• 2018/02/15
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  • 留学準備

マルタ留学3ヶ月にかかる費用と、留学生活での節約のコツ

マルタ留学の人気の1つは、留学費用を安く抑えられること。
留学するには、①留学前に支払う、語学学校の授業料や滞在費、②留学中にかかる滞在生活の費用の2つが必要です。マルタ留学なら、その両方において欧米の英語圏の留学先に比べると格安です。予算を安く抑えられた分、マルタから近隣ヨーロッパへの海外旅行の費用に充てて、留学生活以外でも見聞を広める体験もできますし、あるいは2ヶ国留学など留学の選択肢を広げることにもつながります。

では実際に、マルタ留学するとどのくらいの費用がかかるのか。留学3ヶ月を体験した筆者の経験を元に、期間3ヶ月の全体費用と内訳、さらに留学生活での節約方法をお伝えします。

ちなみに、マルタでは90日間以内の滞在であればビザが不要です。ビザなしで留学できる最大期間が90日=3ヶ月とあって、短期留学では比較的3ヶ月を選ばれる方が多い傾向にありますので、マルタで短期留学する場合のシミュレーションとして活用してみてください。

マルタ留学3ヶ月にかかる全体費用

マルタ留学3ヶ月にかかる全体費用

仮に、全体費用が計約100万円だった場合、大まかな内訳と金額はこのようになります。


▼留学前に必要な費用(※空港使用料や海外送金銀行手数料など、細かい少額の内訳は省く)

費用
1. 往復航空券 15万円
2. 語学学校の授業料
30万円
3. 滞在費 30万円
4. 留学保険代 4万円
=小計= 79万円

マルタには多くの語学学校がありますが、授業料は学校によって異なります。詳しくは、マルタの留学情報ページをご覧ください!

Check
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▼留学中に現地で必要な費用

5. 生活費
(食事、生活用品、交通費)
12万円
(1ヶ月3~5万円ほど。今回は4万円で見積もり)
6. 旅行・娯楽費・その他 10万~
(近隣への海外旅行1回と、マルタ国内での娯楽費を想定)
=小計= 22万円
=総計= 101万円


※注)人によって授業コース・滞在スタイルの違い、時期によって航空券や授業料の金額の違い、生活費の節約方法や、海外旅行と娯楽費にかける金額の違いにより、費用は異なります。

1~4の留学前に必要な費用は、決まったものの中から時期や条件を変えて、金額とにらめっこしながら決めていかなくてはなりません。一方、5~6の留学中に現地生活で必要な費用は、自分の工夫次第で節約が可能です。

私の場合は、食費と旅行代に金額を費やしたことと、冬の服装を準備していかなかったために現地調達での出費がかさみ、この目安金額よりも大幅にオーバーし、全体で計140万円ほどかかりました……というように、滞在中の生活次第で、留学全体にかかる費用をコントロールすることが可能なのです。

留学費用を安く抑える、マルタ滞在中の節約のコツ

留学費用を安く抑える、マルタ滞在中の節約のコツ

マルタでの留学生活を実際に経験したからこその、滞在中にできる節約方法をお伝えします。

食べたい物、欲しい物、行きたい所…せっかくの留学生活を余すところなく楽しみたいところ。ですが、あれもこれもと全てに手出ししては、出費がかさむ一方。出費も抑えながら、留学中の今しかできない体験もしたい!そんなジレンマを解消しながら留学生活を送るには、やはり無理しない範囲で楽しく節約をすること。体調を良好に維持して、第一の目的である英語の勉強をコンディションよく行えることも大切です。

貴重な海外生活が体験できる場で、心まで貧しくならないよう、現地で無理せず行える節約方法をご紹介します。

-食費

滞在先がアパートや寮の方は、自炊をして食費を浮かせることができます。自分次第で一番節約の工夫ができるのが食費と言えるでしょう。スーパーマーケットで売られているマルタパンなら1ユーロもかからず、食パンなら1ユーロ代で、500kgの大容量のショートパスタなら0.70ユーロ~。パスタは種類も豊富なので、毎日いろいろな種類を食べながらも節約できます。

野菜や果物は、スーパーに比べて移動販売車で売られているものの方が安く、品物によってスーパーと移動販売車を使い分ければ、野菜不足解消と栄養バランスに気を配りながら費用を抑えられます。

滞在先がホームステイの方は、朝・夕食は含まれていますので、その分の食費はかかりません。

-お弁当

日本からタッパーなどの保存容器を持参してお弁当を作れば、語学学校での昼食代を浮かせることができます。私の場合は、多めに作った夕食のパスタや、大量に買ったパンとチーズやハムやオリーブでサンドイッチを作りお弁当にしていました。留学生活が長くなり、滞在に慣れてきた日本人の人たちは、私以外でもお弁当を持参する人が多く見受けられました。語学学校内の休憩スペースやラウンジのような場所で食べることができます。

