• 2019/08/20
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アヌシーからお⼿軽旅⾏ 【メジャー編】

アヌシー周辺には、⽇帰りや⼀泊⼆⽇で⾏ける魅⼒ある街が沢⼭あります。今回は週末を使って気軽に⾏ける、アヌシーに来る留学⽣の多くが訪れているポピュラーな街をご紹介します!

1. Chamonix Mont Blanc

1. Chamonix Mont Blanc

アヌシーに来たらまず⾏ってほしい観光地です。Chamonix Mont Blanc(シャモニー・モン・ブラン:ただシャモニーとも呼びます)はヨーロッパ最⾼峰の⼭・モンブランの麓にある街で、フランスの⼭岳リゾート地として19世紀から⼈々に親しまれています。シャモニーは標⾼1000メートルの⾕間にあり、⼈⼝は1万⼈ほど。フランスアルプスの観光地は冬だけ活気があり、夏は閑散としてしまうところが多いですが、シャモニーはアルピニズム発祥の地で、冬はスキーで、夏はハイキングやクライミングといったアウトドアスポーツが楽しめるため、1年を通して賑わいがあり、どの季節に⾏っても滞在を満喫することができます!

⾒どころ

シャモニー市内からは、モンブランを含むシャモニー針峰群の雄⼤な姿を⾒ることができます。街の⼀番の観光名所は「エギーユ・デュ・ミディ・ロープウェイ」!シャモニー街中から標⾼3842メートルのエギーユ・デュ・ミディ⼭頂部の駅までを、2つのロープウェイを乗り継いで⾏くことができます。エギーユ・デュ・ミディ⼭頂から⾒るモンブランは街から眺めるのとまた違い、神秘的で迫⼒満点です!展望台にはカフェもあって、ゆっくり過ごすことができますよ♪

エギーユ・デュ・ミディ・ロープウェイと合わせて⾏きたいのが、「メール・ド・グラース氷河」。シャモニー街中から「モンタンベール鉄道」という登⼭電⾞に乗り、メール・ド・グラース氷河が⼀望できる終着駅まで、約900メートルの標⾼を登って⾏きます。メール・ド・グラース氷河はフランス国内最⼤の氷河で、7キロの⻑さ、200メートルの厚さを誇る巨⼤な氷河です。かつては、シャモニー市内からも氷河の先端を⾒ることが出来たくらいもっと⼤きかったそうですが、温暖化の影響などにより年々縮⼩しているそうです…。

⾏き⽅

アヌシーからは100キロほどの距離。⾞が⼀番アクセスしやすいですが、レンタカーが難しい場合は、「Bla Bla Car」というカープールサービスを利⽤すると便利に向かうことができます。アヌシー・シャモニー間は⾼速バスも⾛っていますが、⼀⽇の本数があまりないため、バス利⽤の際は、利⽤するバス会社や乗⾞時刻は事前に計画しておくことをお勧めします。電⾞もありますが、乗り換えが必要&料⾦が⾼い&時間がかかるので、利⽤している⼈はほとんどいません。

ワンポイント

⼭の気候なためアヌシーよりは寒いです。特に朝晩の気温差が⼤きいので、服装は天気予報をよく⾒て決めましょう!

2. Genève

2. Genève

⾔わずと知れた国際都市です!スイスで⼆番⽬の⼈⼝を誇るGenève(ジュネーヴ)は、国際連合の専⾨機関など多くの国際機関があります。ジュネーヴがあるレマン湖畔沿いには、バレエコンクールの開催や⾼級保養地として有名なローザンヌや、ワイン⽣産で有名なモントルーやヴェヴェイといった街もあり、湖畔全体に活気があります。国際オリンピック委員会の本部や、世界的に有名な⻝品メーカー・ネスレの本社があるのも、実はこのエリアなんですよ♪ この地域は気候も良く過ごしやすいため、オードリー・ヘップバーンやチャーリー・チャップリン、フレディー・マーキュリーといったセレブリティーが晩年に住んでいたことでも知られています。

⾒どころ

まずはジェネーヴのシンボルになっている、レマン湖内にある「⼤噴⽔」を⾒ましょう!世界で最も⼤きい噴⽔の⼀つであるこの⼤噴⽔は、⾼さ140メートル近くまで湖⽔を噴き上げます。湖畔沿いからもバッチリその姿を⾒ることが出来ますが、噴⽔が吹き上がる近くに桟橋があるので、そこまで⾏って眺めるのも良いです。

お勧めしたいのが、その桟橋内にあるサウナ施設(利⽤は有料です)! 受付と更⾐室はかなり簡易な感じなのですが、⽊のサウナとミストサウナがあり、シャワーもあります。サウナで沢⼭汗をかいたら、冷た〜いレマン湖にドボンしたり、⽇光浴スペースで身体を乾かしたり、併設の屋外レストランでフォンデュやハンバーガーを⻝べたりと、ゆっくりするのが好きな⽅やジュネーヴっ⼦が楽しんでいることを体験したい⽅にぜひ⾏ってほしいスポットです。

その他、旧市街散策と国連ツアーもジュネーヴ観光では外せません!ジュネーヴ旧市街はレマン湖畔から徒歩で⾏ける距離です。重厚な⽯造りの建物が並ぶ⽯畳の旧市街には、スイスのコミューン(⾃治体)の旗や国旗などが沢⼭掲げられていて、とても華やか!まるで中世の世界に迷い込んだかのような気持ちになります。国際連合の本部が置かれている建物「パレ・デ・ナシオン」では、午前と午後に⾒学ツアーが開催されていて、ジュネーヴを訪れる多くの観光客が参加する名物になっています。

