• 2017/10/18
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イギリスで語学留学から大学留学をするまで

これから大学留学をしたいとお考えの人のためにイギリスの大学を卒業した私が日本の高校卒業後どのようにイギリスの大学へ入学したかなどをお話ししたいと思います。

イギリスと日本の教育システムは違うため、日本で高校を卒業しただけでは、イギリスの大学に直接入学することはできません。①ファンデーションコースという大学進学コースに通う②専門学校に行き大学に編入するという方法があります。

私は、語学学校→大学進学コース→大学と進みました。

1. 語学学校

1.	語学学校

高校卒業後、6月から8月まで短期語学留学をし、Student Visitor Visa(今はShort-term Study Visaという名前に変わっています)で入国しました。Short-term Study Visaは6か月以内の留学の場合に必要なビザで、事前手続きは必要なくイギリスに入国の際に学校の入学許可証・滞在先・帰りの航空券などを見せるとビザがおります。私はこれらの書類をすべてファイルにまとめておいて、渡したら一緒に確認してくれ(あなたは8月までのコースに通うのね?など)入国できましたが、人によってはいろいろ質問してくる人がいるようです。

私が留学先に選んだのはイギリス南部にある町のボーンマスです。 ボーンマスを選んだ理由としては、

・都会じゃないほうがいい
・かといって留学生がいないような田舎は嫌だ
・費用を抑えたい

の3つがありました。

語学学校では最初は一般英語のコースをとっていました。レベル分けテストでUpper Intermediateのクラスになったのですが、リスニング力と会話力が全然なくついていけず、すぐにレベルを1つ下げてIntermediateのクラスで勉強しました。多くの日本人学生が文法は得意なため、実際のレベルより上のクラスに入れられる傾向がありますが、クラスは変更できますので安心してください。無理に高いレベルにいるよりも、下げて慣れていく方が上達は早いと思います。

そしてそのあとはIELTSのクラスに入ったのですが、毎日模擬テストやミニエッセーを書いたりして、すごく大変でした。そしてテストを受けた後残り1週間ほどで、一般英語のUpper Intermediateのクラスに戻ったのですがIELTSクラスに居たせいか、易しいと感じました。

当時はアート系に進学をしたかったので、International art & design foundation programmeをやっている専門学校に9月から入学予定で手続きを進めていたのですが、結果からいうと無理でした。海外に出たこともない高校を卒業したばかりの私では2か月でIELTSのスコアを伸ばすことはできませんでした。 (そこの専門学校のファンデーションコースに入学するのに必要なIELTSのスコアは4.5だったので絶対無理なレベルではないので、私の力不足ですが) ファンデーションコースに必要なIELTSのスコアは大学によって違いますが、4.5-5.5です。そこからファンデーションコースで大学進学に必要なスコア6.0-6.5まで伸ばします。

その後、いったん日本へ帰り、ボーンマスにある別の学校に約半年申し込み、10月から5月まで約7か月間語学学校に通いました。 今度は6か月以上なので、ビザは前回と違いExtended Student Visitor Visa(現:Short-term Study Visa)を日本国内で事前に申請しなければいけませんでした。ビザ申請センターは東京か大阪にしかなく、オンラインで事前に書類を記入して予約をとり、ビザセンターに直接申請に行かなくてはなりません。

2.International Foundation Programme

2.International Foundation Programme

そして二回目のイギリス生活をするうちに考えがかわり、ロンドンにある大学のファンデーションコースに通うことにしたのですが、決めた理由は

・そこの大学がロンドンにありながら中心部から少し離れており緑が多い
・学費がリーズナブル
・ロンドンだとアルバイトをするところがたくさんある
・ロンドンは外国人が多いので生活しやすい

と思ったからです。

ファンデーションコースに通うにはTier4 Student Visaというビザを日本国内で事前に申請しなければいけません。ビザ申請にはIELTSのスコア全てのセクションで4.0以上必要です。
またコースに出願する際に英語の高校の卒業証明書・成績表が必要なので卒業した高校に早めにお願いしましょう。志望動機書も必要で、また面接があるところもあるようです。

私のいたファンデーションコースは9月から6月までで、 9月から12月までは文法・スピーキング・エッセー・イギリス文化についてなどの授業が毎日、宿題も毎日 1月からはプレゼンを中心とした授業が週2くらい+学部の授業を2つ選択 というコース内容でした。

そしてファンデーションコースを終えた私は、そのままそこ大学へ進みました。ファンデーションコースにはあまり人がいなかったのですが、半分くらいはそのまま同じ大学へ進み、約半分は外部の大学へと進んでいました。 大学の合否は出願の際に提出するパーソナルステイトメントと高校の成績などで決まります。ファンデーションコースを〇%以上で卒業し、プラス、エッセーや英語力の証明を提出などの条件付きオファーをもらっていました。

3.大学

3.大学

私はファンデーションコースを終わったあと一度日本に戻りました。一応コースは6月までとかかれていますが、6月も開講してる授業を取らなければ5月には終わります。そして私は日本へ帰国し日本で大学留学に向けてのビザTier4をまた取りました。しかし次の学部のコースがファンデーションのビザの有効期限から28日以内に始まるのであれば、イギリス国内からも申請できます。しかしその間パスポートがないので、旅行に行けませんし緊急時日本に帰る場合、手続きをしなくてはならないので不便です。大学レベルに通うビザ申請にはIELTSすべてのセクションで5.5以上必要です。

ちなみにビザは出発の3か月前から申請でき、審査機関は約2~3週間かかるようですが混み合う時期だともっとかかることもあるようですので余裕をもって申請した方が良いです。私はビザ申請に向かう道でパスポートを落としてしまい、パスポートの再発行、そしてビザの申請をしなければならずギリギリになってしまったので、有料の優先サービスを使いました。この有料サービスを使うと、通常より早くビザを取得できます。

大学の授業は1つの授業につきレクチャー・セミナーがセットになっています。セミナーではレクチャーでやった・やることついてペアやグループに分かれて話し合い・発表をするという感じでした。各クラスのスケジュールや参考書、授業で使った資料・宿題などはオンラインで見ることができます。またエッセーもオンラインで提出していました。(授業によってはペーパー版も)なのでパソコンは必須です。プレイジャリズム(盗作)には厳しく、オンラインにアップロードする際に何%他の文献やエッセーと似ている部分があるかなどがでます。(引用などが多いと高くなります)また参考文献や引用もちゃんと書かなくては減点です。各大学・学部などによって書き方がちがうので、ちゃんとチェックしましょう。

大学のおおまかなスケジュールは、私の大学の場合は9月下旬に始まり、11月くらいに一週間リーディングウィークという休みがあり(自宅で勉強しましょうという週)、12月中旬くらいから1月までクリスマス休暇、1月は試験期間、2月に一週間リーディングウィーク、3・4月にイースター休暇、5月は試験期間、そこから9月までお休みというスケジュールで、非常に休みが多いです。

ボーンマスとロンドンを比べてみて

ボーンマスは落ち着いた環境で勉強できるところで、ロンドンはお金を使う機会も多くなりますが、アルバイトもできるのでお金も貯まりますし良い経験になります。ボーンマスにワーホリなど長期で来ている日本人は、最初はボーンマス安く語学を学び次はロンドンで働くという人が多かった印象です。現地に住んでいる人たちはロンドンみたいな都会が好きじゃない、ボーンマスが一番!という人が多かったです。

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このコラムの著者

Ririko

高校卒業後に初海外でイギリスのボーンマスにある語学学校に通い、その後ロンドンの大学を卒業しました。体験談などを載せていきたいと思います。 この著者の投稿一覧 >>

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