- 2019/03/05
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- 留学準備
オーストラリア留学向きの人とは?参考になるメリット・デメリットをチェック!
留学先として常に上位5位以内にランクインするオーストラリア。現在留学しようか検討中の人もいるでしょう。
しかし、人気だからと言って自分に最適な国であるとは限りません。自分の留学先としてふさわしいかは、その国のメリットとデメリットを考えてみるとわかりやすいです。
この記事では、オーストラリア留学のメリットとデメリットを、1年半の留学経験をもとにご紹介します。はたして、あなたはオーストラリア留学に向いているでしょうか?
目次
- ■オーストラリア基本情報
- ■オーストラリア留学のメリット1:治安が良い
- ■オーストラリア留学のメリット2:温暖で過ごしやすい気候
- ■オーストラリア留学のメリット3:留学システムが整っている
- ■オーストラリア留学のメリット4:日本から近い
- ■オーストラリア留学のメリット5:日本のものが手に入りやすい
- ■オーストラリア留学のメリット6:ワーキングホリデーで最長3年間滞在可能
- ■オーストラリア留学のメリット7:ユニークな自然が身近な環境
- ■オーストラリア留学のメリット8:レジャーやアクティビティが豊富
- ■オーストラリア留学のメリット9:多民族国家で外国人に寛容
- ■オーストラリア留学のメリット10:仕事が見つけやすく時給も高い
- ■オーストラリア留学のデメリット1:物価・家賃が高い
- ■オーストラリア留学のデメリット2:日に焼けやすい
- ■オーストラリア留学のデメリット3:虫やヘビが多い
- ■オーストラリア留学のデメリット4:都市間の距離が長い&他の国から遠い
- ■オーストラリア留学のデメリット5:日本人が多い
- ■まとめ
■オーストラリア基本情報
オーストラリアは日本との時差1~2時間、日本からの直行便で約9時間の国です。移民大国であり、特に大都市では難民の人を含め、さまざまな国の人を見かけます。
政府が教育システムをしっかり管理しているため、教育水準が高いことで有名です。そのため、日本だけでなく世界各国から留学生に人気が高いです。
もともとはイギリスからの移民の国なため、英語はイギリス英語寄りです。しかし、アメリカ英語の表現も多く使われるほか、独特のなまりのあるオージーイングリッシュやオージースラングなど、独自の英語を発達させてきました。
オーストラリアで最も有名なのは、なんといっても大自然です。日本でも有名なカンガルーやコアラに代表されるユニークな生態系や、グレートバリアリーフなどの美しいビーチ、ブルーマウンテンなどの雄大な自然が身近にあります。
年間の平均気温は20度前後で、留学先として人気なシドニー、メルボルン、ゴールドコーストなどは温暖で過ごしやすい気候が特徴です。一方、北にあるダーウィンやケアンズは熱帯雨林気候で1年中暖かいです。大陸中央から西にかけては岩がむき出しで厳しい気候の砂漠があります。
■オーストラリア留学のメリット1:治安が良い
世界情勢が悪化している昨今では貴重な、比較的安全な国です。アルコールや銃の規制が厳しいほか、近年目立ったテロ事件はほとんど発生しておらず、英語圏の国の中ではトップレベルの治安のよさと言ってもよいでしょう。そのため、今まで海外に行ったことがない人や、初めて留学をする人に非常におすすめです。実際に、多くの留学生がオーストラリアを選ぶ理由として安全性をあげています。
しかし、比較的安全とはいえ外国です。自分の不注意で盗難やトラブルに巻き込まれることはあり得ます。そのため、夜間は一人で出歩かない、危険な地域には行かない、身の回りの物をしっかり管理するなど、日ごろからの安全対策は必須です。
■オーストラリア留学のメリット2:温暖で過ごしやすい気候
オーストラリアの多くの都市は温暖な気候に恵まれており、非常に過ごしやすいです。多くの地域では、日本のような四季もあります。シドニーやメルボルンなどは乾燥しているため、夏の暑い時期でも不快感無く過ごすことができます。冬も一部の地域を除き10℃以下になることはあまりなく、雪もほとんど降りません。晴れの日が多く、公園やベランダで日の光を浴びながらのんびり過ごすのは最高です!