⾏き⽅

アヌシーからは約40キロの距離です。フランス・スイス間では直通の⾼速鉄道は⾛っていないため、アクセスは⾼速バスか⾞になります。バスはアヌシー駅前のターミナルからかなりの本数が出ているので、バスを利⽤するのが⼀番便利で間違いないです。Bla Bla Carでもジュネーヴ⾏きはかなり多くの募集を⾒かけます。安価に⾏きたい場合はBla Bla Carの利⽤も検討すると良いです。

ワンポイント

公⽤語が4ヶ国語あるスイス。ジュネーヴで喋られている⾔語はフランス語です。通貨はユーロではなくスイスフランが使われているので、現⾦を⽤意する際は注意してください。スイスに⾏く際はパスポートの携帯もお忘れなくです!

3. Lyon

3. Lyon

Lyon(リヨン)は約164万の⼈が暮らす、フランス第⼆の都市です。リヨンは古くはローマ帝国時代から物資の集散地として栄え、その後⽀配がフランス王国に変わった14世紀頃からは、絹織物の⼀⼤産地として繁栄を極めました。⻑い歴史の中で育まれてきた⽂化はリヨンならではのものも多く、その⼀つには⻝⽂化もあります。「美⻝の街」と呼ばれるリヨンは、地理的にボジョレーやローヌのワイン、ブレスの鶏⾁、シャロレー⽜といったフランスを代表する美味しい⻝材の産地に囲まれています。またルネサンス時代に、当時の⽂化先進国であったイタリア・メディチ家の宮廷料理に影響を受けたため、洗礼された⻝⽂化が⽣まれたそうです。

⾒どころ

1998年にユネスコの世界遺産に登録された「リヨン歴史地区」。まずはここの散策から始めましょう!リヨンの街にはローヌ川とソーヌ川という2つの川が流れており、旧市街はこの川を起点に広がっています。ヨーロッパでも最⼤の広さを誇る街⼀番の名所「ベルクール広場」はこの2つの川の間に位置しています。広場にはルイ14世の像や、リヨン出身の作家で星の王⼦様の作者、サン=テグジュペリの像が⽴っています。

リヨン市街が⼀望できる「フルヴィエールの丘」に⾏くことも外せません!丘の麓には11−15世紀間に建築され、アンリ4世が結婚式を挙げたとされるサン・ジャン⼤聖堂があるので、丘に上がる前に寄っていくと良いです。丘にはノートルダム⼤聖堂や古代ローマ劇場などがあり、⾒所が尽きないスポットになっています☆

リヨンでもう⼀つ絶対体験したいのが「ブション」での⻝事です。ブションとは、リヨンの家庭料理が⻝べられる気軽なレストランのことです。クルトンや卵が⼊ったリヨン⾵サラダ、クネルと呼ばれる⽩身⿂のすり身料理、リヨン⾵ソーセージなどが代表的なメニュー!せっかくの旅⾏なのでもう少し⾼級なものを⻝べてみたい…、という⽅には、リヨンが⽣んだ⻝の巨匠、ポール・ボキューズのレストラン・ビストロレストランで⻝事を楽しんでみるのも良いです。レストランはリヨン郊外にあり、ミシュランの三星レストランで敷居が⾼いですが、ビストロレストランは市内に4つあり、より気軽に⾏くことができす。各ビストロでメニューは違うようなので、4つ全部に⾏ってみたいですね♪

⾏き⽅

アヌシーからは約160キロの距離です。アヌシー駅からフランス⾼速鉄道を使い電⾞⼀本で⾏くことができます。また各バス会社もリヨン⾏きのバスは頻繁に運⾏させています。どちらも所要時間は約2時間です。地元っ⼦や留学⽣がリヨンに⾏く際は、ほとんどが電⾞を利⽤している印象です。渋滞の⼼配がないからですかね…?

ワンポイント

リヨンは、アヌシー、シャモニー、ジェネーブと⽐べると⼤都会!軽犯罪もこれらの都市より多いです。ひったくりなどの被害にあわないようにバッグや貴重品の管理はきちんとしましょう。

リヨンの語学学校一覧

4. まとめ

どの街も⽇帰り、週末を使って⼀泊⼆⽇で⾏けてしまうので、学校の休みなどを使って気 軽に⾏ってみてください。 フランスやヨーロッパの歴史の深さ、⾵⼟や⽂化の多様さを 存分に体験できると思います☆


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このコラムの著者

らいちゅう

小学生でオーストラリア、高校生でカナダへ短期留学を経験。
18歳からはカナダの大学へ進学し、学生と社会人で6年滞在しました。
2019年に仏語を習得すべくフランス・アヌシーに留学。現在もフランスに住んでいます。
趣味はフィルム写真を撮ること、美術館巡り、旅行も好きです。(^▽^)/
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カナダ、アメリカ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリア、フィリピン、台湾、タイ、イギリス、フランス、ベルギー、イタリア、クロアチア、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ポーランド、スイス、ギリシャ、モナコ公国、オーストリア、オランダ、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴビナ この著者の投稿一覧 >>

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