- 2021/11/18
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【フランス】取得必須! 衛⽣パス(Passe Sanitaire Français)とは?
皆さん、ご無沙汰しております!相変わらずフランスで⽣活しているライターのらいちゅうです。2020年初めに起こった世界的なパンデミック(COVID19)の影響で、皆さんの⽇常⽣活にも⼤きな変化があったと思います。。。留学をお考えだった⽅も、渡航時期の⾒直しなどを含め様々な影響が出てしまったのではないでしょうか。⽇本にお住まいだと、海外の情報は意外と⼊りづらいもの。まだ収束していないコロナ禍で、フランスではどのように⽇常が戻りつつあるのか、今⽇はそのレポートをしていきたいと思います☆
※このコラム記事は2021年11⽉に執筆しています。以下に記載する情報は執筆当時の最新情報に基づいており、今後、変更になる可能性も⼗分にありますのでご注意くださいね。
1、 フランス政府のコロナ対策
パンデミックになり、各国が取るコロナ対策の違いなどが、最初の頃はよくニュースになりましたよね。国によって政策って意外と違うんだなと⼤きなショックを受けたのも記憶に新しいです。フランスは昨年から今年にかけて、合計3回の⻑期間の都市封鎖(フランスでは、コンフィヌモン:Un confinement、という単語ができました。=ロックダウンという意味です。)、⻑期間の夜間外出制限(クーヴルフー:Un couvre-feu)や商業施設やレストランの閉鎖などがあり、体感としては1年間丸々、ゴーストタウンの中で⽣活していたような感じでした。今春からのワクチン接種の普及により、6⽉からやっとお店も開きだし、⽇常⽣活が徐々に戻ってきたかなという感じです。
そんなフランスですが、現在はワクチン接種による集団免疫でパンデミックを乗り切り、ワクチン接種によってコロナの重症化を防ごうというのが共通認識です。当初からコロナ感染者の数より、病床使⽤率で危機を判断していたフランス政府。コロナ感染者が出ても症状が軽ければそれは⾵邪と同じという、⽐較的柔軟な考えで政策を打ち出しているように思います。現在は、県や地域、国外への移動は制限が全くなく⾃由に動けますし、商業施設やレストランも通常通り営業しています。
コロナ対策としては、屋内施設や公共の場では必ずマスクをすること、そして、そういった場に⼊る際にはアルコール除菌で⼿の消毒をし衛⽣パスの提示をします。このマスクの着⽤と衛⽣パスの提示は法律で定められているため、皆きちんと守っています。ただ、屋外でのマスク着⽤は義務ではないので(✳︎)、ほとんどの⽅はすでにマスクなしで⽣活をしている印象です。因みに、フランスでは場所によって身に着けるマスクのタイプにルールはないので、不織布やただの布マスクなど、皆思い思いのマスクをつけてファッションも楽しんでいます!航空会社のエールフランスは、同機に搭乗中は不織布タイプのマスク着⽤を義務付けているといった例外もありますので、都度そういったものには注意をしています。
✳︎屋外でも町の中⼼部やマルシェ内など、⼀部の場所では、市が定めている場合はマスク着⽤が求められます。そういった場所は、マスク着⽤義務と書かれた看板などが出ているので、⼀⽬で分かるようになっています。
2、衛⽣パスって何?
