• 2022/04/06
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フランスで留学生☆ 1日のスケジュールを大公開します!

皆さま、ボンジュール!ライターのらいちゅうです。今回のコラムでは、私がフランスで留学していたときの1日のスケジュールを大公開しちゃいます!留学を考える際、まず気になるのは自分が住む町、学校、費用といった留学において基礎をなす部分だと思います。しかしながら、それらが決定すると、今度はもっと細かいことが気になり出しませんか?私は長年社会人をしてからフランス留学を決めたため、学生として1日を過ごすのがどんな感じなのかを当時は全く想像できませんでした…!勉強漬けの日々なのか、授業時間以外は何をするのか、友達とのソーシャルな時間はどのくらいが適切かなど疑問は尽きませんでした。私と同じような疑問をお持ちのプレ留学生さま、ぜひこのコラムを読んでいってください!

1、基本情報

1、基本情報

フランス留学にも、大学・院留学、専門学校留学や語学留学と色々な留学がありますが、今回ご紹介する1日のスケジュールは、私の語学留学生としてのものをベースにしています☆ ご参考までに簡単に私の留学データを書きますね。

留学地 Haute-Savoie (オート・サヴォア県)、Annecy (アヌシー)
学校 CILFA Centre International de Langue Française d’Annecy ( シルファ センター インターナショナル ドゥ ラング フランセイズ ダヌシー)
履修コース 一般フランス語コースとDELF試験対策コース
期間 2019年4月から2020年3月
授業時間 一般フランス語コース:月から金曜日 9時から12時15分
DELF試験対策コース: 火と木曜日 18時30分から20時
祝日は休校でした。
3ヶ月1学期制で、学期と学期の間には2週間の休みがありました。6、7、8月は夏学期となりこの期間は1ヶ月1学期制でした。夏学期中は学期間の2週間の休みはありませんでした。
以上は私の留学当時のものです。現在及び将来的に上記は変更になる可能性もありますので、最新情報はCILFAや留学エージェント様に都度ご確認ください。
滞在先 学生寮 ( 個室、キッチンとバスルームは共有 )

アヌシーやCILFAについては、以前のコラムでそれぞれ詳しく書いています!CILFAの学校詳細ページと併せてぜひご参照ください。

学校紹介ページ:CILFA
コラム:アヌシーってどんなところ?
コラム:【卒業生が語る】フランス・アヌシーにある語学学校CILFAの魅力

2、午前の流れ

2、午前の流れ

それでは、1日のスケジュール紹介、まずは午前中からスタートです☆

8時 起床、朝ごはん、身支度
8時55分 登校
9時 一般フランス語コースの授業1コマ目スタート
10時15分 休み時間
10時30分 授業2コマ目スタート
12時15分 授業終了
12時20分 図書館でワーク探し
12時30分 寮へ帰宅

◯ 朝 ◯
語学生が必ず履修するであろう一般フランス語コース。CILFAはこのコースが午前中に90分授業で2コマというスケジュールでした。そのため、平日の午前中は毎日学校へ行き授業を受けるというのがルーティーンでした。私の滞在先は学生寮だったのですが、なんとこの寮は学校と同じビルに入っていて、通学は階段を降りるだけ、時間にして20秒くらいという素晴らしすぎるロケーションでした。そのため、私のスケジュールでは通学時間が入っておらず、朝も遅めでした。CILFAでもホームステイをしている学生は徒歩圏の人もいればバスで通う人もいましたし、中には隣町(といっても高速を車で1時間や国鉄電車で1時間など、いずれもかなり遠い感じです)から通ってくるクラスメイトもいました。パリやリヨンなどの大都市で留学される方は、住まいは郊外、学校は中心部が多いと思いますので、通学時間は1時間ほど確保しておくのが良いと思います。
ここで豆知識!フランスは緯度が高いため日照時間が1年の間でかなり変わります。夏のフランスは日が長く朝も夜も明るいですが、冬の間はなかなか太陽が昇りません。通学時間の7、8時台はまだ真っ暗な月もあります。朝起きるのも身体的に大変ですし、徒歩や自転車通学者は暗闇の中の移動になるので注意が必要です。

