうかね。
2.地方=北部という感覚に陥りがち
悪い癖だよね、という自覚は筆者個人的にありますが、これは長く、特に小さい頃からロンドンに住んでいる人なら少なからず身に覚えのあることではないでしょうか?
グレーターロンドンの地理的なロケーションはイングランドのかなり南東よりのところです。圧倒的な大都会であるこの街がここにあると、北へ伸びていく陸が「地方」というざっくりとした見方ができてきてしまうんですね。
実際はもちろん、「地方」やロンドン以外の主要都市は北へ北への地域に集中してはいません!ブライトン、ポーツマスなどはロンドンよりもさらに南にありますし、エクセター、バースやブリストルなどは「南西部」です。しかし、聞いたことのない都市の名前を耳にすると、「somewhere up north(北方面のどこか)」なのかな?と思ってしまうちょっと自己中な感覚は抜けないものなんですよね...精進して参ります!
3.エスカレーターは右側に立つ!
ロンドンでは、日本の首都東京とは逆に、基本的にエスカレーターは右が立つ側、左が歩く側です!
日々お出掛けしている中でしみついたこれは中々抜けません。外国に行ってもつい右寄りに。
日本育ちの目線からだと「ロンドンは大阪と同じなんだ!」と思うかもしれませんが、ロンドンから出た者からすると「大阪がロンドンと同じ」という方が「正確」に聞こえたりもします。実際はどっちが先なんでしょうか?
4.「ロンドンのどこ」出身かにやたらこだわる
例えば東京出身の日本人ならさらに「何区」や「何市」までもを細かく伝えたくなるのと同じように、ロンドナー同士だと「(ロンドンの)どこ?」という質問も何気に重要になってきます。
長年住んでいる人だと、地域の名前で大体どこなのかピンとくることもありますが、聞かない場所だと東西南北どちら、という説明をするのが一般的という印象です。
テムズ川の北側か南側か、というのはちょっとしたライバル意識を刺激するポイントです!
5.お出掛け前の電車の運行状況確認は常識
長年運行しているチューブなだけに、今更ながら(?)のメンテナンスは日々必要ですし、思わぬトラブルが発生して急に電車が遅れたり止まったりというのもよくあることです。
なので、外出時は余裕を持って、そしてちゃんと電車が動いているのを確認した上で移動時間を出す、ということをするようになります。
特に、週末と祝日はメンテナンス工事のために路線ごと停止させたりすることが多いので、休日のお出掛けの際は絶対です!
6.切符よりオイスターカードをもう1枚買うほうがマシ!
もうひとつ、交通系を。
公共交通利用の必需品、オイスターカード。これを忘れてしまったと駅についてから気づく、となると半分本気でヘコみます。
なぜなら、紙の切符の運賃は恐ろしいくらいに高いから!
今どき紙の切符なんて観光客でも中々使っていないですし、正確な額は覚えておりませんが、オイスターカードの倍くらいはするんじゃないでしょうか?
そう考えると、切符1枚と、新しいカードの発行代+運賃のチャージの値段にあまり大差がないように思えてきて、「カードはいつでも再利用できるし、返却すれば残りのお金も返ってくるし...」と、いっそもう1枚、となってしまうんですね。
7.ニューヨークやパリと比較をされるとちょっと挑発される
同じ多言語、多人種、多文化の国際都市として比べられることが多い、海峡の向こうにあるフランス、パリや、大西洋の向こうにあるアメリカ、ニューヨーク。
でも、「全部同じ」だと一括りにされたり「○○だったらこうなのに」と言われたりすると、ちょっと刺激されるのがロンドンが大好きな地元民だと思います。「どうせこっちは...」と卑屈になるような意味合いで、ではなく、「でもこっちは...」と対抗したくなるような感じで、ですね。
世界の色んな大都市の中で特に近くにある分刺激されやすいのかもしれないですね。きっとパリやニューヨークの市民も同じようなことを思っていると思いますが、お互い様です!
8.文句は言いつつも、本気で「離れたい」とはやっぱり思っていない!
電車は止まるし、物価も家賃も高いし、人は多いし、みんな忙しさに追われて無愛想になりがちだし…と、「良いところ」と同じくらい「悪いところ」も上げようと思えばどんどん出てきてしまいますし、ロンドナー同士で「あるある」を出し合うと文句の言い合いみたいになってしまう可能性だってないとは言い切れないですが…
でも、「じゃあ出て行くか?」ともし聞かれたら、やっぱり考えてしまいますね。
本気で大嫌いだと思ってはいない。ちょっとした文句も愛情のうち。ちょっといなくなることはあっても、完全に離れるとまではしたくないかな、と思いながら付き合っていく、そういう街なんじゃないかと思います!
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このコラムの著者
きえちゃん
日本人でも英国人でもなく、ロンドン人です。
ロンドンで一番好きな場所はサウスバンク。
使える言語の数はきっと永久に「2.5」。
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