• 2019/05/19
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オーストラリアでワーキングホリデー【失敗しないワーホリの基礎知識2019年版】

留学先として常に高い人気を誇るオーストラリア。日本では見られないユニークな大自然、温暖な気候、おおらかな気質のオーストラリア人たち、世界的にも高い教育水準、治安が比較的安定しており安心して生活できる環境など、多くの魅力がある国です。そんなオーストラリアは日本だけでなく、世界中から留学生が訪れます。
そして、オーストラリアはワーホリ先としても非常に人気で、勉強、アルバイト、遊びをすべて満喫することができます。また、条件を満たしてセカンド・ワーホリをすれば、最長2年間もオーストラリアを満喫できます!
今回は、そんなオーストラリアのワーホリへ行く準備の際に知っておいてほしいことやワーホリ魅力を、実際にワーホリを経験した筆者がご紹介します!

オーストラリアのワーキングホリデーでできること

オーストラリアのワーキングホリデーでできること

●勉強
オーストラリアのワーホリでは、最長17(約4カ月)週間の就学が認められています。17週間以内であれば、途中でコース内容を変更したり、就学期間を分けることも可能です。
英語はワーホリを成功させるためには必須です。お手頃なシェアハウスを見つけられるか、お給料の良い仕事に就けるか、日常のトラブルをしっかり解決できるかは、ワーホリの初期段階でしっかり英語を身に着けられるかにかかっています。

●アルバイト
1雇用主に対し、最長6ヶ月の就労が可能です。雇用主が変われば、6ヶ月以上働くこともできます。
他国と比べて時給がよいと言われているオーストラリアの最低賃金は時給18.93ドル(※1)、日本円にして約1,550円です。税金が引かれますのでそのままもらえるわけではありませんが、しっかり働けばかなりの額になります。

●観光
コアラ、カンガルー、ウルル、美しいビーチなど、オーストラリアには一度は見るべき&訪れるべき場所がたくさんあります。1都市にとどまるもよし、複数都市を巡りながら各地の見どころをおさえていくもよし。ワーホリでは最長2年間の長期にわたって自由に行動できますので、お金が許す限りは旅行も思いのままに行くことができます。

●その他
移民大国であるオーストラリアには、学校以外にも英語を勉強できる場所があります。その一つが図書館で、移民の方向けに様々な英語コースが開講されています。地元の方と触れ合うチャンスなうえ、無料で受講できる場合が多いので非常におすすめです。
また、インターンシップやボランティアの機会も多くあります。インターンシップに関しては、ホテルで住み込みで働き、お金も稼げるホテルインターンや、日本語が学校の選択授業になっているオーストラリアならではの日本語教師インターンシップなどがあります。また、ボランティアは地方自治体が様々な職種を募集しており、中にはオーストラリアらしく動物園のガイドスタッフなどもあります。

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ワーキングホリデーでできるアルバイトやお仕事事情

ワーキングホリデーでできるアルバイトやお仕事事情

●アルバイトの種類
多くの日本人留学生が就く仕事は、日本食レストラン(以下、ジャパレス)のウェイター、ウェイトレス、キッチンハンドです。また、観光大国らしく日系のツアーガイドやお土産屋さんに就職する方もいます。技術があれば美容師やマッサージ師などの仕事もあります。
費用を節約して滞在したい方は一般家庭に住み込みで家事手伝いや子守をするデミペアやオ・ペア、観光地のホテルで住み込みで働くホテルインターンがあります。
もちろん、現地企業(以下、ローカル)のアルバイトもあります。飲食店がメインとなりますが、中にはベビーシッター、倉庫管理、ネイルサロン、オフィス事務といった仕事に就ける場合もあります。しかしながら、ローカルでのアルバイトは高い英語力が必要であり、地元の学生も応募してくるため、日系の仕事に比べて就職は難しいです。
そして、セカンドワーホリを目指す方は、ファームでのお仕事を探す方が多いです。セカンドワーホリ取得のためには、一定期間地方で季節労働に従事する必要があります。セカンドを目指す方はなるべく早いうちから仕事先を探すようにしてください。

