• 2019/12/04
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クリスマスに向かって…☆ フランスではどう過ごす?

11⽉後半に⼊ると、フランス各地はクリスマス⼀⾊になっていきます!街中の多くのお店がクリスマスや冬らしい飾り付けをしたり、中⼼地にクリスマスマーケットが出たり…。
フランスでは12⽉25⽇はノエル(Noël)と呼ばれ祝⽇になります。また多くのフランス⼈がノエルに合わせてバカンス(Vacances:⻑期休暇)を取るため、12⽉はノエルとバカンスを待ち焦がれ、わくわくしながら過ごす⼈が多いです!本⽇は、そんな12⽉にフランスでは何を楽しめるのかをレポートです☆

1、Marché de Noël

1、Marché de Noël

フランスのノエルはマルシェなしでは始まりません!
マルシェデュノエル(Marché de Noël)とは、クリスマスマーケットのこと。
マルシェは元々ドイツが発祥のイベントで、街中⼼の広場にクリスマスツリーやツリーを模したタワーが置かれ、そこでホットワインやホットチョコレートが売られたのが始まりです。その周囲に⽇本の縁⽇のように、簡単な⻝事や⼟産物、台所⽤品などの⽇⽤品を売るお店が出店し、現在のような規模の⼤きなマルシェに発展していきました。 今ではドイツ圏以外のヨーロッパの国でもマルシェデュノエルは定番になっています。

フランスでは、⼤都市は勿論のこと⼩都市でもマルシェが出ます。マルシェの出店は本物の⽊造家屋のため、11⽉下旬になると広場ではせっせと仮設の準備が進められます。⼀列にずらっと並んだ丸太⼩屋はとても可愛いく、まるでおとぎの国の中にいるようです!また、フランスの冬場は夜が⻑く天気が悪い地域が多いので、マルシェは煌びやかにライトアップされることが多いです。最近ではライトアップと合わせプロジェクションマッピングを⾏う街もあり、マルシェ⼀帯はとても華やかな雰囲気になります。そんなマルシェにはどんな出店があるのでしょうか?マルシェの規模や地域によっても違いはありますが、定番はやはりこれです!

① ホットワイン、ホットチョコレート、シードル(林檎酒)を飲むべし
② 本場ドイツ顔負けのソーセージを⻝すべし
③ クレープやラクレット…。ザ・フランスのファーストフードを試すべし
④ 可愛いノエル飾りをゲットするべし
⑤ 陶器の⼿作り⻝器をチェック
⑥ ⽯鹸、ハンドクリーム、ミニギフト…。地産品やローカルアーティストの作品に注⽬
⑦ サンタクロース(Le Père Noël)がいたら、写真に並ぶべし

他にも紅茶専⾨店やストールのお店、牡蠣が⻝べられるお店など⾊々な種類の出店が、マルシェ毎に出ます。⼤きな街だと数カ所でマルシェが開かれているので、⾊々なマルシェに⾏って違いを楽しむのも良いですね。

2、La Patinoire de Noël

2、La Patinoire de Noël

La Patinoire de Noël はスケートリンクのこと。
フランスではノエル時期になると、マルシェと合わせ屋外スケートリンクが出現します…!冬が寒い国ならではですよね。スケートリンクは市庁舎の前やマルシェの広場内など、街によって設置される場所が異なりますが、⼤体は中⼼部に設置されます。有料で靴の貸し出しをしてくれるところが多いので、⼿ぶらで⾏っても⼤丈夫☆ 年齢制限もありません!しかしながら、やはり全体的にキッズが多いので、⼤⼈の皆さんが挑戦する際はグループで⾏って楽しむのが良いかもしれませんね。

3、Carte de Noël

3、Carte de Noël

カートデュノエル(Carte de Noël)とはクリスマスカードのことです。メールやSNSの普及により昔に⽐べるとカードを書く⼈は少なくなりましたが、フランスでもノエルに向けてカードを送る⾵習があります。そのため、11⽉に⼊ると書店、雑貨屋、スーパーや⽇⽤品店などで、ノエル⽤のカードが出回り始めます。ノエル⽤のカードはとても華やか!ノエルのツリーやリース、サンタクロースのイラストが描かれているカードもありますが、雪だるまやトナカイ、雪をかぶった丸太⼩屋といった、ノエルは関係ない⼀般的な冬の絵柄のカードも多く⾒かけます。これは、カートデュノエルが年末年始の挨拶も兼ねているからです。そのため、カードはメリークリスマスの「Joyeux Noël」ではなく、良いお年をという意味の「Bonne Année」と書かれているカードを、より多く⾒かけます。

因みに、カードをフランスから⽇本へ普通郵便(追跡なし)で送る場合は、ハガキサイズ(20gまで)が1.3€、カードサイズ(100gまで)が2.6€かかります。フランス国内に送る場合は、ハガキが0.88€、カードが1.76€です!