さて、話に出てきた衛⽣パスとはなんでしょうか?フランスでは、コロナの検査陰性者、またはワクチン接種完了者に、Passe Sanitaire(パスサニテール)と呼ばれるQRコード形の衛⽣パスが交付されます。衛⽣パスは、スマホにインストールできるフランスのコロナ対策アプリ「Tous Anti Covid」内で表示できたり、フランスの国⺠健康保険のオンラインマイページ「L’Assurance Maladie: Compte Ameli」内で、PDFで印刷できるタイプのものをゲットすることもできます。
レストランやカフェ、バーといった飲⻝店への⼊店の際や、美術館や博物館、映画館といった娯楽施設への⼊場の際は、この衛⽣パスQRコードを店員や係員に提示し、その⽅が専⽤端末でQRコードをスキャンすることで、私たちがワクチン接種完了者なのか、はたまた、コロナ検査による陰性者なのかを⾒極めてもらいます。QRの提示がない場合は残念ながら⼊店や⼊場は断られてしまいますが、提示できる場合はそのまま普段通りに対応してもらえます。
衛⽣パスは2021年10⽉1⽇時点で12歳2ヶ⽉以上の⽅が義務の対象で、フランス市⺠、フランス在住者のみならず、ヨーロッパ連合(EU)加盟国市⺠、EU域外からの⼊国者も、旅⾏者や留学⽣はこの特別措置の対象となります。よって、⽇本からフランスに⼊国しフランスをエンジョイしたい場合は、この衛⽣パスをもっていることが必要不可⽋です!衛⽣パス制度の終了⽇は残念ながらまだ具体的に発表されていませんが、現時点で、少なくとも2022年の夏までは続くことが政府からすでに発表されています。
3、衛⽣パスを取るためにすること
衛⽣パスは、以下のワクチンを接種済みの⽅が取得できます。
ワクチン条件 | 期間 |
---|---|
1回接種形ワクチン(ジョンソン・エンド・ジョンソン) | 接種後4週間以上 |
2回接種形ワクチン(ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ) | 2回⽬接種後7⽇以上 |
新型コロナウイルス感染症快復者 (この場合、必要な接種回数は1回のみ) |
接種後7⽇以上 |
WHO緊急使⽤リストに掲載されたワクチン(シノバック/コロナバック、シノファーム/BBIB-PVeroCells)を2回以上接種後、mRNAワクチン(モデルナまたはファイザー)1回の追加接種 | 追加接種後7⽇以上 |
上記は、ヨーロッパ医薬品庁により承認されたワクチンまたは同等のワクチンという定義で決められていて、今後、新たなものが承認されるかもしれません。特に、今後、⽇本国産のワクチンが出回り始めた場合、それがこちらで認可されているのかどうかは都度チェックが必要になると思いますのでご注意ください。
また、ワクチン接種はしたくない、理由があって受けることができないという⽅は、72時間有効のRT-PCR検査または抗原検査の陰性結果を取得した上で、医療従事者に有効期限付きの衛⽣パスを作成してもらうことも可能です。フランス国内の場合、検査は検査所や薬局の専⽤スペースで受けることができます。PCR検査は多くの場合24時間以内には結果が出ますし、抗原検査の場合は15〜20分ほどとかなり早く結果が分かり便利です。
【 参考 】
■ ヨーロッパ医薬品庁のホームページ
■ フランス国内の検査施設を探せるフランス政府のページ
4、衛⽣パスの取得⽅法
【 ワクチン接種済みの⽅ 】
フランスに留学予定で、上記で説明された種類のワクチンを接種済みの⽅は、フランス政府の公式サイトから衛⽣パスの申請をすることができます。
申請手順 | |
---|---|
1 | 留学⽣⽤申請サイト にアクセス。「Create an account dimarches-simplifiees.fr」と書かれた⻘いボタンをクリック。 |
2 | メールアドレスとパスワードを作る。登録したメアドに送られてくるコンファメーションメールを開き、そこに記載されているURLを開く。 |
3 | 「Start the procedure」の青いボタンをクリック。 |
4 | 性別と名前を⼊⼒して、「Continue」を押す。 |
5 | ⽣年⽉⽇、⽇本での住所、国名(Japon)を⼊⼒し、パスポートコピーと学⽣ビザをPDF形式でアップロードする。フランスへの到着⽇と帰国⽇を⼊⼒する。 |
6 | ワクチンについての情報(接種した国名、接種⽇、ワクチンの種類、接種回数)を⼊⼒し、ワクチン接種証明書(接種国が発⾏したものでOK)と航空券のEチケットをPDF形式でアップロードする。 |
7 | このフォームを⼊⼒した場所(例:東京ならTokyo)を⼊れ、「Submit the file」の青いボタンを押す。 |