●仕事の探し方、応募の方法
募集要項は、日系企業であれば日系の情報サイト、ローカルであれば現地の情報サイトにアップされています。興味のある仕事の採用者と連絡を取り、レジュメ(英文履歴書)を提出し、面接をして採用という流れは日本と一緒です。
日系の情報サイト:Jams.tv
現地の情報サイト:Gumtree
また、仕事の探し方としてはレジュメを配り歩くというものもあります。アルバイト募集の広告を出しているお店の店員さんに、直接レジュメを手渡します。
日系企業であれば、よほど条件を絞らなければお仕事は見つかります。しかし、ローカル企業となると採用されるのは難しく、レジュメを30~50枚ほど配ってやっと1件連絡がきた、という話も珍しくありません。仕事探しは根気よく行うことが成功の秘訣です。
また、知人の紹介の場合は採用率が格段に上がります。学校で知り合った友達や、シェアメイトの紹介でローカルのアルバイトをゲットしたというのはよく聞く話です。ローカルに就職したい方は、友達に相談してみるとよいでしょう。
ファームの場合も、基本的にはインターネットで情報を集めて応募するという形になります。FacebookなどのSNSにも情報が上がっていますので確認してみてください。中には賃金をしっかり払わない悪徳ファームが紛れていることもあるので、情報の質はしっかりチェックしてください。ちなみにブリスベンやゴールドコースト、ケアンズのあるクイーンズランド州はフォームジョブの行き先としてワーホリメーカーに人気の場所になっています。

●お給料事情
オーストラリアの最低賃金は18.93ドルですが、すべての企業がこの基準を守ってるわけではありません。そして、残念ながら日系の企業はこれを守らない傾向にあります(もちろん、守っている企業もあります)。日系の企業でのアルバイトは、ほとんどの場合高度な英語を必要としないため、留学生が多く就職しがちですが、そんな留学生を低賃金で働かせるお店は数多くあります。
しっかりとお給料を稼ぎたい場合は、ローカルの企業でアルバイトをするほうがよいです。ただし、他の応募者は現地の学生であったり現地に長く滞在する人が多いため、一時的に滞在している留学生が採用されるのは難しいと言えます。また、何よりも高い英語力が必要となります。
このように、ローカルの企業に採用されることは少々ハードルが高くなりますが、お給料の高さや英語環境に浸れることなど、非常に魅力的なメリットがあります。採用される確率を上げるためには、まずは英語力を上げるのが先決です。

オーストラリアのワーキングホリデーで英語の勉強

オーストラリアのワーキングホリデーで英語の勉強

ワーホリを成功させるために絶対に必要となるのは英語力と資金です。資金に関しては、良いアルバイト先を見つけてしっかり働けば何とかなりますが、その良いアルバイト先に就職するためには高い英語力が不可欠となります。
また、英語がしっかり使えるということは仕事だけでなく日常生活でも有利です。例えば、シェアメイトとトラブルになって自分の意見を伝えなければならないときや、状況を大家さんに伝えなければいけないときは英語が必要です。シェアハウスの契約の手続きや、その他の手続きなどももちろん英語です。病院についても、GPに関しては日本語対応してくれるところもありますが、もし専門の病院に行かなければならなくなった場合は英語です。
このように、日常生活を普通に過ごすためには、どこへ行っても英語が必要となります。オーストラリアでは、日本のように相手の考えを察して手助けしてくれるということはあまりありません。その代わり、主張すればしっかり取り合ってくれることが多いです。海外で自分が損をしないためにも、ワーホリの最初の段階で英語力を上げておくことは非常に大切です。
オーストラリアでのワーホリの場合、最長17週間語学学校に通うことが可能です。オーストラリアに着いたらまずはしっかり学校に行って英語力を鍛えましょう。語学学校の情報は、インターネットで探すことが可能です。数多くのエージェントが情報を公開しているので、そこから興味のある学校を探してエージェントに連絡してみましょう。
学校を口コミで学校を探したい方は、留学Thank you!のオーストラリアのページをご覧ください。
また、シドニー留学センターやオーストラリア留学センターでも、数多くの学校をご紹介していますので、是非ご覧ください!