特別な装備がなくても大丈夫な環境なので、日本から渡航してもすぐに慣れることができます。ただし、オーストラリアは南半球にあるので、日本とは季節が逆になります。
■オーストラリア留学のメリット3:留学システムが整っている
移民大国であるオーストラリアでは留学生の受け入れに積極的で、政府をあげて留学システムを整えていますので、安全に安心して勉強ができます。例えば、語学学校や専門学校などは国によって認可を受けたところのみ、学生ビザを発行できます。学生ビザが発行できないような学校は、質が悪かったり経営が怪しかったりと何かしら理由があります。そのため、学校選びの際は避けたほうが無難でしょう。また、学生ビザで渡航する際はOSHCという留学生専用の保険への加入が義務付けられているなど、留学生を守るシステムが確立しています。
留学プログラムの選択肢も多く、特にシドニーやメルボルン、ブリスベンでは語学留学だけでなく、高校留学、専門留学、大学留学とすべての留学においてさまざまなプログラムが提供されています。もちろん、学校の数も豊富です。短期留学でも長期留学でもしっかり学べるプログラムが豊富なので、きっと自分のやりたいことを見つけられるでしょう。
■オーストラリア留学のメリット4:日本から近い
オーストラリアは、英語圏の国の中では渡航時間が短く、日本から気軽に行ける国です。そのため、長期休みに帰省がしやすく、家族や友達も招きやすいのが特徴です。時差も1~2時間程度なので、日本の家族や友達と連絡をとりあうのに苦労することはありません。自分が寝ている間にいろいろ話が進んでいて寂しい、というような思いもあまりしなくて済むはずです。また、手続きなど急ぎで日本に電話をしなければならない時など、時差がほとんどないというのは非常に大きなメリットになります。
■オーストラリア留学のメリット5:日本のものが手に入りやすい
シドニー、ブリスベン、ゴールドコースト、メルボルンなどの留学生に人気の都市には、UNIQLO、ダイソー、無印良品、紀伊国屋など日本でもおなじみのお店を見つけることができます。また、これらの都市はアジア人が多いので、日本の食材が手に入りやすいのも特徴です。留学中の悩みの一つである食ですが、オーストラリアの大都市ではほとんど心配する必要はないでしょう。留学生活でも日本の使い慣れたものや日本の食材にこだわりたい人にとって、これ以上おすすめの国はありません!
■オーストラリア留学のメリット6:ワーキングホリデーで最長3年間滞在可能
ワーホリメーカーに人気なオーストラリアでは、もともとワーキングホリデービザで最長2年間の滞在ができました。しかし、2019年7月からは滞在期間が最長3年に延長されます!他の国では、ワーホリでこれほど長く滞在できるところはありません。ワーホリビザの延長にはファームでの仕事など、政府指定の地域で一定期間季節労働をしなければなりませんが、長期海外生活を楽しみたいには絶好のチャンスです!また、オーストラリアのワーホリでは、短期間ではありますが学校に通うことができます。もちろん就労も認められています。そのため、勉強・仕事・遊びをすべて満喫したい人にとって、オーストラリアのワーホリは夢のような制度なのです!
