- 2018/03/14
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- 留学準備
アメリカ留学の費用(3カ月・半年・1年)と費用を節約する方法6選
日本の約25倍の広大な面積に、世界的に有名な都市がひしめく国・アメリカ。世界の金融をリードする大都市ニューヨーク、一年中温暖で過ごしやすいロサンゼルス、世界に誇る学術都市ボストンなど、有名な都市を挙げればきりがありません。そのため、留学と言えばアメリカと憧れる留学生も多いです。事実、1年間でアメリカに渡航する留学生の数は約2万人。英語圏で日本人留学生の数が一番多いのはアメリカです。
それだけアメリカ留学に憧れ、実際に渡航する人も多いのですが、どうしてもつきまとってくるのが費用の問題です。アメリカ留学の費用というと、非常に高いというイメージがあると思います。実際に、アメリカの物価はけして安くはなく、授業料もある程度必要です。
しかし、アメリカ留学は工夫次第で手が届かない存在ではありません。日本での準備や現地での生活の仕方で大きく節約ができ、費用を抑えて留学する方法もあります。今回は、アメリカ留学に必要な費用と金額を抑えるポイントをご紹介します。
目次
1. アメリカ留学の費用の概要
まずはアメリカ留学で一般的にかかる費用の内訳と合計金額を、実際の学校の費用をもとに算出してみます。下記はECという語学学校のロサンゼルス校を例にしています。
-3ヶ月の費用(項目別、内訳概算)
【学校へ支払う費用】
入学金 | 160ドル |
---|---|
授業料 | 4,440ドル (週20レッスン×12週、テキスト代含む) |
滞在手配費 | 90ドル |
ホームステイ代 | 3,900ドル (平日2食、週末3食付き) |
片道送迎 | 150ドル |
送金手数料 | 31ドル |
合計 | 8,771ドル =約96万円(1ドル=110円として計算) |
※3ヶ月で観光ビザ(ESTA)の場合、就学は週18時間未満とされているため、週20レッスン(1レッスン45分=週15時間)で算出しています。
※ホームステイは夏のピークシーズン中は週30ドル上がりますが、計算を簡易化するためピークシーズン費は除いています。
常に人気な留学先のTOPであるアメリカには、非常に多くの学校があり、値段にも大幅なばらつきがあります。まずは気になる学校を数校ピックアップし、料金を比較してみましょう。アメリカの学校情報はこちらからチェックできます!
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【上記以外に必要な費用】
保険代 | 約5~7万(3ヶ月) |
---|---|
航空券代(往復) | 約10~18万 |
現地生活費 | 月約6~8万×3ヶ月 =約18~24万 |
観光ビザ(ESTA)申請料 | 約1,500円 ※3ヶ月を超える留学の場合、学生ビザ関連費用(約5万)が必要です |
合計 | 約129~145万円 |
-半年の費用
入学金 | 160ドル |
---|---|
授業料 | 8,760ドル (週24レッスン×24週、テキスト代含む) |
I-20書類郵送費 | 75ドル |
滞在手配費 | 90ドル |
ホームステイ代 | 7,800ドル (平日2食、週末3食付き) |
片道送迎 | 150ドル | 送金手数料 | 31ドル |
合計 | 17,066ドル =約187万円(1ドル=110円として計算) |
【上記以外に必要な費用】
保険代 | 約12~18万(6ヶ月) |
---|---|
航空券代(往復) | 約14~20万 |
現地生活費 | 月約6~8万×6ヶ月 =約36~48万 |
ビザ関連費用(SEVIS、ビザ申請費) | 約5万 |
合計 | 約67~91万 |
総合計:約254~278万円
-1年の費用
入学金 | 160ドル |
---|---|
授業料 | 17,520ドル (週24レッスン×48週、テキスト代含む) |
I-20書類郵送費 | 75ドル |
滞在手配費 | 90ドル |
