• 2017/11/28
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インドの治安って本当に悪い?バンガロールの治安事情!

日本人がインドと聞いてイメージすることの一つとして“治安が悪そう”というものがあると思います。私も実際、渡印する際には家族や友人に“死なないでね”“生きて帰ってきてね”など大それたことを言われたものです。

確かに日本で目にするインドに関するニュースといえば、国境問題で他国ともめているだとか、電車の事故があっただとか、女性に関する事件が起こっただとか、インド=治安が悪いと思い込んでしまうにはもっともなものばかりかもしれません。

しかし、ご存知でしょうか?インドは日本の約9倍の面積を有する国だということを、とてつもなく大きな国であるということを。インドには東西南北29の州が存在しますが、州が違えば地域性や言葉も異なり、まるで違う国なのではないかと思ってしまうほどです。私が暮らすのは南インド、カルナータカ州に位置するバンガロールですが、地域で最も広く使われている言語はヒンディー語ではなくカンナダ語。主食はチャパティよりも米。という日本人のイメージするTheインドとは言い難い地域です。

本コラムではバンガロールの治安事情について、私が今まで暮らしてきた経験からお伝えしていきたいと思います。

1インドで物をなくした!もう戻ってこない!?

1インドで物をなくした!もう戻ってこない!?

治安の悪い国で想像されるのが、なくし物をしてしまったらもう戻ってこなさそう、ということ。

やっぱりインドで忘れ物をしてしまったらもう戻ってこないのでしょうか。安心してください!戻ってきます!私はバンガロールで暮らしたこの8か月間、様々な忘れ物や落とし物を自分もしつつ、人がするのも目にしてきました。時計、パスポート、財布、USBメモリ、鞄、カメラ、上着など物は様々。レストラン、ショッピングモール、道端、ジューススタンドなど場所も様々。

しかし、道端であれば落とし物を拾って持ってきてくれたり、お店であれば保管してくれていたり、毎回必ず見つかってきました。忘れ物をしたって、落とし物をしたって、バンガロールではしっかり戻ってきます。また、盗難や窃盗も身の回りでは聞いたことがありません。カフェに入れば自分の荷物で席を確保してから注文に行ったり、通りでは財布だけを手に買い物に出かけたりする方の姿を頻繁に目にします。バンガロールに暮らす人々には貴重品に気を遣っている気配が全く見られません。

忘れ物にしても、落とし物にしても、盗難にしても、注意を払うことは大切ですが、バンガロールは必要以上に警戒する必要がない街です。

2インドで迷子!死んじゃう!?

2インドで迷子!死んじゃう!?

バンガロールに来たばかりのとき、私は携帯をwifiにつなげなければ何も調べられない、Google mapも使えないという生活をしていました。そんな時に“まあ大丈夫だろう”という根拠のない自信から遠出をし、案の定迷子になるという結果に。

ただでさえ方向音痴の私が、インドで迷子になるなんてどうしたらいいのか、と途方に暮れつつ、自分の住むコラマンガラへの行き方を周りの方に聞いて帰るよりほかに方法はなくなりました。緊張しながら近くにいた方に聞いてみると、コラマンガラ行きのバスを教えてくれ、バスのスタッフの方にも私がコラマンガラで降りるということを伝えてくれました。そしてコラマンガラ近くになると、スタッフの方が“次で降りたらいいよ”と教えてくれ、私は無事に帰路につくことが出来たのです。

Google mapがあればきっと迷わずに一人で帰って来ることが出来たけれど、迷子になったことでバンガロールの人々の優しさに触れ、バンガロールのことを更に好きになる契機になったことは言うまでもありません。その後も、道でキョロキョロしていたら声をかけてくれたり、電車の駅では切符の買い方を丁寧に教えてくれたり、バンガロールには困っている人がいたら声をかけよう精神であふれている方がたくさんいます。

夜道は一人で歩かない、人通りの少ない道は通らないなど、当たり前のことは守って生活すべきですが、バンガロールなら万が一迷子になっても、周囲の親切な方々が必ずあなたを目的地まで連れて行ってくれるでしょう。

3インドで買い物!ぼったくられる!?

3インドで買い物!ぼったくられる!?

インドには安くて素敵なものがたくさんあり、お買い物好きの方にとっては天国のような場所です。

お店に入れば多くの品物が固定価格ですが、露天などでは言い値で販売されていることが多々あります。やはり外国人だったら高い金額を吹っ掛けられてぼったくられるのでしょうか。

はい、高い金額は吹っ掛けられますが、そこに外国人インド人は関係ありません。

元の値段は大概高く設定されている。それを分かったうえで、外国人もインド人も誰もが値段交渉をして、自分の納得する値段で購入していくのです。値段交渉術は確かに地元の人にはかなわないでしょうが、もし提示された値段が納得出来なかったら、自分のポテンシャルの範囲内で、値切りに挑戦しましょう。

“日本から来たから安くして”“これとこれ買うから安くして”など言い様は様々ですが、店の方も値切られることには慣れていますから、意外にも笑顔で対応してくれます。日本では経験出来ない、感じられない、人間と人間の触れ合いを楽しみながら、満足のいく買い物をしましょう。

まとめ

ネットやメディアでインドの治安が悪いという情報はあふれているかもしれません。

しかしその情報だけで全インドの治安が悪いのだとひとくくりには考えないでください。私はバンガロールに暮らしているので、インドの他の地域のことを詳しくはお伝え出来ませんし、バンガロールについてもすべてを知っているのかと問われれば、自信をもって首を縦に振ることは出来ません。

しかし、少なくとも、私はインドに関して治安の悪さは感じたことがないどころか、安全や安心を感じながら生活してきました。だからこそ、“インドは治安の悪い国”という表現にはどうしても違和感を覚えます。歴史も文化も奥深く、魅力たっぷりのインドを世間のイメージだけで敬遠してしまうなんてもったいない!

インドに実際に来て、“インドの治安って本当は悪くないんだ!普通に安全な国じゃん!”ということを実感してください!

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このコラムの著者

mayuko

インドのバンガロール、コラマンガラの英語学校Spiceup Academyでインターンシップを行っています!様々な国籍の生徒の方たちとともに、インドの生活を満喫しています! この著者の投稿一覧 >>

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