4、ショッピング

4、ショッピング

フランスでも12⽉はクリスマス商戦に⼊ります。その先駆けとなるのが、11⽉最終⾦曜⽇にある「Black Friday」。ブラックフライデーはアメリカで感謝祭(Thanks Giving)の翌⽇にある⼀年に⼀度の⼤セール⽇!服や⽇⽤品に限らず家電やパソコンといったものまでもがほぼ全てセール価格になるため、この⽇を狙って欲しいものやクリスマスプレゼントをここぞと買うのです。そのブラックフライデー、なんとフランスでも定着しています!こちらでは⾦曜⽇から週末までセールを続ける店が多いので、賢く買い物ができますよ。

12⽉はノエル⽤に綺麗に箱詰めやラッピングされたプレゼント向きのものを、店頭で多く⽬にします。⾯⽩いなと思ったのは「アドベントカレンダー」。アドベントカレンダーは12⽉1⽇からクリスマスまでを、⼀⽇ずつカウントダウンしてゆくカレンダーで、お菓⼦メーカーが⼦供⽤に作っています。カレンダーの箱に書かれた⽇付にその⽇毎に切れ⽬が⼊っていて、そこを破くと中からチョコレートが出てくるというもの。このアドベントカレンダーを模して、チョコレートではなくアロマやバスボディー⽤品がでてくる、⼤⼈バージョン(⁈)のものを⾒かけました!ユニークですし遊び⼼がありますよね。フランスらしいです!

5、La fête foraine

5、La fête foraine

La fête foraineとは移動遊園地のことです。⽇本ではあまり馴染みがありませんが、フランスではとても身近な存在です。移動遊園地はその名の通り移動します。⼀つの街に約2週間くらい滞在し、期間が終わったら違う街へ向かいます。移動式なんてショボいのでは…と侮ってはいけません!遊園地は意外と本格的で、観覧⾞から絶叫系のアクロバティックな乗り物まで豊富なラインナップ。そしてフードカートも充実しているので、1⽇通して遊ぶことができます。フランスはテーマパークといえばディズニーランドくらいしかありませんので、パリ遠⽅に住んでいる⼈達にとって、移動遊園地は気軽に遊びに⾏けるとても魅⼒的な場所なのです。夜もライトアップされながら運営しているので、マルシェデュノエルのイルミネーションと併せて⾒に⾏っちゃいましょう!

6、コンサート&バレエ

6、コンサート&バレエ

12⽉はノエルに向け、ノエル⾳楽のコンサートやオーケストラの公演が増えます。⼤きいものから街の⾳楽団が⾏うような⼩規模なものまで⾊々とあるので、街の公演⼀覧をチェックしてみましょう。そして忘れてはいけないのが、クラシックバレエの⾦字塔である「くるみ割り⼈形(Casse-Noisette)」。クリスマスを題材としたバレエで、チャイコフスキーが作曲した三⼤バレエ(他2つは⽩⿃の湖と眠れる森の美⼥)の⼀つです。くるみ割り⼈形はクリスマスに合わせて多くのバレエ団が公演しますし、都市では国外バレエ団の来仏公演も⾒ることができます。バレエやクラシック⾳楽の本場・ヨーロッパですが、普段こういった芸術に触れる機会は、フランスにいてもそうなかなかないと思うので、ノエルの機会に気軽に挑戦してみてください!

7、まとめ

12⽉にフランスで楽しめることをまとめてみました。他の⽉に⽐べるとやはり街は活気付きますし、街で楽しめることの幅もぐんっと広がっている気がします。外は寒く天気も悪く、思わず暖かい家の中に引きこもりたくなりますが、楽しいイベントを⾒つけて12⽉の街へお出かけし、フランスを思いっきり楽しんじゃいましょう☆


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このコラムの著者

らいちゅう

小学生でオーストラリア、高校生でカナダへ短期留学を経験。
18歳からはカナダの大学へ進学し、学生と社会人で6年滞在しました。
2019年に仏語を習得すべくフランス・アヌシーに留学。現在もフランスに住んでいます。
趣味はフィルム写真を撮ること、美術館巡り、旅行も好きです。(^▽^)/
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カナダ、アメリカ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリア、フィリピン、台湾、タイ、イギリス、フランス、ベルギー、イタリア、クロアチア、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ポーランド、スイス、ギリシャ、モナコ公国、オーストリア、オランダ、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴビナ この著者の投稿一覧 >>

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