• 2019/01/16
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カナダ留学のビザを徹底解説!(学生ビザ・ワーホリビザ・観光ビザ eTA)【2019 年】

観光であっても学校への入学であっても、カナダに入国する際に必ず必要となるのが"ビザ"の取得です。ビザの申請を忘れてた/知らなかったから入国できなかったということが起こらないよう、事前にしっかり準備して取得しておきましょう。今回のコラムでは、カナダのビザにについて、特徴や申請方法をご紹介いたします。
 カナダ留学、観光を考えている方必見情報です!

<留学Thank youより:注意>
ビザに関する情報提供は、その時点で客観的な情報を提供致しますが、将来に渡りその内容を保証するものではございません。
また、この情報を元に申請を行っていただいたものに対して、審査結果に関して弊社では一切責任を負いかねますこと、予めご了承下さい。
なお、弊社を通してご留学のお客様に関しましては、ビザに関するアドバイスもさせて頂いておりますが、ビザに関してのみのご質問・お問い合わせは承っていませんので、ご理解いただけますと幸いです。

■はじめに

■はじめに

現在、アメリカを抜いて世界一の留学大国として人気の高い国カナダ。私たちが学んできたアメリカ英語を綺麗な発音で学べるという大きな魅力に加え、色鮮やかな四季があり、その季節ごとの自然を楽しめることも人気の理由です。海に面して比較的暖かいバンクーバー、ニューヨークに近い大都市トロント、ヨーロッパの街並みを楽しめるフランス語圏モントリオールなど、都市の特徴もバラエティに富んでいますので、様々な目的で海外生活を楽しめます。

 さて、ナイアガラの滝やオーロラなど観光を中心に楽しみたい、語学をしっかり身につけるために長期で留学をしたい、せっかくなので現地で働いてみたいなど、カナダを訪れたい理由は人それぞれでしょう。しかし、何の手続きもなしでカナダに入国する事はできず、必ずビザ(査証)の取得が必要になります。ビザには様々な種類があり、それぞれの目的に応じて必要なものが異なります。

【注意点】
・ビザはオンライン申請が主流になっています。今回のコラムはオンライン申請を前提にお伝えいたします。(各ビザはオンライン上で申請書を記入して提出する必要があります。)
・入国時はメールで届くそれぞれのビザ許可証を印刷し、入国審査でパスポートと一緒にいつでも見せられるようにしてください。

※2019年4月現在の情報を掲載いたします。ビザ情報は突然変更される場合があります。ビザ申請の際は、ご自身で最新情報の確認を行ってください。
※ビザは入国を保証するものではありません。最終的な入国許可は入国審査官の判断によって行われます。
※2018年12月31日以降に学生ビザ、ワーキングホリデービザを取得する場合、東京の大門にあるVAC(ビザセンター)で指紋提出・顔写真撮影が義務付けられました。観光ビザ(eTA)申請には不要です。
※今回のコラムは主に日本国籍の方向けの内容になっています。
※ビザに関しては在日カナダ大使館及びVFS.GLOBALのホームページを参考にしています。

・在日カナダ大使館
・VFS.GLOBAL

■学生ビザ(Study Permit)について

■学生ビザ(Study Permit)について

●学生ビザの概要
 留学が目的で渡航する場合に取得が必要なビザです。就学期間が6ヶ月未満の場合は必要はありませんが、将来的に長期留学や進学を検討している場合、事前に申請する事もできます。事前に申請しておくと、現地での滞在延長の手続きが楽になります。