-飲料水

飲料用や調理用に使用したりと、毎日の生活に欠かせない水は、できるだけ安い物を求めたいですね。水道水も飲めなくはありませんが、海水でできた水は塩気があるため、ペットボトルの飲料水を購入するのが無難です。お店によって同じ種類でも金額が異なりますので、滞在先周辺のスーパーを探索がてら何軒か巡って、一番安い飲料水が買える自分だけの御用達スーパーを見つけておくとよいでしょう。

500mlの小さなペットボトルよりも、1リットル、1.5リットル、2リットルとサイズが大きいほど、あるいは6本パックのようなまとめ買いの方が割安になることもあります。大きなサイズから、小さなサイズのペットボトルに移し替えて持ち歩いたりと、日々たゆまぬ努力をしている留学生は多いです。

-生活用品

トイレットペーパー、洗剤、柔軟剤など、生活する上で必要な品は、長期になるほど現地で調達する必要があります。アパートや寮の場合は、大容量のものをシェアメイトと共同購入して協力し合えば、多少の節約はできるでしょう。

-滞在費

長期留学の方向けの節約方法です。現地生活がある程度慣れてきたら、自分でアパートで探して友達とシェアする方法も。マルタは家具・家電付きのアパートがほとんどのため、買い足す必要はほぼありません。ただし生活上でトラブルが発生した際は、自分で交渉や対応を行わないといけない点をふまえた上で。 短期留学の方には、探す手間と引越しの労力を考えると、この節約方法は不向きです。

-バス利用とバスカード活用

マルタの交通の要はバス。1回2ユーロ(2時間内。冬季は1.5ユーロ)で乗ることができます。友達と大人数で相乗りして辺鄙な場所へ移動する際はタクシーが便利なこともありますが、金額面ではやはりバスが勝ります。

バスカードを利用すれば、1回分を割安で乗ることができます。12回分の12 Single Day Journeysカード、7日間乗り放題のExploreカードや、学割カードもあります。現地で購入できますし、送料と日数がかかりますが事前に日本から申し込みも可能です。

-国際学生証で学割

学生の方は、国際学生証(ISICカード)を現地で提示すると、美術館、博物館などで学割が適用されます。国際学生証はマルタに限らず、世界中の文化施設などで特典が受けられ、海外旅行先でも少し節約ができます。事前に日本で申し込みが必要ですので、必要な方は日数に余裕をもって申し込んでおきましょう。(※有料)

-洋服

現地でZARAなどのファストファッションのお店を利用すれば安く購入できますが、できれば現地購入せずに費用を抑えたいところ。長期留学の場合は、異なる季節の服装を全てスーツケースに詰め込んで行くのはかさみますし、飛行機に乗る際に荷物の超過料金がかかることも。次の季節に必要な服装を事前に用意しておいて、日本にいる家族や友人から後で送ってもらう手配をしておくと、現地購入せずに配送料のみで済みます。

まとめ

まとめ

今回は、マルタ滞在生活での節約方法をご紹介しました。留学に行く前の費用を抑えるための方法は、前記事『マルタ留学、長期・短期で全体費用はどのくらいかかる?』に記しておりますので、あわせてご覧ください。

最後に帰国後のお話を。留学から帰国後は、滞在中に利用したクレジットカードの請求、健康保険代・国民年金・税金、一人暮らしの方は家賃や生活費も……と一気に現実に引き戻されますので、帰国後に発生する費用も加算して、留学前に必要な全体費用を見積もってみてください。

留学Thank you!では、お客様一人一人の状況に合わせた留学費用のお見積を行っています。準備から現地でかかる費用まで、細かくご案内いたしますので、ぜひお問合せください。

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このコラムの著者

Kayoko_Hayashi

林 花代子
マルタ情報ナビゲーター/NPO留学協会認定 RCA海外留学アドバイザー

マルタ留学経験と出版・WEBのキャリアをかけ合わせた活動をするフリーランス。マルタの魅力を発信するため執筆・トークイベント登壇・交流会開催・留学相談・ツアープロデュースと、フリーランスでライター・編集・WEBディレクション・プロモーションなど幅広く行う。37歳の時に会社を辞めて行った語学留学をきっかけにマルタに魅了され、その後も定期的に訪れ、現地や留学の情報をブログで紹介し、数少ないマルタ専門ブログとして注目を集める。ディープなマルタ情報と、30代のリアルな留学エピソードが共感を得て、マルタ情報や留学・旅行に関する相談はブログやSNSから多数。「留学を機に生き生きした人生を送る女性が増えてほしい」想いから始めた留学相談では、20~40代女性の相談者が多く、リアルな情報とフラットな目線でのアドバイスが好評。著書に、数少ないマルタ関連書籍の中で、単独著者では初となる旅行ガイド本『まるごとマルタのガイドブック』(亜紀書房刊)がある。

<ブログ名>マルタ島語学留学ブログ【まるぶろ。】 -study abroad in MALTA-
<リンクURL>http://ameblo.jp/malta-studyabroad/ この著者の投稿一覧 >>

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