• 2017/12/28
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留学前に要チェック! オーストラリア・シドニーの知っておきたい治安情報

オーストラリアへ留学に行くとなると、治安はやはり気になるポイントのひとつではありませんか?

特に最近は世界各地のテロ騒動などのニュースが多く、ご自身はもちろん、特に日本で待っているご家族が大変心配されることと思います。オーストラリアは比較的安全な国と言われているようですが、実際はどうなのでしょうか。

本記事では、私がオーストラリア・シドニーに3年暮らして実際に感じた、シドニーの治安についてまとめたいと思います。

ちなみにオーストラリアの緊急番号は「000」。簡単なので覚えておきましょう。

オーストラリアの銃問題

オーストラリアの銃問題

オーストラリアの銃規制は年々厳しくなっています。銃社会のアメリカに比べるとさすがに事件の数は少ないですが、それでも銃の乱射事件が過去に起こっていることは事実です。

つい最近である2014年に、シドニーのシティ中心部にあるカフェが襲撃されるという事件が起きました。この事件が起きた時私は大学で授業を受けていたのですが、クラスの皆が一斉に大学から事件の情報をメールで受け取り、授業は中断され家に帰されました。 襲撃されたLindt Caféには行ったことが無かったものの、そのカフェのあるMartin Placeという広場には何度も行ったことがあったので、あの場所で何人もの人々が人質になっていたということを考えるとテロの恐ろしさを大変身近に感じました。

この事件以来、政府は更に徹底して銃規制を行い、オーストラリアでは現在一日平均464丁の銃が自己提出されているそうです。銃規制の全く行われていないアメリカに比べれば、オーストラリアは比較的安全だとは思いますが、それでもテロの確立がゼロではないのが事実です。

シドニーの電車は快適

シドニーの電車は快適

日本人の方には、海外の地下鉄・電車はとても治安の悪いイメージがあると思います。実際私も、ロサンゼルス、ロンドン、パリなどの地下鉄に乗ったことがありますが、確かに安心して乗っていられるような雰囲気ではありませんでした。それに比べ、シドニーの電車はとても快適です。

そもそも、シドニーには日本やヨーロッパにあるような地下鉄は存在しません。ヨーロッパ(特にパリ)の地下鉄は古くて切符が安い上、切符の有無のチェックを徹底していないのでホームレスやお金の無い麻薬中毒者たちが電車に乗り込んできてお金を催促してきます。

それに比べ、シドニーの電車賃はそんなに安くはないので、そういったことが滅多に起こりません。また電車内にはどの車両にも監視カメラが設置され24時間監視されています。更に頻繁な割合で改札口のところで切符のチェックや、またこれはごく稀ですが、警察犬を使った麻薬取締なども行っています。

週末の夜遅い時間に電車に乗ると、パーティーに行く途中や帰る途中の酔っ払った若者たちがいることが多いですが、うるさく騒いでいるだけなので関わらない限り害のないことがほとんどです。

余談ですが、シドニーの電車は比較的新しく2階建てなので、ラッシュ時でない限り高い確率で座れます。更に車窓からの景色がとても綺麗で、シティの北から来る場合は途中であの有名なハーバーブリッジを通るのですが、そこから見える景色は最高です。

ちなみにメルボルンの電車にも乗ったことがありますが、日本の電車内と少し似ている雰囲気で、こちらも比較的安心して乗れました。

盗難

盗難

シドニーは日本に比べると盗難率が大変高いように思われます。

実際私が住んでいた近所でも連続で空き巣事件が起きたり、車上荒らしがありました。周りからも「〇〇を盗まれた」なんていう話が度々入ってきていたので、やはり盗難が多いようです。日本人観光客がカモにされるというのはあまりにも有名な話で、オーストラリアも例外ではないと思います。

また盗難が多いためか、オーストラリアのショップの入り口に警備員が立っていることがよくあります。店を出る時にバッグの中身を見せるよう言われ、知らない方は自分を万引き犯と疑っているのかと嫌な思いをするかもしれません。ただこれは誰に対しても行っていることであり、彼らも仕事でやっていることです。また礼儀を守って行っている方がほとんどなので、文句を言ったり対抗したりせず、素直にとカバンの中を見せて気持ち良く店を出ましょう。

夜のシドニー

夜のシドニー

夜のシドニーもそこまで治安が悪いといった感じではありませんが、これは個人的な意見で、もちろん場所にもよると思います。ただ、道端の酔っぱらいは多く、女性であると特に声かけられたりすることがありますが無視しましょう。また、これはどこの国でも同じですが、夜は一人で出歩かないことと、人の多い大通りを歩くことが賢明です。

また、シドニーのバーやパブには警備員が基本一人はついています。シドニーは特にアルコールに厳しく、バーなどに入る前に既に酔っている姿を見せると入れてもらえません。バーテンダーも明らかに酔っ払っている人には、それ以上お酒を出してはいけない決まりになっていますし、酔っ払って周りを困らせている人は警備員からバーを追い出されます。少し厳しすぎではないかと思われる部分もありますが、そのおかげでバーやパブの中で酔っ払いが大騒ぎを起こすようなことは滅多にありません。そのため、私は個人的にシドニーのバーやパブには安心して行けます。

しかし、クラブとなると人の数が多いので警備員の目はさすがに行き届きません。クラブは楽しいですが、女性2、3人で行くとやはりナンパされることが多いです。ナンパされることを目的に行く方もいるようですが、やはりそういった場所は安全性に欠けているので注意が必要です。睡眠薬を入れられないよう自分の飲み物から目を離さないことも大切です。

まとめ

まとめ

総合的にみて、シドニーはそこまで治安の悪い都市ではないと思います。

もちろんテロや事件の可能性は十分あり得ますし、そういった可能性を日本にいる時よりも身近に感じることがあります。しかしこれはオーストラリアに限った話ではなく、ヨーロッパやアメリカに比べるとオーストラリアはまだ比較的安心な方だと思われます。また、シドニーでは盗難の被害が目立つように思われるので、貴重品には十分気をつけて、楽しい留学生活を送りましょう。

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このコラムの著者

KT525

シドニーのマッコーリー大学を卒業。
趣味は海外旅行、映画鑑賞、スノーケリングなど。 この著者の投稿一覧 >>

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