就学条件:カナダ政府公認の学校でフルタイムの就学が必要。
労働条件:語学学校での留学は就労不可。大学、専門学校などは週20時間まで就労が可能。
滞在可能な期間:原則就学予定期間+3ヶ月の滞在許可がおります。(最終的には移民局の判断となり、+3ヶ月の滞在許可は100%保証されているというわけではありません。)
延長について:現地にて延長可能。学生ビザの延長は比較的しやすいと言われていますが、何度も延長を繰り返すなど、就学以外の目的を疑われた場合はカナダ移民局からの質問や面談が必要になるケースもあります。
その他特記事項、注意事項:カナダ政府認定の学校でフルタイムの就学が必要となっていますが、就学時間の明確な定義はありません。一般的には20時間以上と考える場合が多いです。出席率や成績が極端に悪い場合、ビザ延長が却下される場合もあり、最悪強制帰国となるケースもあります。出席率の規定はありませんが、80%以上はあった方が良いと言われています。

●ビザの申請方法
必要なもの:
 パスポート、入学許可証、クレジットカード、銀行の残高証明書、証明写真、ビザ申請費用150カナダドル、バイオメトリックス費85カナダドル

・申請の手順:
1、 Personal Reference Codeの取得
下記ウェブサイトへアクセスし、「Check your eligibility」をクリックしてください。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/come-canada-tool.html
 その後に続く質問にオンライン上で全て返答すると、今まで入力した回答が表示されます。修正したい場合は鉛筆のマークをクリックして修正します。問題ない様であれば「Continue」をクリックして次へ進んでください。「Your document check list」で申請に必要な書類と今後の申請手順を確認する事ができます。

2、 Your document check listに従い申請を進める
 Personal Reference Codeを取得した後のビザ申請手順は以下の通りです。
(以下の様に画面にも表示されます)
1、 Personal Reference Codeをメモ(控える)
2、 画面印刷
3、 Application Guide(申請ガイド)を読む
4、 必要書類の準備
5、 GC Keyアカウント作成・ログイン
6、 MyCICアカウント作成
7、 Personal Reference Codeの入力
8、 学生ビザ申請を進め、学生ビザ申請料とバイオメトリックス費を支払う
9、 最終確認(申請受領したPDFが届く)
10、 バイオメトリックスについての案内が届く
11、 ビザセンターに予約を入れる
12、 予約日にバイオメトリックスを提出
13、 ビザ許可証を受理

※⑤⑥に関してはワーキングホリデー申請の際と同様の方法になりますので、この後のワーキングホリデービザの項目でお伝えします。

・申請時の注意事項
 カナダの学生ビザは申請から受理まで時間を要するため、渡航の4ヶ月以上前には学校を決定し、入学許可証が発行されているのが望ましいです。とは言え、ネット検索をしてもたくさん情報がありすぎて、なかなか学校を絞り込むのは難しいと思います。その際はぜひ、以下のウェブサイトをチェックしてみてください。分かりやすく、リアルな情報満載です。

後悔しないための留学・語学学校選び!!カナダ、トロント版
【カナダ・バンクーバー留学】留学初心者必見!SELC Vancouverのおすすめポイント!
【トロント・語学学校見学】English School of Canada(ESC)のパスウェイプログラム!
カナダ最大のカレッジ“Seneca College”で夢を実現しよう!

■ワーキングホリデービザ(Work Permit)について

■ワーキングホリデービザ(Work Permit)について

●ワーホリビザの概要
 通称ワーホリビザと呼ばれ、日本国籍かつ18歳以上31歳未満の心身が健康な方であれば対象となります。入国から1年間滞在でき、観光も就学も就労もできる若者を中心に人気のあるビザです。

就学条件:就学期間は6ヶ月まで。
労働条件:労働時間の制限なし。就労期間は最長1年まで。
滞在期間:最長1年まで。
延長について:不可。
その他特記事項、注意事項:
 抽選制で発行数に限りがあります。2019年度は昨年と同じ6500名の枠がオープンしています。4⽉中旬現在では、残り発給数は約3300名です。例年、8月頃には発給数が定員に達することが多いので、2019年度枠で申請を考えている方は、早めに申請しましょう。次年度分のビザ申請の概要発表は例年11月頃に公表され、応募が始まることが多いです。ただし、あくまでも予定となっています。過去に予定通りに申請がスタートしなかった時もあり、必ず11月にビザ申請がスタートするという意味ではありません。毎年滑り込み申請で間に合わない方が出てきますので、応募が発表になったら早めにビザ申請の準備を行いましょう。

