• 2017/07/03
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  • 豆知識

海外経験を自己PRに!留学で就職を有利にする5つのポイント

社会のグローバル化が進む中で、大学在学中に海外経験を積んでグローバル人材を目指す!という人もいるんじゃないでしょうか。今回からグローバル人材になるためのポイントということで、様々なアプローチを考えてみたいと思います。今回は語学留学中にいかに効率的にグローバルなリテラシーを高めるかについてご紹介いたします。記事は一般的な大学生を対象としていますが、社会人でキャリアアップする方も必見です。

その1 まずは、自分の英語レベルを把握する

その1 まずは、自分の英語レベルを把握する

なるべく短期間でレベルアップしたいと気持ちは焦りますが、まずは4技能(読む、書く、聞く、話す)の中で、自分の弱点がどこにあるのか、また自分の英語レベルがどれくらいかを把握することが大切です。

海外の語学学校の場合は、通常、入学して初日にプレースメントテストと言って、初級から上級までのレベルでクラス分けがあります。そこで大切なことは、なるべく上のレベルのクラスに入るということよりも、「自分のレベルに合ったクラスに入る」ことが大切です。実際授業が簡単すぎるとか難しすぎると、かえって時間が無駄になり、英語のスキルアップの妨げとなります。

適正なクラスに配属されることで、自分の力量に合った英語学習に打ち込むことが可能となります。

留学ソムリエのおすすめポイント!
留学前には、TOEICなどの点数で表記されるテストを受けてみるのも良いでしょう。そうすることで、留学前と留学後の点数を比較して、どれだけ伸びたかを確認することができます。

その2 とにかく英語の勉強に打ち込む!

その2 とにかく英語の勉強に打ち込む!

以前の記事「忙しい大学生に夏休み海外留学を勧める7つの理由」でも書きましたが、「海外留学=海外の英語環境」の中で学習することで最大の効果を発揮します。まずは語学学校の教育システムを信じてひたすら英語に打ち込むことが大切です。そこで大事なのは、毎日「アウトプットしながら復習すること」。
今日習ったフレーズなどはその日のうちに、留学生同士の友人やホストファミリーを練習相手にどんどん使っていきましょう。

留学ソムリエのおすすめポイント!
留学中の英語は、個人差がありますが、3ヶ月スパンで伸びると言われています。なかなか日々伸びる実感はないかもしれないですが、めげずにコツコツと打ち込むことが大切です。

その3 ビジネス英語コースで対等に渡り合える英語力を!

その3 ビジネス英語コースで対等に渡り合える英語力を!

実際にグローバルな現場で仕事をするときに、口語的な表現を少しでも使ってしまうと、アマチュアだと思われてしまいます。例えば、自分の願望を伝える際に、”I wanna…”を使った時点でアウトです。”I would like to…”とか”I’d appreciate if you could..”などより丁寧な表現が好まれます。

ビジネス上で使用する単語や表現は決まっていますので、ある程度英語のレベルが上がってきたら(一般的には(英語レベルが中級くらい)、迷わずビジネス英語のコースを受講しましょう。

ここは日本の英語教育では、アカデミックな内容が多くビジネス的な表現は、あまり教えてもらえない部分なので、特に留学中に修めておくと、就職した後に必ず役に立ちます。

留学ソムリエのおすすめポイント!
まだ社会に出る前にビジネス英語を学ぶので、多かれ少なかれ、最初はビジネス的な表現に戸惑うかもしれません。ただ、これを学生時代にやっておくと、社会人になってから英語を使う場面でかなり楽になります。

コツは、まずはビジネス英語の単語を覚える事です。特に「動詞」を暗記してくとかなりスムーズですので、よく使う動詞は一気に覚えてしまいましょう。

その4 試験対策コースで履歴書に書ける点数を確保

その4 試験対策コースで履歴書に書ける点数を確保

日本で就職を考えている方の場合は、TOEICのスコア取得をお勧めします。矛盾するようですが、近年日本企業もグローバル化を推進しようとする動きから、英語のスコア、中でもTOEICを重視する傾向がみられます。

国際的な仕事に従事する場合のスコアの目安として、660点〜840点が必要と言われています。これから受験するという方は、まずは600点、次に700点というように段階を経て点数アップを目指していかれるといいと思います。

海外の語学学校では、TOEICに限らず、TOEFLやIELTS、ケンブリッジ英検などの試験対策コースを設けている学校も増えています。自分の進路に必要な試験を選択して、スコアアップを目指しましょう。

留学ソムリエのおすすめポイント!
特にTOEICのコースに関しては、特に日本と韓国で評価される試験のため、学校でのクラスも日本人と韓国人メインとなることが多いです。また授業スタイルも座学のインプット形となるため、その点は予め理解しておいたほうがいいです。

英語環境を求めて日本人比率を重視する方や、英会話を伸ばしたいと思う方は、留学のスケジュールを組む際にバランスを考えて計画しましょう。

その5 ビジネス系の専門学校で資格を!

その5 ビジネス系の専門学校で資格を!

最後に、主に中期〜長期の語学留学に参加する方向けとなりますが、語学学校でも「マーケティング」「マネジメント」「システム管理」などの短期のビジネス専門コースを設けている学校があります。

期間は1モジュールが1ヶ月〜3ヶ月くらいが多いですが、そのコースを修了すると「サティフィケート(修了証)」が授与されるのです。
その資格が就職活動の際にどれくらいのインパクトがあるかというのは、内容や種類によって違うのですが、おそらくTOEICや簿記ほどの認知度はないかもしれません。ただ、履歴書に書くことで、面接官からの質問が期待できるので、そこでのアピールにつながることが最大のメリットと言えます。修了証自体よりも、英語ビジネス留学の総仕上げとして、実践的な学習と知識がその後、活きてくるのです。

留学ソムリエのおすすめポイント!
ビジネス専門コースを受講する場合、先生が実際のビジネスの現場を経験しているかどうかが重要です。いわゆる英語の先生ではなく、ビジネスパーソンである事で授業内容の濃さが変わりますので、もしわかる場合は事前に確認される事をお勧めします。

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このコラムの著者

りゅうがくソムリエ

留学ソムリエ代表
国際教育・法人コンサルタント
日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)幹事
JAOS認定留学カウンセラー
1970年京都市生まれ。
高校1年生の時に姉妹都市交流の一環でアメリカのボストンに渡米。京都の大学時代はバックパッカーとしてヨーロッパやアメリカを旅する。大学卒業後は、関西の小売業でセールスやマーケティングに約10年間携わり、その後研修のためカナダに渡航。帰国後は、大手留学エージェントのチーフカウンセラーとして1,000名以上の留学に関わる。
紹介した主な国はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど。その後、米国の教育団体のディレクターとして約6年間、日本や東南アジアの教育機関および企業との連携によりグローバル人材育成に尽力。
また高校交換留学や東北復興プロジェクト、アジアの国際協力プログラム開発にも関わる。
現在は「留学ソムリエ」として法人コンサルティング事業や国際教育に関する情報発信を広く行う。全国の大学や高校、留学イベントでの講演実績は多数。今までに訪れた国は30カ国以上。 この著者の投稿一覧 >>

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