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オーストラリアのワーキングホリデービザ申請方法

オーストラリアのワーキングホリデービザ申請方法

●ワーホリビザ申請条件
・申請受理時点の年齢が18歳以上30歳以下である(出発時に31歳になっていても大丈夫です)
・申請時にオーストラリア国外にいる(日本でなくても構いません)
・申請の目的が、オーストラリアで余暇を楽しむことである(仕事がメインの目的ではいけません)
・滞在中に生活できるだけの資金を所持している
・往復の航空券、またはそれらを購入できる資金を持っている
・過去にオーストラリアのワーホリビザを取得し、渡豪していない
・ビザの発行日から12カ月以内に入国できる
・日本国籍を持っている
・渡航の際に子供を同伴しない
・心身ともに健康である

●ワーホリビザの申請に必要なもの
・パスポート(オーストラリアに滞在する期間分有効であることが望ましいです)
・PCメールアドレス(申請状況などの連絡は、すべてメールで行われます)
・申請料450ドル(2019年5月現在。支払いはクレジットカードでのみ受け付けています)

●ワーホリビザの申請方法
申請はオンラインで行います。また、すべて英語で行う必要があります。申請からビザの発給までは1日~15日程度かかります。余裕をもって申請を行いましょう。
1.オーストラリアの移民局ホームページで、ImmiAccountを作成
2.ワーホリビザの申請画面で、個人情報や質問事項を埋める
3.クレジットカードで申請料を支払う
4.移民局からメールが送られてくるので状況を確認する
※健康診断や銀行の残高証明など、資料を添付するように指示されることがあります。ビザが発給されるまで、メールは定期的にチェックしましょう

セカンド・ワーキングホリデーについて

セカンド・ワーキングホリデーについて

●セカンド・ワーホリを取るには
オーストラリアでは、条件を満たすとさらにもう1年の滞在が可能となるセカンド・ワーキングホリデー制度があります。セカンドを取るためには、一定期間オーストラリア政府の指定する地方で季節労働に従事する必要があります。一般的なのはファームでのピッキングやパッキングのお仕事に88日間(約3カ月)従事することです。
セカンドを取る方は、なるべく早めに上記の条件を満たしておくことをおすすめします。良いファームを見つけるには時間が必要です。また、いざファームへ行ってみてもすぐに仕事がもらえるとは限りません。仕事を始めても、毎日は仕事をもらえないこともあります。さらに、ひとつのファームで仕事が終わってしまえば、新しいファームを探さなければなりません。88日間を満たすのはあまり簡単なことではありません。5カ月や半年ほどかかる方もいますので、早めに行動するようにしましょう。また、パートタイムやカジュアルで雇われた場合は、この88日に休日はカウントされませんので注意が必要です。条件を満たしたと思っていたら日にちが足りなかったということにならないように、労働日数は少し余裕をもって稼いでいたほうがよいです。
また、ファームの中にはセカンドを取るための労働先として認定されていないところや、セカンドを申請する際に必要な書類を発行してくれない悪徳業者もいます。ファームを探す際は、情報が信頼できるかをしっかり確認してください。また、友達がすでにファームの仕事を始めている場合は、その友達の紹介で応募するのもよいでしょう。