●ビザの申請方法
・必要なもの:
 パスポート、ビザ申請料金335カナダドル(IEC150カナダドル、Work Permit100カナダドル、バイオメトリックス85カナダドル)を支払うためのクレジットカード、家族構成フォーム、英文履歴書、証明写真、パスポートのPDF
 ※パスポート以外はWork Permit申請の際に必要になります。

・申請の手順:
 まずはワーキングホリデーのビザ希望申請(Poolエントリー)をした人の中から不定期に数回抽選を行い、当選した人へビザ申請の権利が得られる招待レターが届きます。2019年のワーキングホリデー募集枠は6,500人です。早めにPoolエントリーをした方が、抽選に参加できる数も多くなり当選確率も上がりますので、1年以内にカナダ出発を決めている人はエントリーを早めに行う事をおすすめします。以下申請手順となります。

1、 GC Keyアカウント作成・ログイン
 ※以下ウェブサイト「Continue to GC Key」をクリック。その後「Sign Up(アカウント作成)」をクリックし、作成を続けてください。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/application/account.html

2、 MyCICアカウント作成後、IEC申請 (Poolエントリー)
 「GC Key Sign Up Complete」の後に利用規約に同意すると、MyCICアカウント作成画面へと進みます。秘密の質問の設定に進み、MyCICアカウントを作成してください。次にIEC申請画面に進む事ができます。ページ真ん中あたりにある「International Experience Canada(IEC)」をクリックし、必要事項の入力を行ってください。
 ※GC Key作成時と同様のウェブサイトより「Continue to GC Key」をクリックし、自分で作成したログインID・パスワードを入力し、「Sign In(ログイン)」からMyCICアカウントを作成する事もできます。ログインに成功すると、秘密の質問の設定に進み、MyCICアカウントを作成後、IEC申請画面に進む事ができます。

3、招待レターの待機
 申請してしばらくすると通知メールが届きます。IEC申請が無事完了しましたよ、という意味合いのメールなので、後は招待レターが届くのを待ちましょう。
(届いたメールのPDFを開けると「You have been accepted to the International Experience Canada pool(s)」という表記のあるレターを確認できます。)

4、招待レターが届いたらWork Permitの申請
 招待レターが届くと「Work Permit」という行が増え、Messages about your IEC Profileに「IEC Invitation to Apply Letter」が届いています。PDFを開けると「Invitation to apply for an International…」と記載されています。次のステップへ進める期限は10日間なので余裕を持って早めに進める様にしましょう。Work Permitの申請には家族構成フォーム、英文履歴書、証明写真、パスポートのPDFが必要になります。

5、受領・バイオメトリックス

 「Check status and message」をクリックし、状態を確認してください。申請が無事完了していれば、「Submission Confirmation」「Confirmation of Online Application Transmission」という2行が確認できます。これは、「情報を送信した」「送信されたも のを受領した」という意味になりますので、申請自体は無事完了しているという事になります。続いて、1−2日以内にバイオメトリックス提出に関する案内を受領します。バイオメトリックスの提出案内が届き次第、カナダビザセンターへバイオメトリックス提出のための予約を入れましょう。予約はセンターへの電話、センターのウェブサイト上からオンラインフォームで入れることができます。予約⽇に指示された持ち物を持ち、ビザセンターへ行って下さい。

6、許可
 申請に不備がなければ、バイオメトリックス提出から数⽇〜2週間ほどでビザの許可がおります。許可がおりるとメールで連絡が来ると同時にMyCICのトップ画⾯でWork PermitがApprovedとなります。PDFでレターが届いていますので、中身を確認しましょう。レターの本文⼀⾏目に「Your application to work in Canada has been approved」と書いてあればワーキングホリデービザの許可がおりたという事です。このPDFは忘れずに印刷して、カナダ⼊国時に⼊国審査官へ提示して下さい。