■オーストラリア留学のメリット7:ユニークな自然が身近な環境
オーストラリアは固有の生態系を持つ国です。温暖で晴れの日が多い気候が多くの動植物を育んでおり、都市部であっても身近なところに自然があります。ボタニックガーデンや公園が街中にあるというのは当たり前の環境です。そのため、都会であっても緑に囲まれながらのんびり過ごせます。また、公園にはアイビスやワライカワセミのほか、オウムやインコなど(これらは外来種ですが…)さまざまな種類の鳥たちがおり、日本とは全く違う風景に「外国」を感じられることでしょう。
この特別な生態系ゆえ、オーストラリア入国時の検閲は厳しくなっています。入国の際は、禁制品を持ち込まないように十分注意しましょう。
オーストラリアのおすすめ観光スポットはこちらをチェック
■オーストラリア留学のメリット8:レジャーやアクティビティが豊富
自然があふれるオーストラリアは、魅力的なレジャーやアクティビティを気軽に楽しめます。ビーチは都市部からアクセス抜群なので、学校帰りにビーチでくつろぐことも可能です。また、サーフィン+英語コースなど、ビーチのアクティビティが有名な場所ならではの留学プログラムもあります。
都会から少し離れれば、さらに雄大な大自然に触れられます。シドニー近郊のブルーマウンテンズ、パースに近くクオッカワラビーの群生地として有名なロットネス島、メルボルンから近く夕方には海から上がってくるペンギンの群れが見られるフィリップアイランドなど、どの地域にも観光スポットが充実しています。
アウトドアが好き、自然のアクティビティを楽しみたいという人は、ぜひオーストラリアに滞在してください!
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■オーストラリア留学のメリット9:多民族国家で外国人に寛容
このご時世、英語圏の国の多くはすでに他民族国家です。しかし、その中でもオーストラリアは移民大国として非常に有名で、特に都市部ではさまざまな国の人を見かけます。街を歩いていれば英語以外の言葉がたくさん聞こえてきますし、シェアメイトがまったく馴染みのない国の出身であることも珍しくありません。そんなオーストラリアは、外国の人がいることが当たり前なので、移民や留学生に寛容です。異なる文化を柔軟に受け入れ、社会の暗黙のルールに縛られすぎないおおらかな雰囲気は、オーストラリアならではと言えるでしょう。そして、オーストラリア人は非常にフレンドリーです。
身近なところでさまざまな国の人と出会いたい、そのような人たちと出会って人生の価値観を変えたいという人に、オーストラリアは本当におすすめです。
■オーストラリア留学のメリット10:仕事が見つけやすく時給も高い
経済的に発展を続け、移民や人口がどんどん増えているオーストラリアでは、働き口が多くあります。特に、シドニーやゴールドコースト、ブリスベン、メルボルンといった大都市では日本人留学生がアルバイトをしやすい日本食レストラン(ジャパレス)が豊富です。そのため、よっぽど選ばなければ仕事探しには困らないでしょう。
また、オーストラリアは時給も良く、2019年2月現在の最低賃金は18.93ドル(約1,500円)/時間となっています。しっかり働けば、現地の滞在費にプラスしてレジャーや旅行の資金も稼ぐことが可能です!このお給料の高さは、オーストラリアがワーホリで人気な理由のひとつでもあります。
■オーストラリア留学のデメリット1:物価・家賃が高い
メリットが非常に多いオーストラリアですが、もちろんデメリットもあります。その最たるものが物価と家賃です。英語圏の留学先としては、アメリカやイギリスに次いで物価が高いといえます。特に都市部の家賃は非常に高く、ホームステイではひと月10万円以上、シェアハウスでもひと月7万円ほどかかってしまいます。外食も非常に高く、レストランでしっかり食事をすれば一食2000円以上は必至です。交通費もあまり安いとは言えません。そのため、特に郊外に滞在する人は毎日の通勤・通学でそれなりの費用がかかります。
留学費用、特に生活費を抑えるには毎日の自炊で食費を節約したり、郊外のシェアハウス・シェアルームに滞在したりなど、ひと工夫が必要となります。一方で、地方の物価はそれほど高くないので、費用を節約したい人はそのような地域を選ぶのもおすすめです。