ホームステイ代 | 15,600ドル (平日2食、週末3食付き) |
片道送迎 | 150ドル | 送金手数料 | 31ドル |
合計 | 33,626ドル =約370万円(1ドル=110円として計算) |
【上記以外に必要な費用】
保険代 | 約23~35万(12ヶ月) |
---|---|
航空券代(往復) | 約14~20万 |
現地生活費 | 月約6~8万×12ヶ月 =約72~96万 |
ビザ関連費用(SEVIS、ビザ申請費) | 約5万 |
合計 | 約114~156万 |
総合計:約484~526万円
2. 学費(授業料)を節約するポイント
数字だけ見ますと、アメリカ留学は非常に高額に見えると思います。しかし、アメリカ留学は工夫次第で費用を劇的に抑えられます。以下では、項目別に節約できるポイントをご紹介します。
-格安語学学校を利用する
アメリカには格安語学学校と呼ばれる学校が存在します。標準的な語学学校と比較すると非常に費用が安いです。どの程度安いかと言うと、一般的な学校の授業料が年間150~200万円なのに対し年間60~80万円くらいの学校が存在します。
しかし、安いからと言って、安易に飛び込むと、「こんなはずじゃなかった。」ということにもなりかねませんので、注意が必要です。では、格安語学学校で起こりうるデメリットには、以下のようなものがあります。
格安語学学校で起こりうるデメリット
・先生、生徒の質が低い
・国籍が偏っている
・一クラスの人数が多い
・校舎や施設が古い
・アクティビティが少ない
これは、あくまでも起こりうることで、すべての格安語学学校が当てはまるわけではありません。安くても質はそれほど悪くない学校も存在します。しかし、安すぎる学校は何かしら理由がある場合が多いので、自分のイメージする留学生活とかけ離れていないかを、冷静に判断しましょう。学校の特徴や授業の質を客観的に見極めた上で、自分が妥協できる範囲であれば、格安語学学校も選択肢に入れてよいと思います。
悪質な格安校を選ばないためには留学エージェントを頼るのも一つの手ですが、中には悪質なエージェントもいますので、自分で事前に情報収集することが非常に大切です。
アメリカのリーズナブルな学校はこちらから調べられますので、ぜひご活用ください。
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-留学エージェントのエージェント割引を利用する
留学エージェント=費用が高くなると思っている人も多いです。実際に、多額の手数料が発生し、数十万円高くなるエージェントもあります。しかし、手数料無料でサポートを行っている無料エージェントも多くあります。そのようなエージェントでは手続きの代行をしてくれるだけでなく、エージェント割引によって通常よりも安い授業料で学校の申し込みができる場合があります。
それではなぜ、そのようなエージェントは無料で学校の手配ができるのでしょうか。留学エージェントは、学校へ留学生を紹介することで、授業料の一部を紹介料としてもらっています。無料エージェントは、その紹介料のみでビジネスを成立させているため、留学生から手数料はいただいていません。
また、語学学校は、たくさんの留学生を紹介してほしいので、エージェントを通したら割引にするキャンペーンを定期的に行っています。割引のある学校の方が、エージェントとしては留学生に提案しやすいため、学校と留学エージェントの関係はwin-winになります。そのため、手数料無料のエージェントを通して、エージェント割引のある学校を選べば、自分で学校を探して直接申し込むよりも安くなるのです。
今回実例であげた学校(EC)も、エージェント割引が適用され、授業料が10~15%割引になる場合があります。その場合、1年であれば1,752ドル~2,628ドル(約19~29万)の割引になりますので、非常に大きく費用が抑えられます。
さらに、エージェントの担当者はプロの留学カウンセラーなので、自分が思ってもみなかった良い留学プラン文や学校を提案をしてくれることもあります。留学エージェントは高い、という既成概念をはずして、エージェントへの相談は積極的にした方がお得です!