◯ 授業 ◯
フランス人は時間にオンタイムか少々遅れるのが国民性だと感じます。先生もバッチリその気質で、クラスルームに現れるのは授業開始数分前でした。CILFAは教室の鍵を先生が開けるシステムだったので、早く学校に行っても教室の前で待ちぼうけしてしまうため、私は5分以上前には行かないようにしてました。クラスメイトもそこら辺を分かっているためか皆結構ギリギリに来てました(笑)。授業は1コマ90分。内容はレベルに応じますが、最初は宿題の提出から始まり、その日のトピックに応じ教科書を使ったり、ワークを解いたり、グループワークをしたりと有意義な時間が過ぎていきます。ちなみに、授業中の飲み食いは特に禁止されていませんでしたが、授業中は何かと喋る機会が多いので、お菓子をつまむのは休み時間にしている人が多かったです。

◯ 休み時間 ◯
休み時間には校内のカフェでコーヒーや紅茶を飲んだり、教室内に留まってクラスメイトとお喋りをして過ごすのがほとんどでした。週に1、2度は皆でお菓子を持ち寄って、お菓子交換をしながらたわいないことを話したりしました。休憩はしっかり休むのがフランス流です!

◯ 放課後 ◯
2コマ目が終わると帰宅となりますが、授業の質問がある際はこの2コマ目終わりに先生に聞いていました。先生も授業終了後しばらくは教室内に留まってくれていたので、疑問はその場で解決できました。またCILFAには図書館があり、そこで様々なフランス語の教材や問題集を借りることができました。授業終わりには図書館へ行き、自分が勉強している範囲がカバーされた問題集を探しそれを復習に役立てていました。図書館がない学校でも、問題集のプリントなどは先生にお願いすれば追加の宿題として快よく出してくれると思います。

◯ コロナ禍での留学について ◯
ここで、フランス政府のCOVID対策について少し触れておきたいと思います。フランスでは2022年3月14日から、医療機関、薬局、公共交通機関でのマスク着用は義務、その他屋外・屋内では共にマスク着用は不要となりました。そのため、学校内でのマスク着用義務は現在ありません。また昨年より始まった、レストランや娯楽施設での衛生パス(Passe Sanitaire)提示も不要になりました!ただし、感染者数が増加すればマスク着用義務や衛生パスが復活する可能性もあり、状況は日々変わっています。学校内でマスク着用が義務なのかそうでないかは、語学を学ぶ留学生にとって重要なことだと思いますので、必ず確認してくださいね☆

〜 お役立ちリンク 〜
新型コロナ関連情報フランス政府機関FAQ(英語)
在日フランス大使館新型コロナウイルス感染症についてのページ(日本語)

3、午後の流れ

3、午後の流れ

午後はお昼ご飯からスタートです!DELF試験対策コースがある日とない日では少しスケジュールが違いますが、今回は授業がある日の場合で書いていきます。

12時40分 調理、昼ごはん
13時15分 自由時間
14時 宿題&自主学習
16時 友達との時間
18時 DELF試験対策コースの授業準備
18時30分 DELF試験対策コースの授業スタート
20時 授業終了、帰宅し
20時10分 調理、夕ご飯
20時45分 自由時間
20時台 就寝

◯ 昼食&自由時間 ◯
私は寮滞在でしたので食事は自炊でした。CILFA提供のホームステイは「朝ごはんのみ」か「朝ごはん&夕食の2食付き」でしたので、ホームステイ滞在の生徒も昼食は近くのスーパーでサンドイッチやサラダなどのお惣菜を買い求めるか、自分で食材を買ってステイ先で作らせてもらうかのどちらかだったようです。CILFAは学校終了後も談話スペースは解放されていたので、ホームステイ組の生徒は一緒に買い出しに行き学校で昼食を食べるというパターンも多かったようです。
自由時間はその名の通りフリータイム!こちらの正午が日本時間の午後7、8時なので(夏時間か冬時間で時差が変わります)、友達や家族とテレビ電話をする日もありましたし、Netflix や Molotov(モロトフ)などで動画を観ることも多かったです。
Molotov はパソコンや携帯にダウンロードするアプリで、アプリを通じてフランスの主要テレビ中継を全て見ることができます。しかも無料!80を超えるローカル、全国、国際チャンネルをリアルタイムで配信していて、配信中の動画であればその動画がスタートした時間から遡って見ることもできるため便利です。フランス語の勉強にもなりましたし、フランスのテレビ配信は局の数が多く内容が多岐に渡っているので、ただ見ているだけでもとても楽しかったです。Molotov、留学中の友にかなりお勧めですよ☆
Molotov公式サイト