●セカンド・ワーホリビザの申請条件
・申請受理時点の年齢が18歳以上30歳以下である(出発時に31歳になっていても大丈夫です)
・申請時にオーストラリア国内にいる場合は、ビザが発給されるまでオーストラリアにいること
・申請時にオーストラリア国外にいる場合は、ビザが発給されるまで国外にいること
・政府指定地域にて最低3カ月以上の季節労働に従事しており、それを証明できる書類を持っている
・申請の目的が、オーストラリアで余暇を楽しむことである(仕事がメインの目的ではいけません)
・日本国籍を持っている
・渡航の際に子供を同伴しない
・心身ともに健康である

●セカンド・ワーホリビザの申請に必要なもの
・パスポート(オーストラリアに滞在する期間分有効であることが望ましいです)
・PCメールアドレス(申請状況などの連絡は、すべてメールで行われます)
・申請料450ドル(2019年5月現在。支払いはクレジットカードでのみ受け付けています)
・政府指定地域で88日間以上の季節労働に従事した証明書(form 1263)
・Payslip(給料明細)

●セカンド・ワーホリビザの申請方法
1.オーストラリアの移民局ホームページで、ImmiAccount を作成
2.ワーホリビザの申請画面で、個人情報や質問事項を埋める
3.クレジットカードで申請料を支払う
4.移民局からメールが送られてくるので状況を確認する

オーストラリアのワーキングホリデー1年でかかる費用・稼げる金額

オーストラリアのワーキングホリデー1年でかかる費用・稼げる金額

ワーキングホリデーではさまざまなスタイルの生活ができるため、費用がいくらかかるというのは一概には言えません。こちらでは、以下の条件でかかるであろう費用と、稼げるお給料を算出しています。予算を立てる際の参考にしてください。

●前提条件
・滞在期間は1年間
・格安航空を利用
・語学学校に17週間通う
・ホームステイに17週間、残りの期間はシェアハウス(ルームシェア)
・食事は自炊
・週1くらいで遊びに出かける
・スマホは現地で月額30ドルのsimカードを購入
・アルバイトを9カ月(お給料は時給1,550円)、週5で1日6時間勤務

●支出
・ワーホリビザの申請費用:約38,000円
・語学学校の学費:約480,000円
・海外旅行保険の費用:約240,000円
・航空券の料金:約70,000円
・ホームステイの滞在費:約348,000円
・シェアハウスの家賃(初期費用含む):約646,000円
・食費:約126,000円
・レジャーのための費用:約204,000円
・交通費:約104,400円
・スマホsim料金:約31,200円
・その他日用品、消耗品などの生活費:36,000円
→支出合計:2,323,600円

●収入
アルバイトのお給料:約1,422,900円
※合計1,674,000円から税15%を引いた分
→収入合計:1,422,900円

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オーストラリアの半年(6カ月)での留学の費用を分析!賢く節約する方法【2019年】

まとめ

まとめ

以上、オーストラリアでワーホリをする前に知っておくべき基礎知識をご紹介しました。
先にもご紹介しましたが、ワーホリを成功させるカギは英語力と資金です。英語に関しては、ワーホリ初期の段階でしっかり身に着けておきましょう。最初に英語に自信をつけることで、その後の生活がうまくいくかが決まると言っても過言ではありません。資金については、高い英語力を生かして良質なアルバイトをみつけ、しっかり稼ぎましょう。資金不足によって滞在期間を切り上げる方は意外と多いです。せっかくのワーホリ、そのようなことで途中でやめてしまうのはもったいないので、しっかりと計画をたてて臨んでください。

※1:Fair Work OMBUDSMAN Minimum wages
https://www.fairwork.gov.au/how-we-will-help/templates-and-guides/fact-sheets/minimum-workplace-entitlements/minimum-wages

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このコラムの著者

Ayaka

海外で生活できる英語力をつけるため、オーストラリア・シドニーで1年半留学。現在はスウェーデンに在住。
週に10本程度みるほど、大の海外ドラマファン。また、滞在先やレストランで見つけたエスニック料理を作ってみるのが趣味。
海外生活・語学学習に関するブログをやっています。
↓ジャパニーズな海外生活↓
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