割引のお問い合わせはこちらから
-レートをチェックする
長期留学になればなるほど、レート差が留学の費用に直結します。学費と滞在費が合わせて$30,000だった場合、レート1円差で3万円、3円差で9万円の差がでてきます。円安になるか、円高になるかを短期的に判断するのは難しいのですが、1年〜2年前から留学を検討しているのであれば、意識次第でその判断はしやすくなります。長期的にレートを意識し、最近は円高になっている、というニュースを聞いたら、そのタイミングで留学申し込みをしてしまえば、同じ学費・滞在費でも日本円で安くなります。
また、授業料は年が明けると上がる傾向があり、例年9〜12月申し込みまでが、その年の授業料で、それ以降は来年の授業料という場合が多いです。もし、留学に行くのを決めているのであれば、手続きに間に合うギリギリではなく、早めに手続きをしてしまった方が、学費は抑えられる傾向にあります。
3. 滞在費を節約するポイント
・ホームステイを利用する
学校にもよりますが、アメリカの寮は非常に高額な場合が多いです。一人部屋の寮であれば、1ヶ月25万を超えるところもあり、食事もつきません。一方、ホームステイは1ヶ月12~15万ほどで、朝と夜の一日2食がつきます。ホームステイのデメリットとしては、寮に比べると学校までは遠く、交通費は余分にかかることですが、それを差し引いてもホームステイの方が割安になることがほとんどです。
・ホームステイ期間中にアパートシェアを探す
ホームステイが割安と紹介しましたが、それでも月12~15万ほどは費用がかかります。生活に慣れてきたら、現地でアパートシェアを探してみると費用はかなり節約できます。
日本と異なり、海外には一人暮らし用の安い物件はあまりありません。そのため、アパートをシェアして暮らすのが一般的です。アパートは、現地でシェアをしている人を見つけ、どの様に探したのか情報収集すれば、簡単に見つかる場合があります。アパートシェアの費用は地域にもより大きくことなりますが、相場は600ドル~900ドル程度です。そのため、ホームステイより割安になるケースがほとんどです。仮に月800ドルのアパートへ移り住んだとしたら、半年で約20~30万、1年で約50~60万ほどの節約になります。
・複数人部屋に滞在する
アパートシェアのなかでも、更に安くなるのが一つの部屋を複数人数で使うルームシェアです。プライベートは減りますが、慣れてしまえば意外と大丈夫だったりします。こちらの滞在方法はシェアする人との相性も大事です。神経質な人には向かない滞在方法ですが、節約する方法としては有効です。二人部屋の場合は、月$500以下の滞在も可能です。
・知人宅に住む
留学先にに知人がいれば、安く住ませてもらうのもひとつのやり方です。どうしても節約したい旨を伝え、家の掃除や料理を手伝うなど交渉をして、お互いにメリットがある様にすれば、後々もめることも少なくなります。
4. 航空券の費用を節約するポイント
・インターネットで購入する
直接顔を合わせて相談しながら航空券を購入する方が安心感はありますが、インターネットは人件費がかからない分、店舗より安く購入できます。注意点としては、間違った場合のキャンセルや変更ができない場合が多いことです。そのため、インターネットで購入する場合は、日程の確認、特に現地送迎に関わる到着日時の確認を怠らない様にしましょう。学校によっては、空港送迎できる到着時間に制限がありますので、何時までの到着であれば送迎してくれるかは必ず確認してください。また、日程の変更自体が不可能で、変更=キャンセルとみなされる航空券もあります。航空券は日程が確実になった状態で購入する様にしましょう。
・常にチケットセールの情報をチェックする
航空会社は定期的にチケットセールを行うことがあります。まずは日本から自分の目的地まで運航している航空会社を調べましょう。その航空会社をスマホかパソコンにブックマークし、定期的にチェックする様にしてください。タイミングが良ければ破格に安い航空券を購入することができます。
また、片道航空券だけ購入し、帰国時に現地でチケットセールの航空券を購入して帰るという方法もあります。原則として、学生ビザは片道航空券でも問題ありませんが、帰国時を含め十分な資金があるかを入国審査で確認されるケースがあります。説明できれば問題はないのですが、自信がない人は往復航空券を購入しておいた方が楽かもしれません。
・マイルを利用する
普段の買い物や光熱費などの支払いを全てマイルに還元できるクレジットカードにすると、いつの間にかマイルが貯まります。マイルがたくさん貯まれば、実質無料で航空券を購入できるのでお得です。その際も、自分の目的地まで運航している航空会社は事前に調べ、その航空会社のマイルを貯める様にしましょう。
5. 保険の費用を節約するポイント
・何種類かの保険を比較する
保険料は保険会社により補償範囲も金額も異なります。探してみると、大幅に安い保険もあったりしますので、一つの保険会社だけで決めるのではなく、数社検討してみるのがおすすめです。しかし、安いからと言って安易に保険契約をし、結局いざという時に役に立たなければ保険の意味がありません。補償範囲と補償内容をしっかり確認する様に注意してください。
保険の値段を一社一社調べるのは大変…。しかし、比較サイトを利用すると簡単です。こちらは、おすすめの保険比較サイトになりますのでご覧ください。
GO!!