以上で申請は完了です。明⾔はされていませんが、⼤体1〜2週間ほどで衛⽣パスが届くそうですので、渡航時期から逆算し申請してみてくださいね☆
また、旅⾏者の⽅で衛⽣パスを取得されたい⽅は、フランス渡航後に現地の薬局で申請になります。「3:衛⽣パスを取るためにすること」内の下部に記載した参考欄にある国内施設を探せるページにて場所を調べ、パスポートとワクチン接種証明書を持参の上、衛⽣パスの取得希望を伝えてください。
【 ワクチン未接種の⽅ 】
留学⽣や、また旅⾏者でも、⽇本でまだワクチンを打てていない⽅は、「3:衛⽣パスを取るためにすること」内でも説明したように、フランス現地の検査所や薬局にて、PCR検査や抗原検査をすることで、期限付きの衛⽣パスを薬局でもらうことができます。検査所も薬局も、各種検査をするのに事前予約は必要ありませんので、「3」下部に記載した参考欄にある国内施設を探せるページにて場所を調べ、営業時間内に検査をしにいってくださいね。検査は有料ですが数⼗ユーロ程度で、パスポートの提示が必要です。
衛⽣パスは、スーパーや薬局といった⽇⽤品を買うような場所では提示義務はありません。そのため、フランス⼈の中でも、外⻝や例えば映画を観に⾏くなど、そういったことをするタイミングで検査をし、その都度衛⽣パスを取るという⽅法で⽣活している⼈もいます。少々⾯倒くさいですが、ワクチンを接種していないと⽣活が成り⽴たない!ということではないので、ご⾃身の思想やライフスタイルにあわせ、ワクチンを打ってから来るのか、現地で必要な時に検査をしながら暮らすのか、を考えてもらうと良いのではないかと思います。( ◠‿◠ )
5、⼊国条件
因みに、フランス⼊国時には衛⽣パスの提示はありません!ですが、これもワクチン接種済みなのか、検査済みなのかといったことで、取らなければならない⾏動が変わります。
条件 | 制限 | 証明 |
---|---|---|
ワクチン接種済み | 何の制限もなし | 接種証明書の提示 宣⾔書の提出 |
ワクチン未接種 グリーン国からの渡航者 |
フライトに乗る前から72時間以内のPCR検査 | 陰性証明書の提示 |
ワクチン未接種 オレンジ国からの渡航者 |
フライトに乗る前から72時間以内のPCR検査 到着時のPCR検査(ランダム) 7⽇間の⾃主隔離 |
陰性証明書の提示 |
ワクチン未接種 レッド国からの渡航者 |
フライトに乗る前から72時間以内のPCR検査 到着時のPCR検査(必須) 10⽇間の⾃主隔離 |
陰性証明書の提示 |
⽇本は現在グリーン国にカテゴライズされています。そのため、⽇本からフランスに⼊国される場合はワクチン接種を完了しているか、PCR検査を受け陰性であることを証明しないといけません。いずれにしても、現地到着後の⾃主隔離は免除されているので、現地ですぐに⾏動できますし公共交通機関も使えるので、コロナ前とほとんど変わらない感じで⼊国できます!
【 参考 】
■ グリーン、オレンジ、レッド国のカテゴリー:フランス政府公式サイト
6、まとめ
以上、コロナ禍でのフランスの実情をお伝えしてみました。これから寒さも厳しくなり、コロナもまた活発になってしまうかもしれず、政策もコロコロと変わるのだろうと思いますが、フランス留学、ご旅⾏をお考えの皆さまがこの記事を読んで、フランスを少しでも身近に感じてくださっていると嬉しいです。 コロナに負けず、健康で明るく楽しい毎⽇を過ごしましょうね。フランスから愛を込めて♡
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このコラムの著者
らいちゅう
小学生でオーストラリア、高校生でカナダへ短期留学を経験。
18歳からはカナダの大学へ進学し、学生と社会人で6年滞在しました。
2019年に仏語を習得すべくフランス・アヌシーに留学。現在もフランスに住んでいます。
趣味はフィルム写真を撮ること、美術館巡り、旅行も好きです。(^▽^)/
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カナダ、アメリカ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリア、フィリピン、台湾、タイ、イギリス、フランス、ベルギー、イタリア、クロアチア、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ポーランド、スイス、ギリシャ、モナコ公国、オーストリア、オランダ、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴビナ
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