◯ 宿題&自主学習 ◯
平日に出る宿題は量は多くありませんでした。1時間未満で終わるものが多かったですが、そこから問題集やオンラインツールを使って自主学習をし、毎日2時間を目安にフランス語に触れる時間を作っていました。やる気があまり出ない日はNetflixなどの動画を言語と字幕をフランス語にして見て、自分は今リスニングの練習中だ…!と割り切ってみたり。就学期間が長いとモチベーションの維持も大変なので、そういった割り切りや自分を甘やかすのも必要なことでした。フランス語を勉強できるオンラインの無料ツールについては、過去にコラム記事にしているのでこちらもぜひご確認くださいね♡

コラム:無料で学習!超使えるオンライン仏語教材!

◯ 友達との時間 ◯
友達との時間は、食材の買い出しに一緒にスーパーに行くこともあれば、街の中心部へ行きカフェタイムやショッピングを楽しんだり、お互いの家で喋ったり何か料理して食べたりということもあれば、ただ散歩に行くだけということもありました。散歩は田舎での留学ならではの過ごし方かもしれませんね(笑)。友達とのソーシャルの時間は毎日あったわけではなく週2、3回程度で、学業の妨げにならず適度で良い頻度だったかなと思います。

◯ DELFコース ◯
DELF試験対策コースは、その名の通りDELF試験に受かるための準備をするコースです。私は在学中にB1レベルの受験を予定していたので、そのための対策を受けました。試験対策コースは一般フランス語コースとは違い、何を学び何を身につけなければならないのかがはっきりしているため、授業内容も宿題もより実戦的でした。宿題も問題集を解くものよりかはエッセイライティングが多かったので、自分の書いたエッセイ内容にムラや漏れがないかといったことを授業前に確認することを習慣にしていました。

4、まとめ

私の語学留学生としての1日はいかがでしたか?このように1日を振り返ると、授業そのものの時間数は決して多くないですが、授業時間以外でも勉強が必要だったり、身の回りのことにもそれなりに時間が割かれたりと、毎日充実した日々を過ごせていたのではないかと思います。1日9時間働いていた社会人時代から比べると凄く楽な生活になるのでは…?やることがなくて暇だったらどうしよう…なんて心配も渡航前はしていましたが、学校生活が始まってみるとそんなことはなく、むしろ知らないことを勉強して、覚えて、身に付けていくことの大変さや、自分をどう奮い立たせてモチベーションを保っていくかに試行錯誤で、毎日が本当にあっという間に過ぎていきました!留学生それぞれに留学ストーリーがあると思います。今度はぜひ読者さまがストーリーを紡いでください☆

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このコラムの著者

らいちゅう

小学生でオーストラリア、高校生でカナダへ短期留学を経験。
18歳からはカナダの大学へ進学し、学生と社会人で6年滞在しました。
2019年に仏語を習得すべくフランス・アヌシーに留学。現在もフランスに住んでいます。
趣味はフィルム写真を撮ること、美術館巡り、旅行も好きです。(^▽^)/
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カナダ、アメリカ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリア、フィリピン、台湾、タイ、イギリス、フランス、ベルギー、イタリア、クロアチア、チェコ、スロバキア、ウクライナ、ポーランド、スイス、ギリシャ、モナコ公国、オーストリア、オランダ、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴビナ この著者の投稿一覧 >>

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