ちなみに学校の授業料は、平均すれば高くなります。しかし、中には非常にリーズナブルな学校や、日本人向けに積極的に割引キャンペーンを行っている学校(主に語学学校)もありますので、学校を選ぶ際はよく調べてみてください。
オーストラリアの学校や学校の口コミはこちらをチェック
■オーストラリア留学のデメリット2:日に焼けやすい
温暖で晴れの日が多く、気持ちよく過ごせるオーストラリアですが、その分日差しと紫外線が強いです。夏はもちろん、冬であっても日中外に出るときは紫外線対策が必須です。特に、ビーチなどほとんど日影がないところで過ごすときは注意しましょう。
また、近年オーストラリアでは都市部であっても夏に40度を超える日があります。乾燥しているためあまり不快感がなく、水を飲むことを忘れがちになりますので、熱中症には気を付けましょう。
■オーストラリア留学のデメリット3:虫やヘビが多い
以前、「アメリカは銃社会だから怖い」と言ったところ、「オーストラリアには銃よりたくさんの毒蛇がいるけど?」と返されたことがあります…。
オーストラリアには、日本では見られないような生き物がたくさんいますが、ヘビやクモ、虫なども大量にいます。特にヘビに関しては注意が必要で、郊外やハイキングコースなどにはブラウンスネークという非常に毒性の強いヘビが出現することが有名です。クモや虫も、日本で見るものより危険だったり大きかったりと、これらの生き物が苦手な人にとってはあまり居心地がよくない環境でしょう…。
■オーストラリア留学のデメリット4:都市間の距離が長い&他の国から遠い
オーストラリアの国土のほとんどは、ウルル(エアーズロック)に代表されるような砂漠であるため、都市は沿岸に点在しています。そのため、オーストラリア国内であっても気軽にほかの都市に遊びに行くということが難しいです。都市間の移動は電車や車でも可能ですが時間がかかりますので、もっぱら飛行機を利用することになります。
また、オーストラリアはヨーロッパの国々から比べると他の国からも遠く、気軽に海外旅行に出ることは難しいです。海外生活中に頻繁に旅行に行きたいと考えている人は、ヨーロッパなど近隣諸国と隣接している国をおすすめします。
■オーストラリア留学のデメリット5:日本人が多い
留学先として非常に人気があるだけに、オーストラリアの有名都市には日本人留学生が多いです。特にシドニー、ゴールドコースト、ブリスベン、メルボルンなどは、学校によっては日本人比率が20%を超えるところもあります。日本語が全く聞こえない英語環境を作りたい方は、パース、アデレード、ダーウィン、ホバート、キャンベラなど留学先としてあまりメジャーでない地域を選びましょう。英語圏の国では、アイルランドやマルタなど他の国へ行くことをおすすめします。
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■まとめ
以上、オーストラリアのメリットとデメリットから、オーストラリア留学に向いている人は
・温暖な気候や晴れの日が好き
・自然のアクティビティやレジャーが好き
・さまざまな国の人と交流したい(ただし、地域によります)
・ワーキングホリデーを満喫したい
・少しは日本のものがある環境にいたい(ただし、地域によります)
という人になります。
逆に向かない人は
・費用をできる限り安く抑えたい(語学留学、専門留学、大学留学で)
・虫や爬虫類が大の苦手
・気軽に海外旅行に行ける環境が良い
・日本人がほとんどいない環境に行きたい(これは選ぶ地域によってはオーストラリアでも可能です)
という人になります。
留学先との相性は、行ってみなければ分からない部分もありますが、事前の情報収集である程度分かるものもあります。留学先を検討する際は、行きたい国のメリット・デメリットをしっかり調べて、自分にとってベストな国を探してみてください☆
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このコラムの著者
Ayaka
海外で生活できる英語力をつけるため、オーストラリア・シドニーで1年半留学。現在はスウェーデンに在住。
週に10本程度みるほど、大の海外ドラマファン。また、滞在先やレストランで見つけたエスニック料理を作ってみるのが趣味。
海外生活・語学学習に関するブログをやっています。
↓ジャパニーズな海外生活↓
http://japaneseview.blog.jp/
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