・現地保険も検討する(上級者向き)
日本の保険に比べて現地の保険の方が安いことが多いです。しかし、補償範囲が低かったり、免責額が設定されてあったり、問い合わせを英語でしなければいけなかったりと不便が多いです。現地の保険を利用するのは上級者向きと言えますが、自信のある人は検討してみるのも良いでしょう。
6. 食費を節約するポイント
・自炊する
費用を抑える上で、自炊は必要不可欠と言えます。アメリカは日本と比較して外食が高く、ディナーに行こうものなら、一食3,000~4,000円は軽く超えてしまいます。しかし、スーパーで購入できるものは日本と同水準、食品によっては日本より安い場合もあります。料理ができない、しない、というのは費用を抑えるうえでは致命的です。日本である程度、料理ができる様にしておくことを強くおすすめします。
・節約できる献立を身につける
料理を身につけたら、次は節約できる献立を考えましょう。日本だともやしが安いですが、アメリカではほとんど目にすることはありませんし、あったとしても200円くらいしますので、けして安い食材ではありません。日本に比べて安いのは、食パン、パスタなどです。朝食は食パン、主食はパスタにすると食費が安くなりますが、あまりにも続けすぎると栄養が偏ります。肉や野菜もそれほどは高くありませんので、節約しつつもバランスの良い食生活を心がけましょう。
・外食は安く済ませる
たまには外食をしたくなる時もあるかと思いますが、普通のレストランは非常に高いです。相場で30ドル~60ドルくらいはします。しかし、ファストフードであれば6ドル~12ドルくらいで、日本と同じくらいの金額で済みます。たまの外食はファストフードで済ます、という選択をすれば節約になります。
7. 生活費を節約する方法
・自転車をフル活用する
アメリカでの生活は車があると便利です。しかし、車は購入にもお金がかかり、中古車はよく故障するので維持費がかかります。そこでバスや電車、地下鉄を利用する人も多いのですが、長期滞在になる場合それをすべて自転車移動にできれば、大きく費用が浮きます。交通費を月1~2万とすれば、年間12~24万節約できることになります。
・無料アクティビティで学生生活を楽しむ
学校ではアクティビティという交流イベントが組まれています(学校により内容や頻度は異なります)。映画鑑賞やバーベキューなど、先生と学生の交流を図るもので、これをきっかけに友人が増えていくケースが多いです。無料のものあれば有料のものもありますので、できるだけ無料のものや費用が安いものを選んで参加しましょう。このようにすれば、節約はしつつ友人をたくさん作れるので、学生生活を満喫できます。
・帰国者から生活品を安く購入する
帰国が決まると、それまでに普段使っていた生活品は不要になります。語学学校では毎週のように卒業・帰国する学生がいますので、そのような方にお願いすれば廉価もしくは無料で生活品を譲ってもらえることがあるでしょう。学内に掲示されている場合もあるので、入国してすぐにチェックすることをおすすめします。
まとめ
ここまでアメリカ留学の費用を抑える6つのポイントについてお話いたしました。
抑えられる費用は以下6つです。
①学費
②滞在費
③航空券
④保険
⑤食費
⑥生活費
この6つを意識して、アメリカ留学の費用を抑えましょう。
しかし、少し矛盾する様ですが、費用を抑えることに集中しすぎて、英語を勉強しにきたという目的を見失ってしまっては本末転倒ですので注意しましょう。日本人とアジア人ばかりで質が低いけれど異様に安い学校で1年過ごすのと、数十万高くても国際色が豊富で質の高いレッスンを受けられる学校で過ごすのとでは、英語の上達度合いは変わっています。しっかりと差額と目的を天秤にかけて判断しなければいけません。現在の手持ちの費用で留学できないのであれば、渡航時期をずらしてお金を貯めるなど別の選択肢がないかも検討する必要があります。
アメリカ留学はけして安くはありません。しかし、アメリカ留学を費用面であきらるのは非常にもったいないです。今回の記事を参考にどこまで金額を削れるか試算してみてください。ご紹介したポイントを活用すれば、1年のアメリカ留学の費用を約300~400万、場合によってはそれ以下に抑えることも可能です。
また、学費などで悩んだ際は自分一人で抱え込まず、留学エージェントに相談してみてください。留学のプロに話を聞けば、新しい道がひらけることもあります。
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