・注意事項
 スマホ画面からだと文字を認識しない場合もあります。申請はパソコンからする事をおすすめします。また、申請の書類添付誤りやビザ取得後の却下ボタンを押す、などパソコンの操作ミスによりビザ取得ができない人が毎年でます。分からない事があれば、無料エージェントへ相談しましょう。ビザの事だけではなく、より良いワーキングホリデーにするためのアドバイスももらえます。以下ウェブサイトは非常に参考になるコラムですので、これからカナダのワーキングホリデーを考えている人は必見です!

カナダ・トロントでのワーキングホリデー【失敗しないワーホリ術】
失敗から学ぶ!カナダワーキングホリデーで重要なこと!
カナダのワーホリで稼ぐなら絶対に「ローカルジョブ」!【お給料事情と仕事探し方 】
ワーキングホリデーで語学学校は絶対行くべき!【ワーホリ成功への秘訣】
カナダのワーホリ(ワーキングホリデー)を徹底解説!【2019年版】
⼈⽣ 1 度のカナダ、ワーホリ(ワーキングホリデー)を失敗させない、インターンシッププログラム

■観光ビザ(eTA)について

■観光ビザ(eTA)について

●観光ビザの概要
 観光ビザとは、観光、友人・親族訪問、出張などの目的でカナダに入国するためのビザで、最長6ヶ月まで滞在する事ができます。観光が目的のため滞在中に仕事はできませんが、6ヶ月までの就学は可能です。日本国籍の場合、観光目的となる一時滞在についてのビザ取得が特別に免除されています。しかし、2016年3月15日より「空路」でカナダに出国及び入国する場合、電子渡航認証eTA(Electronic Travel Authorization)への申請・登録が必要になりました。カナダへの移動を「陸路」で行う場合は不要です。

・就学:最長6ヶ月まで
・就労:不可
・滞在可能期間:最長6ヶ月まで
・その他特記事項、注意事項:片道航空券の場合、入国を拒否されるケースがあります。往復航空券を準備しましょう。

●ビザの申請方法
・必要なもの
 パスポート、7カナダドルを支払うため、下記いずれかひとつをご準備ください。
• 各種クレジットカード(Visa®、Mastercard®、American Express®)
• 各種プリペードカード(Visa®、Mastercard®、American Express®)
• 各種デビットカード(Visa Debit、Debit Mastercard)
• 銀聯(UnionPay®)カード
• JCB®カード
• Interac®(カナダのデビットカード)

・申請の手順
 以下ウェブサイトよりオンライン申請書を使用し、必要事項を登録してください。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/visit-canada/eta/apply-ja.html

・注意事項
 アメリカを経由してカナダに入国する場合は、ESTA(14アメリカドル)の申請も必要です。

・eTA申請に関するEメールは多くの場合数分以内に送られてきます。申請が認められる前に書類の提出が求められる場合もありますが、この場合は72時間以内にそれに関する指示を記載したEメールで送られてきます。メールが来ない場合は以下ウェブサイトでステータスを確認する事も可能です。
https://onlineservices-servicesenligne.cic.gc.ca/eta/applicationQuery?lang=en&_ga=2.202399057.1775481457.1495610320-2143435891.1493198425

■まとめ

■まとめ

就学期間や目的によって申請するビザはそれぞれ異なりますので注意が必要です。ビザ申請以外にも留学準備にはやらなければいけない事が多く、特に留学やワーホリの成功を左右する語学学校選びはできるだけ早く情報収集を開始する事を強くおすすめします。以下のサイトでは、カナダにある語学学校のリアルな口コミや現地留学情報に関する詳細をチェックできますので、留学・ワーホリの事前準備の際には必見のサイトと言えます。有意義な海外生活を送るためにも、一度チェックしてみてくださいね!

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